就寝中の火災から身を守るには
火災による死者は年間1000名を超え、原因は逃げ遅れがほとんどといわれます。就寝中、発生した火災に気づいたときは、きっと、どうにもならない状況でしょう。私たち人間は熟睡してるとき、果たして、どの程度の焦げ臭さ、火や煙、熱さ、燃える音、苦しさで目が覚めるのでしょう。
暗闇の中で、突如、このような状況になると、何が何だか分からずパニックとなり、結局、多量の煙を吸って意識を失うと思われます。
これを防止できるのが住宅用火災警報器です。夜間、就寝中に【火災を素早く知らせる優れもの】で、近年、一般住宅に設置が義務化されました。火災警報器ほど命に直結し、絶体絶命の危機から救ってくれるものはありません。
ところで、本日、これをテーマら選んだ理由はパンフレットや業者の説明で腑に落ちないことがあります。
それは火災警報器の設置方法です。煙式と熱式の2種類があり、設置場所は寝室、2階建では階段の上部、廊下など煙式を設置となってます。台所には熱式がよいとのことです。
実際を想定してみます。夜間、台所付近から火災が発生した場合です。現在の住宅は高気密でドアーもぴったり閉まり、2階で熟睡中、台所の警報器が鳴っても果たして目が覚めるかどうか疑問です。続いて階段の警報器が鳴れば気づくかもしれないが、階段の警報器が鳴ったときは黒煙の上昇のため、もう階段からは降りられません。熱く猛毒な黒煙の中、逃げ場を失います。
つまり、多くの警報器は【火災を感知してそのままそこで鳴るだけ】です。火災発生と同時に2階の寝室の警報器は鳴らないのです。
警報器の音はかなり大きいと説明がありますが、お酒でも飲んで2階で熟睡してるとき、あるいは耳の遠い高齢者は気づかず逃げ遅れる可能性が大です。
この不安を解消するには、【火災発生時に住宅内すべての警報器が同時に鳴るシステム】です。費用がかさんでも命には代えられません。
避難路について、2階で寝てる場合、階段の他にもう一つ避難路が必要です。階段から降りられないことを想定し、アルミ製の梯子を【屋内に用意】すべきです。
千日デパート火災では7階のキャバレーでホステス約70名を含む118名が逃げ場を失い、折り重なるように犠牲となりました。その中で唯1名のホステスが生き長らえたのです。
さて、問題です。【彼女はどうして九死に一生を得たのでしょう。】
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