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2007年5月 1日 (火)

感銘は心を動かします。

  今日から五月になりました。娘と近くの寺に除夜の鐘を鳴らしに行ったのがつい先頃だったような気がします。月日の経つのは本当に早いです。子供の頃は一年がすごく長かったのに、年齢を重ねるとなぜ短く感じるのでしょう。不思議なことです。

 明日は八十八夜。立春から数えての日数ですから、一般的に種を蒔くにはいい季節でしょう。そう言えば最近、私はあまり種を蒔かなくなりました。明日は草花の種を購入し庭に蒔いてみようと思います。近年は花木に拘ってましたので、子供の頃のように夢を持ち種まきすることがなくなりました。 小学生の頃は庭に自分の花壇を作り、芽が出た喜びを父母に真っ先に伝えたものでしたが、あの頃の純真さはどこへ行ったのでしょう。

 花木や球根などの植物は何もしなくても開花の時期が来れば蕾が膨らみ咲きますので、手間がかからなく私にはいいのかもしれません。一度植えれば毎年、春に咲きますので季節感も味わえます。手入れといえば、せいぜい剪定し形を整えるくらいですから草花に比べずっと楽です。水を与えなくてもほとんど自然の雨で潤います。数年して根が縦横に張れば思いのほか逞しくなり花も大きくなります。アブラムシなどがつく今の季節だけは梅を中心に多少は消毒します。でもあまりしません。それは人間の健康にも悪いと思ってるからです。

 花木の購入で大切なことは次のことと思います。

 その一つは、多くの植物は一年の内、せいぜい5%ほどが開花の日数でしょう。あとの95%の日々は葉と枝を見ることになります。ましてや落葉樹では枝ぶりこそすべてで、これは冬季の楽しみの中心です。ですから「枝ぶりが観賞に値するか」は購入判断の一つの基準になります。植物によっては松のように枝ぶりこそがその価値を示すものでしょう。

 もう一つは、開花時に花の形や「特に色彩」について自分の目でしっかり確認し、「その花に惚れてぬいて」どうしても近くにおきたい、という気持ちだと思います。私も蕾のまま購入し花の色を確認しないで購入したため後でがっかりしたことがありました。

 恋人にめぐり会ったときは、忘れられないインパクトが起こりますね。あの時のような感銘があれば間違いないかもしれません。植物もスタイル(枝ぶり)と色彩の二つで決まると思います。  

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