見事な枝ぶり、開花は間近
昭和の最後に母が他界し我が家も世代が変わりました。これを節目として記念樹を植えることを思い立ち、群馬の森の近くの植木屋さんから「しだれ桃」を手に入れました。
当時はそれほど大きくなかったのですが、一日中、日が当たる場所に築山を作り植えました。これは枝が垂れ下がることと、排水を良くするためです。また、父母が生前作った井戸からポンプで水を汲み上げ根元にやれるようにしました。このため条件が整い年々幹が太くなって今ではご覧の通りに成長し、見事な枝ぶりを表現してます。
花を楽しむつもりで植えたのですが、秋に落葉してからの半年間は予想以上にその枝ぶりに魅せられます。特にこの枝に雪が積もったときは格別の味わいで、黒い枝の上に雪がかぶさり調和がとれ、自然が織り成す芸術となります。
と言ってもやはり花の観賞が目的です。この品種は「羽衣」といい、その名にふさわしく艶やかな八重のピンクです。桃色とはこの花からきてることが分かります。花びらの直径は4センチほどです。
私が感心するのは「昔から桃の節句」と言いますように、毎年、旧暦の3月3日に満開になります。旧暦は月の都合により、その年によって多少ずれますが、それでも毎年この日に見事に咲いてます。
桜の開花と異なるのは一度に咲き出して一度に散ることがありません。日に日に咲き出し10日くらいで満開になります。咲き終わるのは3週間ほどです。このため長い期間、近所の皆様にご覧いただけます。
4月8日の日曜日には私の家で近所の方々と花見です。普段ほとんど一人で生活してる私にとって皆さんが集まってくださることは本当に楽しいことです。この会は平成元年以来、恒例の行事となり続いてます。2次会は拙いピアノバーに席を移し、また別な楽しみに移行します。
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