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2007年4月11日 (水)

Daylight saving time

北半球の多くの国々では今の時期サマータイムが始ります。最近、 日本ではこの議論はどこかに行ってしまいました。しかし、世界では高中緯度の多くの国々で夕刻時に余暇時間を産み出すため、また経済効果などの理由により4月頃から10月頃にかけて時刻を1時間進め生活します。(南半球の国々では時期が半年異なります。)日本でも戦後4年間行ないましたが、不評に終わったそうで、それ以来実施してません。

 まず、日本におけるサマータイムとは何か天文学的に考えてみました。地球は1時間で東へ15度自転することから、日本の標準時は、経度0度のグリニッチから15度で割り切れる東経135度に位置する兵庫県明石市が基準です。サマータイムはこの基準を15度東に変更することです。そこは北方四島の択捉島よりさらに東にある東経150度ロシア領ウルップ島の位置になります。ですから、太陽がこのウルップ島のおよそ真南に来た時、日本中を正午とすることになります。

 これを考えた時、わが国が多くの他国と異なるのは「日本列島が東西に長く散在している点」だと思います。東経の差は約23度です。また、南西諸島と北海道では南北にも相当離れています。緯度の差は約21度です。もし、サマータイムを実施した場合、南西諸島では正午になっても太陽の見かけ上の位置は10時半頃になるでしょう。

 標準時は明石市が基準ですので、ここよりはるか西に位置する南西諸島はすでに現在でもサマータイムの状況に近い筈です。これをさらに1時間早めることは生活のリズムをさらに不自然に拡大し、沖縄以西の人々の朝の時間帯に大変な無理を強いることになります。

 夕方ゆとりが生ずる利点があっても、人口が集中しする関東でも過渡期の4月や10月の朝は特に忙しくなり、大きな心配は早朝大移動となる通勤通学における交通事故の増加が懸念されます。

 高緯度、高経度の北海道ではサマータイムが適切であっても、西日本の人々の早朝の大変さを考える時、日本を一律に1時間早めることは地理的理由から他国のようなサマータイム実施は無理し過ぎるように思われます。

 なお、最も大切と思われることは、「日本は全国どこでも同じ時刻であるべき」と思っています。

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