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2007年4月13日 (金)

山の偉容と脅威

  名湯「草津温泉」の近くには一般的に知られる白根山及び訪れる人の少ない本白根山(もとしらねさん)があります。ロープウェイ山頂駅から南に位置する本白根の存在は知っていましたが、初めて山頂に登って、すりばち型をした巨大な火口の光景に深く感銘し、群馬には素晴らしいところがあることを改めて知りました。

 太古の大噴火以来、何万年も眠り続ける巨大な「から釜」にまず圧倒され、それは人間の存在など比較にならないぞと言わんばかりに地球の古い歴史を物語っていました。外輪山に囲まれた頂上一帯の土壌は白く、まるで月面かと思わせるほど人間世界とはかけ離れた先史時代そのままです。白根という名は不気味なこの白さに由来するのでしょう。山頂一帯は広い高原となっており浅間山をはじめ多くの山々を遥かに一望でき、まさに群馬の高天原です。

 頂上の端から下界を見下ろしましたら前高吹奏楽部の夏季合宿場であるシズカ山ロッジが森林地帯の中にポツンと見え、その位置関係もわかり驚きました。

 一般に親しまれてる草津白根山の登山道には何百人もの人の列が見えますが、ここ本白根山山頂はほとんど人影がなく、荒涼とした世界が広がってます。同じ白根山でも対照的な姿です。山頂へは木道が整備され植物の保護が行き届いています。地元の方々のご努力なのでしょう。特に「から釜」の巨大な深さとは対照的に小さなコマクサなど亜高山植物が厳しい気候状況の中で生息してます。

 後になって、この巨大な「から釜」の光景は私の脳裏にうっすら残っていたような気がしました。もしかして、20才前後に友人と訪れたことがあったのかもしれません。

 ところで、この近くには昔、女子高校の「山の家」があって、訪れた一行が途中、火山性ガスに見舞われ生徒さんが亡くなるという大きな出来事がありました。突然意識を失った生徒さんを必死に助けようと近づいた教師もガスを吸って倒れてしまったのです。この近くではスキーヤーも亡くなったことがあります。火山は非常に危険な山であることを常に銘記しなければなりません。殉職した教師は私の高校の先輩です。合掌

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