2017年4月27日 (木)

やればできる・・・100キロの植木鉢を10m移動

P1020810【今が盛りの赤紫の藤・・・移動後の写真】

 今まで庭の真ん中にあって、前の道を通る人たちには見難かった重さ推定100キロの藤の植木鉢を一人で移動することにしました。道を通る人の目の高さに合わせ植木鉢の下にブロックを入れ高さを調節します。
 
 初めに、少し動かそうと試みても重くて全くビクともしません。てこを使っても動きません。実は植木鉢の下から太い根が3本も出ているではありませんか。下の土から養分を摂っていたのです。その根の長さは何と3mほどです。いったい私はこの植木鉢をどのようにして10m先へ移動したのでしょう。
 
P1020815【レース鳩も藤を眺めてる】
 
 いよいよ作業に取り掛かりますが、どうにも動きません。先ず、下から出てる太い3本の根を傷つけないように掘り出しました。見た目には竹の根のようです。運良く、根は10㎝ほどの深さであまり深く入ってなく、比較的簡単に掘り出せました。いよいよ動かしますが、根を掘り起こしても重くてだめです。
 
 その後、植木鉢の下を掘り、角材を入れ「てこ」にして私の体重をかけたら少し持ち上がるではありませんか。小さな望みが生じました。「よし、騙し騙し少しずつやろう」と持ち上がった植木鉢の下に丸太を入れました。
 
P1020822【飛び石の道を通って移動】
 
 重いので腰を痛めないよう意識し、植木鉢の片方の端を思い切り持ち上げたら持ち上がりました。そして植木鉢を捻ったら少々回転します。「よし、しめた!」と自信が生まれ、そのまま、ご覧の飛び石まで出しました。植木鉢の端は大きな車の様に丸いので、後は左右に少しずつ回しながら移動です。藤には4mほどの枝があり、花がついてます。
 
 途中、他の植木に接触して藤の枝が折れないよう気を配りつつ必死に少しずつ移動です。動き始めたら結構動くものです。
 
 【難題とは取り掛かるまで心理的負担を感じても、取り掛り軌道に乗れば意外と進捗するもの】と思いました。このことは他の場面でもありうることで、工夫する心の持ちようが肝心と自らに言い聞かせます。
 
P1020804 【土台にブロックを入れる】
 
 誰もいない庭で一人黙々と工夫しつつ重労働するのも時には脳と体力を使うので、日頃ののほほんとした生活に刺戟を与え、良い事と作業後に思いましたが、よくこんな重いものを移動したものです。植木鉢の直径65㎝、高さ43㎝です。植木鉢の中の土が重いのです。
 
 P1020806【移動後、前の道から眺めた光景】
 
 植木鉢の中に花木用の土を補充し、水をたっぷり与えました。花が萎む気配がないので移動は成功したようです。
 
 オバマ前大統領の言葉Yes, we canが脳裏に蘇ります。それに引き換え、新大統領の言葉We make America great again.に何とはなしに行く末に不安を感じるのは私だけでしょうか。今宵「バク」で慰労会です。
 

| | コメント (0)

2017年4月24日 (月)

歯周病が脳梗塞などに関係するといわれる

P1020798 【咲き出した貴重な日本シャクナゲ・・・筑紫】

 約1ヶ月前、おにぎりの中に硬い石のようなものが混入し、知らずに噛んでしまった私はあまりの音の大きさに驚きました。左上7番の歯です。上の歯のため「ガリ」という音が頭全体に響き、これは一大事と咄嗟に飲み込んではならないと思いました。
 
 その時は痛みはなく咀嚼できたのに、案の定、3日ほど後に痛みが始まり、ついに掛り付けの歯科に診察してもらいました。詰めてあったところを取り去り、治療の開始です。しかし、なかなか治癒しません。すでに8回ほど通院してます。
 
 治療を開始し2週間経過しても変化がないことから、医師は本体にひびが入ってる可能性があるとのことでレントゲンを撮りました。しかし、ひびはないようです。もう、1ヶ月近く通院です。今では全く痛みはありません。もう少し、通院を重ねて開いた穴を詰めてもらいます。
P1020814 【西洋シャクナゲの開花】
 
 歯科の待合室で待ってたところ、一枚のポスターが目に止まりました。【歯周病が脳梗塞に関係してることをご存知ですか】というもの。一般的に、私たちは歯が他の重篤な病気に関係するとは考え付きません。
 
 それは一般の病院でも内科と歯科は別になってるので関係ないと思い込みがちです。しかし、病院の科は別であっても、同じ一つの体です。このポスターは脳梗塞に関係する「歯周病になるな」という教えです。
 
P1020792【亡父が50年前に植えた八重桜が満開】
 
 私は歯周病=periodontitisを患ったことはありません。歯のブラッシングは毎食後、歯の裏側を中心に行い、ついでに舌苔も取り去ります。一般的に私たちは「歯磨き」という言葉を使うことから、歯石を取り去る本来の目的を見失いがちでしよう。
 
 ですから、言葉としてブラッシングの方が歯石を取る具体的な言い方です。歯を磨けば白くなりますが、肝心要は「歯と歯の間」や「歯と歯肉の間」にへばり付いてる歯石=tartarを取り去るつもりでブラッシングしなくてはなりません。
 
 ところで、本日、歯科医師に前述のポスターの内容について訊ねました。書いてあるように「歯周病は脳梗塞や心筋梗塞に関係があると言われてる」とのことです。また、歯石が付着するのは唾液が分泌する場所に多く、その位置は「奥歯付近」と「下の前歯の裏側付近」とのことです。私たちはこれを頭に入れ効果的にブラッシングすべきでしょう。
 
 また、概して糖尿病=diabetesの人に歯周病患者が多いそうで、未然に糖尿病を防ぐことが歯周病を防ぎ、延いては脳梗塞=cerebral infarctionを未然に防止する生活習慣といえそうです。
 
P1020816_2 【満開の赤紫の藤】
 
 私が考える糖尿病を予防する生活習慣は、1、ウォーキングなど心拍数105~110/m、呼吸数25回/mほどをキープする有酸素運動を週1~2回実施、2、日々、多種の食材を摂取し、量は食べ過ぎないこと。
 
 例えば、農作業や庭での作業などは、いくら身体を動かしても有酸素運動になりません。やはり、スムーズな血液循環がポイントで、通常でも血液は1分で全身を一周すると言われます。生涯、目にすることがない血液の流れを自らの意志で澱みない状態にしたいものです。
 

| | コメント (2)

2017年4月20日 (木)

一日の始まりは英作文

P1020752_2 【咲き出した庭の八重桜】

 年齢からして生粋のアナログ人間の私です。次女が大学へレポートを提出するのにパソコンが必要になり、インターネットにつながったデスクパソコンを設置しました。ところが、私の方がインターネットの奥深さや、今までにないグローバルでリアルタイムな世界の動きに魅せられてしまいました。昨今では、居ながらにして国際宇宙ステーションから送られて来るリアルタイムな地球の映像に驚くばかりです。
 
 パソコンを始めた最初は全国津々浦々のレース鳩愛好家たちと掲示板を通じてメッセージのやり取りに始まり、次第に知り合いになり、現実にオフ会で会ったりし、それは沖縄から北海道までの人たちとの繋がりです。このため現役時代とは別世界の人脈が広がってます。
 
 一方、高崎商業勤務時代に同僚であったALTのニュージーランド人Mr. Barry Spenceとフェイスブック上で、偶然にも25年ぶりに再会し、今では時差があっても毎日のようにやり取りという昔では考えらけない夢のような状況になってます。
 
 このように、フェイスブックを通じて日本のみならず海外の友人とのリアルタイムなやり取りは日々が停滞せず、生き生きした生活になってます。拙いこのブログも英語版はもとより、瞬時にして多くの言語で読め、その言語の音声まで聞けるので海外からのアクセスもかなりの数に上ってます。
 
P1020772 【赤紫の藤が開花】
 
 さて、本論です。表題が示す通り、私の一日は見たり、感じたり、体験したり、考えたことをフェイスブックを通じてほぼ毎朝、発信することに始まります。
 
 海外の友人のために日本語と同じ内容を英文でも書いてます。蜘蛛の巣の如く世界に張り巡らされてるフェイスブックならではの発信です。英文での発信はフェイスブック本来の趣旨に合致し、居ながらにして海外の方との交流は以前は起こり得なかったことで、まさにmarvelousです。
 
 日本語を話す人口は世界で2%といわれ、残りの98%は日本文が理解できない人たちです。この点からも、フェイスブックを通じて世界共通語である英語での発信は意味あることでしょう。フェイスブックは友人であれば、現在、誰がアクセスしてるか分かります。「いいね」をもらうと励みになり、また、頑張れます。
 
P1020758【春一番とレース鳩】
 
 ところで、私にとって英作文はとても楽しい英語の勉強と悟ってます。その第一は日本語を英文にすることで語彙が次第に増える気がします。これは【実際に使うことで脳に定着する】ようです。試験で良い点数を取るため頑張った若き日と、現在の私の英単語への向き方は違ってます。
 
 頭に浮かんだ「言いたいこと」を英文にするには、関係する英単語を知ることに始まります。英訳作業の中心は、学生時代にあまり引かなかった和英辞典です。和英辞典は誠に福音です。私は英和辞典を4割、和英辞典を6割の頻度で引きます。
 
P1020759 【私にとってなくてはならぬ2冊】
P1020761 【左の本】
P1020760 【右の本】
 
 例えば、音楽会の感想、意見、その他、考えを英文にするには、前述の通り、ボキャブラリーが基盤です。その他、気をつけべきは文法です。文法は外国人に良く伝わる表現方法です。英文法は英作文のためにあると悟ります。
 
 英文を書くには、三人称、単数、現在では動詞にsやesをつけること。一つの文の中では、現在、過去、未来を統一します。便利な現在完了を使うと時間の流れが明確になります。また、英文と日本文が大きく異なる点は語順が逆で、五文型に従います。その他、関係代名詞や関係副詞は便利です。
 
 昔の英作文はすでに問題があり、それを解く方法で、内容は自分に関心ない題材が多かったです。現在、書く英作文は内容に興味関心が高いです。
 
 英文を作るには、あちこち見聞を広めたり、珍しい経験や楽しい体験をしたり、内容は自らの感想や考えが基本で、要は「意識的に自らに必要性を課す工夫」です。上記の二つの辞典は「アメリカで通じる有用な言い回しを内包し」私にとってindispensableです。
 
 フェイスブックは早朝に発信し、英作文は朝飯前の一仕事です。【英作文は朝飯前ではありません。】残された人生は、日本文と英文でいろいろ表現できるようめざしたい。 
 

| | コメント (2)

2017年4月17日 (月)

10年以上、咲かなかった永泉寺の藤に蕾がつく

P1020733【本日、庭の藤の蕾】

 一年半ほど前、近所のO宅から昔咲いた藤がもう10年以上も開かないとの連絡をもらい、早速、伺って拙い体験から、これは剪定すれば咲くと瞬時に感じました。私は遠慮なく剪定作業に入り、剪定した枝は全体量の約半分に相当し、ずいぶん隙間ができ、これで来春は咲くだろうと密かに確信を持ちました。
 
 というのは以前に、私自身が同じ悩みを5年ほど持ち続けていたからです。購入時は赤紫がきれいに咲いてたのに、何故、咲かないのだろうと首をかしげる毎年でしたが、あるとき、枯れて元々と思い、長く細い枝をバリバリ切り落としてみました。
 
 そしたら何と翌春、夢のように蕾がたくさん付いたではありませんか。このときの喜びは忘れられません。素人でも「やればできる」と私に一つの自信が生まれました。これと同じ方法で開花したOさんの喜びは大きく、近年ご主人を亡した寂しさの中にあって、諦めてた藤が咲き、作業をした私も本当に良かったです。
 
 日常生活においても、私は何事も自分本位になりがちで、益ばかり得ようとしてしまう心があります。時に諦めてしまったり、物事に対し不満を持ち易いものです。しかし、植物も含め相手の心境に入れれば、あるいは、良く観察することで諦めてたことがいとも簡単に解決できることがあると藤の剪定から学んだ思いです。
 
P1000993 【5年間咲かなかったのがうそのような庭の藤】・・・拡大してご覧ください。
 
 先ず、藤は水分をすごく必要とする植物で、これは真夏の日照りに水が切れると葉がすぐ萎れることから分かります。水が豊富であれば、蔓るが伸び、どんどん成長します。成長は結構なことであっても、肝心な花が咲かないのでは何にもなりません。
 
 根から吸収する栄養分は新たな蔓や枝を成長させるためで、それらに栄養が行き過ぎると「養分に蕾を作る余裕がなくなる」と考えます。この対策は、夏になったら一度思い切り剪定すると養分の流れが蕾を作ることに専念し、翌春の開花につながると考えます。
 
 専門家【植木職人】に訊かなくても、私たちは自身で細かく観察することで植物の本質を見抜いたり、植物が欲してることに思い当るものです。
 
P1020738
 
 ところで、近隣のOさん宅で開花した藤を近くの永泉寺の娘さんが見たことで、またもや私に依頼がありました。寺の境内にある二本の藤がもう10年以上も咲かないとのことです。私はすぐ拝見したところ、いわゆる枝がボーボーの状態で、瞬時にこれでは咲かないと判断できました。早速、思い切り剪定です。
 
 他人の家の植物を剪定するのは気が引けても、開花を望む心に寄り添えるならと遠慮なく、無駄な枝を切り取り、四方八方に出てる蔓や小枝を切断です。これが昨年の夏でした。
 
P1020740 【今春はたくさん蕾を持った永泉寺の藤】・・・拡大してください。
 
 どうしたことでしょう。今春は予想を超えた蕾が生じ、その数50個以上です。植物は手を加えれば、必ず応えてくれることを今回も学びました。
 
 私は植物が好きでも、いわゆるプロではありません。しかし、咲かない藤を咲かせるには剪定が必要なことを体験から知り得ました。永泉寺では君子蘭も良く咲かないそうで、こちらも来春は咲くようお手伝いします。実は永泉寺は私の菩提寺ではありませんが、私の叔母や従兄が眠ってます。藤や君子蘭、そしてシャクナゲが毎春咲くようにこれからも世話を続けます。
 

| | コメント (0)

2017年4月13日 (木)

全線開通した上武国道をAudi TT Quattroで走る

P1020703【前橋~渋川間の上武国道】・・・Enlarge the photo please!

 埼玉県熊谷市から群馬県渋川市まで、ほぼ群馬県内を南東から北西へ縦貫する上武国道【国道17号線】がこの度、全線開通しました。一部が開通していた期間でも私の住む高崎市から離れてるので殆ど走ったことはありません。しかし、今回、全線開通を機会に境町付近から渋川市まで、つまり南東から北西へ、およそ40Kの距離を黄色い愛車で走ってみました。
 
 ここを通過する車の大半は大型トラックです。いかにこの道が太平洋側と日本海側を結ぶ流通にとって動脈であるかが分かります。今まで国道17号は高崎市経由てあったことから渋滞や遠回りで時間的、経済的ロスがあり、輸送には大幅な遅延がありました。
 
 全面開通は三角形の一辺を通過することであり、大分、時間の短縮と思われます。高速道路は通行料金が高価なことから、流通業者はメリットあるこの道路の完成を待ち望んでいたことでしょう。今回、伊勢崎市付近では大分込んでいました。このため、写真は空いてる状況下で撮影です。
 
P1020696【伊勢崎市~前橋市間付近】
 
 運転中、前方に見える景色は常に右に赤城山、左に榛名山であり、目的地方向にあるのが、その間にある子持ち山です。如何にも群馬の特徴を表現する山岳光景を眺めつつの運転です。ですから、私は南東から北西に向かって走るコースの方が景色に見応えがあると推測し、境町から入りました。
 
P1020701 【前方は榛名山】
 
 現在のところ、上武国道では途中に道の駅やサービスエーリア、コンビニが全くないことから、運転者にとってトイレ休憩の場所がありません。おそらく、道が完成したので今後は続々できることでしょう。
 
 ところで、上武国道は高速ではありませんが、概して道路が一般の位置より高く土盛りしてあり、しかも路面がとても良く、景色も素晴らしいことから恰も高速を走ってる錯覚になりがちで、道路状況が空いてくると、どうしてもスピードが出やすくなり、これは気をつけるべき盲点です。
 
P1020695【右の遠望は赤城山】
 
 7年間、勤務してた県立前橋高の遥か北方を通過すると、眼前は次第に雄大な山々が接近し、故郷・群馬を感じる落ち着いた光景が迫ります。家を出で70Kほど走り、私は暫くぶりに距離を乗ったので、良いことを思い出しました。
 
 それは運転中に遠方より見え始めた独特な建物です。「そうだ、ここで一風呂浴びよう」と暫くぶりにユニークな高層建築の日帰り温泉「スカイテルメ渋川」に方向を定めました。
 
P1020709 【独特なスタイル・スカイテルメ渋川温泉】
 
 ここの浴槽は5階にあり、エレベーターで昇ると東に赤城の湯、西に榛名の湯に分かれ、今回は赤城の湯に入りました。建物の尖った最先端が露天風呂です。
 
 暫く室内風呂で温まってから、景色の良い露天風呂に行きましたが、この日の天気は晴れ渡っても、物凄く冷たい風がもろに当たり、寒くて寒くて景色を見渡す余裕はありません。寒冷のためお湯の温度も低めです。
 
 結局、景色は内風呂から眺め、優しい姿の榛名山、偉容を誇る赤城山を眺めつつ、上武国道を縦貫した走りを思い浮かべました。
 
P1020418【Audi TT Quattroの近影】 
 
 帰路は異なる道路経由で、高崎に向かいましたが、一ヶ所、上武国道の下を通過しました。その写真が下です。なかなかしっかり出来てる道路建設です。
 
P1020710【八木原付近の上武国道】
 
 ところで、現在、社会問題化してるのが高齢者の運転による交通事故の増加です。1ヶ月前に、私の家から150メートル離れた地点で、乗用車が転覆してるのです。横転ではありません。しかも、道幅が狭い道路です。転覆させようとしてもこんな狭い道ではできる筈がありませんが、実際にその凄まじい光景を見て感じたことは、おそらく高齢女性がブレーキをアクセルと間違ったと感じました。何ヶ所か道端の電柱など激しく当った傷が残ってます。
 
 時間帯は午後3時半頃で、おそらく、運転者はどうにも止まらない心境となって、思い切りハンドルを切った考えられます。このため狭い道で転覆です。ここは小学生の通学路。運良く子どもたちは巻き込まれませんでした。
 
 現在、高齢者による運転免許証の自主返納が進められてます。これは事故を未然に防ぐための画期的な制度です。私もいずれ返納しますが、未だそのつもりはありません。
 
 運転席に座ったら、まず、右足でブレーキを踏み、「踏んだ感覚をしっかり、脳に叩き込みます。」未然に対応する脳の力を養うべきで、この準備なしで車を動かすと運転感覚は非常に危ういものになると考えます。
 
 車とは動かすのは簡単でも、いざという時、停止できるかどうかが運転者の真の技量です。
 

| | コメント (0)

2017年4月10日 (月)

大腸は「第二の脳」・・・便秘にならない食生活

P1020686_2

P1020687_2

 本日の午前11時頃、群馬県上空に不思議な円が広がりました。その時間僅かに10分ほどで、今まで見たことがない大きな輪でした。今回の不思議な円は円の一部に太陽があるのです。恰も、皆既日食に起こる「ダイアモンドリング」と同じ形です。あまりにも大きな円なのでカメラに全体像を入れることができません。
 
 今までに見たことがある「いわゆる太陽が傘をかぶった光景」ではありません。傘をかぶるときは太陽が円の中心に入ります。しかし、今回、太陽が円に接してることから不思議に感じます。太陽を含む円の画像を部分的に撮影したのが下の写真です。
 
P1020690
 
 一方、良く観察すると途中から太陽を中心として傘もかぶり始めました。最初は気付きませんでした。太陽の近くには前述の不思議な円と傘をかぶった円の二つの円が見えます。もう一枚の写真でもそれが分かります。
 
 いずれにしても、大きな円の縁に太陽が接してる光景は見たことがなく、すぐにカメラに収めました。もしかして、生涯最初で最後かもしれません。どなたかこの現象について、ご存じの方がおられましたらコメントをお願い致します。
 
P1020656【満開の源平しだれ】
 
 本日のカテゴリーは「大腸の健康」です。一般的に「ふくらはぎは第二の心臓」と聞きます。一方、昨今では「腸は第二の脳」といわれます。特に大腸の調子がよいこと、つまり【便秘にならないこと】が脳の活動にプラスに影響するようです。
 
 体験上、キャフレイズで鍛練すると、脹脛が大きく硬くなり、下半身の血流が促進し、確かに心臓の調子は良くなり、不整脈など感じなくなります。
 
 有史以前に人間が二足歩行を開始したことで、足の血液が心臓まで押し上がるには上下の差があり過ぎ、それ以来、困難になって来たために脹脛の働きが重要になったと考えられます。
 
P1010585
 
 キャフレイズの鍛錬は行進曲風の音楽に合わせて、階段の渕など段差があるところで、つま先を台に乗せ、踵を上下運動すると効果的にできます。頑張って100回はやりたいものです。
 
P1020672 【烏川のほとりにある桜・・・倉賀野町】
 
 ところで、この一年間、私は2回かなりの便秘=constipationになり、「どうしたことか」とトイレの中で一人悩みました。同じ過ちを2回繰り返してしまったのです。人間とは忘れたころに同じ過ちを繰り返すものです。
 
 一回目は「大和芋の食べ過ぎ」です。これは粘りがある芋で普通の山芋より断然、粘着力があります。あまりにもおいしくて食べ過ぎたところ、さあ大変、その後のトイレで七転八倒の日々です。当時、原因に気づきませんでしたが、考えた挙句に分かりました。
 
 それから約10ヶ月して、今度は里芋を主食代わりに食べました。あまりにもおいしかったからです。一人暮らしは料理が楽な方がいいと思い、すでに皮が剥けてる里芋を購入し、多くを食しました。その後、さあ~大変です。食して極楽、その後は地獄。
 
 忘れかけてた「あの苦しみ」の再来です。「美味しいものには毒がある」。毒ではありませんが、食べ過ぎによる副作用と気づき、もう、おいしくても芋類は量をたくさん食べないと、一人トイレの中で心に誓いました。
 
P1020655 【春一番】
 
 天災は忘れたころにやって来ると言いますが、私たちの心の中にも忘れたミスが再来するものです。時々、拙いブログでも書いてますが、摂取する食品は「種類は多く、量は少なく」です。この鉄則を今度こそ忘れないように気合いを入れ、心に叩き込みます。
 
P1020657 【雪柳】
 日々、便秘状態では脳がよく働きません。それは常にそのことが心の重石になって新たな発想など生まれるわけがないからです。大腸の調子を整え、脳が思う存分活動できる状態を作るには、日頃の食材選びと食事法が肝心と肝に銘じます。
 

| | コメント (0)

2017年4月 6日 (木)

強靭な呼吸筋が姿勢をも正しくする

P1020647 【開花した西洋シャクナゲ大輪】・・・拡大してご覧ください。

 二十四節気の一つ「清明」となり、公転軌道上を行く地球から見る太陽は「魚座」の中に入ってます。古代バビロニア人の喩えのように、この星座は恰もチグリス川とユーフラテス川のような形をなし、現在の太陽はこの両河川の間にあるメソポタミアに当たる位置に来てます。
 
 何故これが言えるかは、半年前の10月8日「霜降」の午前0時に「魚座」は南中してたからです。
 
Photo【国立天文台より】
 
 このチャートを見ても、実際に夜空を見ても10月8日「霜降」の午前0時に「魚座」が南中してます。このとき、太陽~地球~魚座に並んでいましたが、半年経過した現在、地球は公転軌道上を半周したので、地球~太陽~魚座の関係に並んでます。現在、地球から見ると太陽と魚座は同じ方角にあります。
 
P1010541【鏑川と烏川の合流点にある土手】
 
 「清明」である今の季節は私たちにとって一年でも最も希望に満ち、地表の植物は青々と生命力に溢れてます。
 
 ところで、二十四節気は古代中国で考案されたと伝えられ、当時、太陰暦のため暦と季節にずれが生じ、農耕などに不便があることから二十四節気が生まれたと歴史は伝えています。やがて、この二十四節気が日本へ導入されたのは江戸時代になってからのようです。
 
 二十四節気は太陽の位置がそれぞれ赤経=Right Ascensionの各hに一致し、春分=0h、清明=1h、穀雨=2h、立夏=3h、小満=4h、芒種=5h、夏至=6h、小暑=7h、大暑=8h、立秋=9h、処暑=10h、白露=11h、秋分=12h、寒露=13h、霜降=14h、立冬=15、h小雪=16h、大雪=17h、冬至=18h、小寒=19h、大寒=20、立春=21h、雨水=22h、啓蟄=23h、春分は基点であるので0h又は24hとなり理解しやすいです。
 
P1020652 【源平しだれと緑の鳩舎】
 
 ところで本題です。自然の恩恵の中で生きてる私たち人間は、酸素を肺に吸入し、肺でガス交換することにより、血液の中に酸素を取り入れ、不要となった二酸化炭素を体外に放出する一連の呼吸を誕生した瞬間から繰り返しつつ生命を維持してます。
 
 この呼吸という大切な生命維持作用を無意識のうちに行ってるのが肺の周囲にたくさん存在する呼吸筋です。故に、私たちは元気なうちに弾力性に富み、かつ強靭な呼吸筋の発達をめざし、この大切な筋肉を鍛練しておくことがanti-sarcopeniaにつながり、生命をいつまでも維持するため断然有利と考えます。
 
 呼吸筋を鍛えるには、身体を捻るとき「息を絞り出す気持ち」でたくさん吐き、呼吸筋を伸ばす感覚です。胸を開くとき、両肩を上げるときたくさん吸い、やはり呼吸筋を伸ばす感覚です。力を抜いてすべてリラックスするとき呼吸筋が縮む感覚です。
 
 ウォーキングの場合、有酸素運動なので呼吸を意識して歩く習慣が大切です。通常、ウォーキングでは4歩で一呼吸です。つまり、2歩で吸い、2歩で吐きます。また、私はソプラノサックスを吹くので瞬時に息を吸い、可能な限り長い時間をかけて吐きます。管楽器を吹くことが呼吸筋の鍛錬につながれば、演奏と共に一石二鳥です。
 
P1020622【しだれレンギョウ】
 
 一方、ラジオ体操は体験上、殆どの動きが呼吸筋の伸縮に結びついてます。ラジオ体操の時間帯は朝6時30分だけでなく、8時40分、正午、午後3時からの一日4回放送してるので利用し、ぜひ「呼吸筋の伸縮」を意識して体操したいものです。
 
 尚、背中の呼吸筋を強靭にすると、結果的に背中の筋肉が鍛えられるので、正しい姿勢につながります。姿勢が正しければ呼吸がしっかりできます。これからの季節は野山に出て、骨を丈夫にする意識=anti-osteoporosis、筋肉を増やす意識=anti-sarcopenia、呼吸筋=respiratory muscleを鍛える意識が高齢化社会における「健康の基盤」と考えてます。
 

| | コメント (8)

2017年4月 3日 (月)

自然界に合わせ四月の交配・・・ランボー号系など

P1020576【花と共にある緑の鳩舎】

 60年間レース鳩を飼育して、今年初めて4月の交配を試みてます。今まで秋レースに有利なために、早ければ1月あるいは2月に交配してました。交配してから大雪が降ったり、まだまだ寒い季節の孵化は、主翼の伸びや換羽の早さが二番仔に先を越されました。
 
 レース鳩と野鳥は異なっても、例えば、選手鳩の舎外では暫くの期間、1時間30分の遠征をし続け、その間、鳩舎近くで飛翔する姿は見えませんでしたが、3月下旬からは遠征後の帰還が1時間に短縮してます。
 
 これはいわゆる「盛り」が来て、鳩舎内では一日中オスがメスを追いかけ、体力が消耗してるからと考えられます。選手鳩鳩舎は♂♀分離可能ですが、時間の無駄をなくすため一度に舎外してます。しかし、選手鳩のこの動作は、いよいよ種鳩にとって本来あるべき交配時期と察し、本日、4月3日は温暖な気候なので午前中に交配しました。
 
 全部で9ペアーです。一方、自然界の動きでは、私がウォーキングしてる鏑川でも春分の日を境に白鳥がシベリア方面へ渡りを行いました。これは子育てのためです。また、蟻が地表で活動し始めてます。結果的に、今春はこれらの自然界の動きにレース鳩の交配時期を合わせてみました。今までの作出より、1番仔の成長は良くなるか比較してみます。
 
P1020319【毎朝、舎外の黒旗を三階の窓に掲げる】
 
 13年前、小学校の現職の校長であった妻に先立たれ、現在2人の娘は比較的近くに嫁ぎ、一人暮らしにとって持寄り時間は私の夕食の準備時間と重なり、自身の健康を優先することから持寄りが困難となり、レースに参加してません。
 
 しかし、毎日すべての選手鳩をレースに出せる臨戦態勢で飼育し、日の出が早まった現在は、毎朝、6時から舎外し、1時間以上の遠征舎外に磨きをかけてます。舎外とは、鳩舎周辺でなく高度ある遠征が基本です。
 
 ところで、作出は当舎作翔「稚内モザイク号」を源鳩とし、長距離系を主体に交配相手を決定しました。今後、生活環境に変化が起これば地元・上州連盟でレースに参戦です。どなたでも、自鳩舎でレースが出来るときと、一身上の都合や環境問題、家族状況、自身の健康状況など取巻く境遇の変化により、できなくなることがあります。私は近未来にレース参加をめざし、私自身の健康を築き、長距離レースに期待感を持ち続け、飼育を続けてます。
 
 次に今春の主な種の♂を掲載します。写真は今朝撮りました。拡大してご覧ください。
 
P1020599【ランボーモザイク号♂】
 
 父=当舎作翔「稚内モザイク号」、母=吉田正徳鳩舎作ランボー系です。祖父は香山鳩舎作ランボー818号、祖母は一文字ロフト作ランボーⅢです。吉田鳩舎は昨年春の八郷国際オリエンタルカップ700キロで総合優勝され、私と同じ連盟のいわゆるValue Pigeon鳩舎です。
 
 「ランボーモザイク号」の手持ちの感触はすっぽりと柔らかめ、目は明るいレッドです。顔に威厳が感じられます。交配♀はスチール号【オランダ1000K総合優勝】×香山鳩舎作ワンダーセレクト系です。
 
P1020598【貴重号♂】
 
 この鳩について、父=当舎作翔「稚内モザイク」、母=高塚久雄鳩舎作「稚内ブルー号=GN総合3位」直仔3067号で、最近、種鳩群の中から見つけた貴重な鳩です。高塚氏作の鳩は現在♀1羽3067号のみ飼育ですが、もう、子はとれないかもしれない高齢です。このため、この鳩を「貴重号」と命名し、交配♀は香山鳩舎作デ・ヨング系です。しかし、今春は源鳩「稚内モザイク号」に高塚鳩舎作3067号14才♀を交配してみました。果たして血が入るでしょうか。
 
P1020601 【16年生まれ、ヤングモザイク号】
 
 父=稚内モザイク号×母=香山鳩舎作デ・ヨング系です。
 
 上記以外の主な♂は「サハリンブラック系」及び、北海道・大橋鳩舎作「アドールボーイ×ハイレスカ」です。大橋鳩舎のB♂には鳩質最高ホワイト・モザイク号を交配です。
 
P1020606【ブラックサハリン号孫・・・長距離に期待】
 
 ところで管理面について、孵化後10日間、雛に与える餌は小粒で栄養価あるもののみです。鉱物飼料はレンガ、塩土、2種類の鉱物飼料をブレンドしたもの。餌の補給は巣箱の中です。これで生育がよくなります。また、ご覧のように巣皿の底は常に乾燥させてます。
 
P1020610【雛用の餌・・・特に乳ビ期間はこの餌のみ巣房内で与える】
 
 孵化10日目以降、雛が大きくなり始めたら混合飼料を増やします。暑くなったら種鳩鳩舎へ蛇が侵入しないよう小さな隙間を塞ぎます。
 
 作出はレース鳩飼育の基本中の基本です。作出中は衛生面と湿気のないよう気を配り、巣房内と巣皿の清掃は朝晩2回行い、雛にとって新鮮な空気と乾いた環境を維持してやりたいです。
 

| | コメント (0)

2017年3月30日 (木)

しだれ桃がS字型になるよう苗木のうちに固定する

P1020569【苗木を紐で縛って形作る】

 この苗木の親はイギリスレース鳩月刊誌「ビクトリアル」の表紙を鳩舎と共に3回飾った花桃で、世界中に発行されてます。
 
P1020774 【四月下旬に撮影】
 
 その花桃はすでに朽ちましたが、現在、その子供が実生から4本生え、将来、華やかに咲く日を夢見てます。一人暮らしは70羽のレース鳩飼育や柴犬のオス、何より多種多様な花木を家族のように世話し、毎日水遣りしつつ、剪定しつつ育ててます。
 
338【上の苗木の親であるしだれ花桃】・・・拡大してご覧ください。
 
 元の木は品格ある「しだれ桃」でしたが、根の中を小さな赤い蟻にやられ数年前に朽ちました。しかし、その種が地中で生える日を待っていたかのように昨春生えました。命の伝承は不思議なものです。自らは朽ちても命をきちんと次代に伝えてます。翌年生えた子【下のしだれ桃】はすでに大きくなり、2年前より咲き出しました。
 
P1000910 【しだれ桃二世号・・・昨年の開花】
 
 ところで、有名なロケット博士・糸川英夫氏が「何才になっても新たなことに挑戦することが認知症を防ぐ」と著書で述べてます。彼は高齢になっても、チェロやバレーを本格的に挑戦したといわれます。一方、私が考える認知症対策は何事も結果に対し「ワクワクする期待感」こそ有効と考えます。
 
 植物の幹を苗木のうちにS状に固定するのは私にとって初めての体験です。苗木もこれからどんどん成長するので絶えず目を配り、大きく成長してもこの上に再度S状を作り、現在ある「源平しだれ」と同じ幹の形をめざします。
 
P1020575 【現在ある源平しだれ・・・もうすぐ開花】
 
 これは植木職人が作ったもので、購入して以来、大分大きくなりました。毎年、見事に紅白に咲き分けます。1年12ヶ月の間に開花期間はおよそ3週間で、残りの12ヶ月以上は結局、枝ぶりや幹を観賞するのみで開花時期以外も楽しめます。
 
 一番上の写真と同じ苗木はもう1本あるので、こちらも幹の形に手を加えます。今度は多少違った形を計画してます。
 
P1000885 【昨年開花した源平しだれ】・・・拡大してご覧ください。
 
 こちらも未だ若い木なので、水と肥料【お礼肥と寒肥えの2回】をしっかり施し、もっと樹高を高くし、高い位置から長く枝垂れさせたいです。
 

| | コメント (0)

2017年3月27日 (月)

室内楽の楽しみ・・・新みかぼフィルの低弦発表会

P1020566 【プログラムのパンフレット】

 フェイスブック友人Оさんの記事で紹介された新みかぼフィルハーモニック楽団員による低弦発表会が開かれ、小雨降る日曜日の午後「室内楽を楽しみ」に会場である藤岡市公民館へ向かいました。今まで藤岡市に縁のない私でしたが、ナビのない車でも無事に到着できました。会場へ入るや否や、美しいチェリストの女性が受付をしてくれました。
 
Photo【The Japan Timesより 】
 
 会場は音楽ホールというより大会議室です。しかし、室内楽が盛んてあった16~17世紀のヨーロッパでは、おそらくこのような雰囲気だったのではないかと想いを巡らし、以前にショパン生誕200年祭の折、英字新聞に掲載された親しい友人に聴かせたショパンの演奏スタイルに、ここは似てると思いました。演奏者と鑑賞する人たちに空間的隔たりがなく、いわば膝を交えて「室内楽を楽しむ」一体感が、今回の低弦発表会にもありました。
 
P1030552【群馬音楽センター前にあるコントラバスの電話ボックス】
 
 今回はコントラバスやチェロなど低音弦楽器を中心とした音楽会と銘打っても、プログラムが示すようにバイオリンはもとより、クラリネット、楽しいホルン四重奏が含まれ、多種多様なアンサンブルで鑑賞者はそのバラエティーな形態に目を見張り、特に圧巻は11台のチェロによるエルガーで、半円形に並んだ壮大な演奏スタイルは新みかぼフィル・チェリストの素敵な仲間たちと捉えました。
 
 ところで、全13プログラムの中でFB友人Oさんは、今回、5回もピアノで出演され、私は彼女がピアノを専門とすることは存じてましたが、初めてピアニストとしての卓越した感性を目の前にし、5回のプログラムどれを聴いても本格的タッチによるピアノテクニックと緩急柔軟な表現は驚愕そのもので、今回、改めて音楽家としての彼女に敬服です。
 
Photo_2
 
  一方、プログラムではメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲、及びベートーベンのピアノ三重奏曲【3番4番】があり、演奏を聴きながら大作曲家はよくぞこの演奏形式を確立させたものと感じます。それはピアノが重奏に加わることで音楽表現に幅が生じ、一段と芸術に深みが増す印象です。
 
 実は、私が初めてピアノトリオを聴いたのは17歳のとき、高崎で行われた「チェコトリオ」です。音楽に疎い私でしたが、奏者一人ひとりが個性的に気持ちを表現しつつ、重厚なハーモニーをなしてる印象が残ってます。遠い国から来日しての演奏に音楽に国境はないことも高校生の私に感じられました。
 
 今回の室内楽もオーケストラ演奏と異なり、奏者一人ひとりが奏でる旋律の動きが手に取るように聴こえ、特にピアノは伴奏でなく、他の楽器と同等の主張がなされ、三者の個性と個性の響き合い、音色のブレンド、時に激しく主張し、時に互いに柔和するハーモニーに裏打ちされた「対位法音楽」を目のあたりにします。
 
 有名なシューベルトの歌曲集「冬の旅」に見られる如く、本格的な楽曲ではピアノが伴奏や従でなく声楽との協演であり、二重奏です。ピアノは和声的役割はもちろん、時には声楽に対比的な旋律を奏でます。
 
 今回、私は数種の旋律を聴き逃すまいと耳を傾けました。果たして人間の聴覚は一度にいくつの旋律を聴きとれるのでしょう。耳を研ぎ澄ませ多くを聴き取れる鑑賞力を身につけたいものです。
 
P1020564
 
 ところで、今回、プログラム13曲すべてを拝聴しましたが、私が印象に残る演奏は新世界を彷彿させるドボルザークの「アメリカ」、そして、マルチェロのソナタです。女性コントラバス奏者とピアノニスト0さんによる二重奏です。コントラバス奏者は1~3楽章まですべて暗譜には驚きました。明けても暮れても、この作品に没頭され、どれ程の回数を練習したのでしょう。どこまでも作品の深遠さを追求する姿勢に脱帽です。彼女はこの演奏の前に、私の近くに座っておられました。
 
 私たちは、演奏とはややもすると「楽譜を間違わずに音に変換する作業」に陥りやすいことがあります。もちろん、楽譜はメモ程度に見ることも演奏の安定性から大切です。彼女の場合、楽譜の世界から離れ、コントラバスの持ち味、音質、音程、ビブラートなど表現を自らの意思通りに奏で、これは演奏家として作品に対する真摯な気持ちの表れです。特に独奏曲の場合、「音質と表現をいかんなく発揮する」には暗譜は演奏の基本であることを彼女から学びます。
 
 今回、暫くぶりに室内楽の極みに浸れ、新みかぼフィルハーモニック楽員の皆さまに心底より感謝申し上げます。 
 

| | コメント (0)

«白鳥が戻るまでウォーキングで心肺機能を鍛錬