パオの中で歓迎会
中日友好号に再会した後、内モンゴル自治区の大平原へ連れてってもらいました。見渡す限り広大な野原です。そこには集落を形成するかのごとく移動式家屋パオ(モンゴル語でゲル)が散在してます。
最も広いパオの中で歓迎会を開いてくださるとのことで行きましたら大きな驚きがありました。この日の新聞に中日友好号に会いに来た私のことが掲載されてるのです。大平原を訪れたからそれを知ることができました。
パオの方々がモンゴル式の発声で歌を披露しながら、60度のお酒を注いで歓迎してくださいました。流石の私もこの強いお酒には参りました。これが本当の完敗(乾杯)でしょう。普段からもっと鍛えておくべきでした。発声法は独特なものでびんびん響くのです。たぶん大平原にいて遠くまで透るよう昔から工夫された発声法なのでしょう。
司会の方(写真右の青い衣装の男性)が、そこにいた少数民族の方々に「日本から内モンゴルまで飛んできた自分の鳩に会いに来た日本人」ということを紹介してくださり本当に感激し嬉しくなりました。このような歓待をいただき私も返礼として何か余興しなくてはと思い、民族楽団員のキーボードをお借りし中国国歌を弾きましたしら、パオの中にいる全員の方々が私の演奏に合わせて手拍子をしてくださりムードは最高潮になりました。
日本は昔から中国の文化を取り入れ 現在の日本があります。それを忘れてはいけないと思います。不幸な戦争がありましたが、それにもかかわらず、多くの残留日本人孤児たちを温かく養育してくださったことに感謝を申し上げました。鳩を通じての民間外交は実に温かいもてなしを受け 歴史的な旅となりました。
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