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2007年5月18日 (金)

娘と私

 普段、出勤時間が早く、帰宅が遅い娘が珍しく休日でした。それでもお客さんと約束があるとのことで一時的に会社へ行ったり、美容院に行ったりで休日といえども何かと用があるものです。最近「仕事の方が娘についてくるように」感じますので、軌道に乗ってるのでしょうか。

 倉賀野町には近年、喫茶店ができました。しかも、私が生まれた場所のすぐ近くです。建物は純粋な昔の蔵ですので、外を走る車の音などすべてが遮断され、中の音楽も外へは聞こえません。内部には蔵特有の太い丸太の梁が縦横にあり瓦屋根を支えています。天井が高く白壁の内部はなかなか落着いた空間です。子供の頃この蔵の近くでよく遊んだものです。

 音楽を演奏したり、聴いたりするに蔵がこんなにいいとは初めて気がつき驚きです。私の昔の家にも大きな蔵がありました。両親はそろばん塾に貸していましたので、やはり外部から遮断され生徒さんたちは集中できたのでしょう。本当のことを言って「何だか蔵を作りたくなりました。」いくらかかるのでしょう。もうすぐ鳩舎改築に来る大工さんに訊いてみましょう。蔵の中でベートーベンの「テンベスト」1楽章を弾いたら思いのほかジーンとくるかもしれません。

  本日の夕刻に娘と二人で歩いてこの蔵に行きました。お店の名前は「蔵人」といいます。洒落ていて横文字でClartといいます。音楽のジャンルは何でもありで、土壁のためか響きがしっくりとして音楽の方から私の魂に迫ってきてます。昔は何とも感じなかった蔵なのに、音楽にとってこんな理想な空間は思いのほかです。昔のものがこんなに価値あるとは我々の先祖は全く立派です。

 折角知った近くのいい喫茶店ですので、音楽鑑賞に行ったり、一人でゆっくり考え事をするにはよい空間を味わえます。音楽を聴くには一人でもいいです。また、この環境で恋人と過ごすのも価値あるでしょう。実現するかな!

 たぶん倉賀野町を長い時間二人で歩いたのは、娘が成人してからでは今日が初めてでしょう。父親と町を闊歩することなど年頃の娘はしたがらないでしょうが、有難いことに嫌がらず比較的笑顔で話しながら約2キロいっしょに歩きました。

 小さい頃から母親っ子で育った娘は、母を亡くし心の中ではどんなにか心のやり場がない毎日の筈なのに、日々それを一言も口に出さず、顔にも出さず、仕事に邁進し、私とどんな話題でも話す「娘の心は思いのほか広い」と感じました。頑張れ麻里ちゃん!

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