六曜の順番について
昔からの風習で依然として現代社会にも影響を及ぼしてるものに六曜(六輝)があります。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口というものです。特に友引、仏滅、大安の影響は大きいようです。例えば結婚式の日取り、葬儀、上棟式、自動車の納車日、開店日などです。
これらの始まりは定かでありませんが、江戸時代には現在の月、火、水、木、金、土、日はなかった筈ですから、これらが日常生活で重要な役目をしていたのでしょう。
現在はカレンダーによってはこれを無視し、表示しないものも多いです。しかし、上記のような仕事に関係してる会社では業務予定を立てるには大切な要素で、これにより日程が一年先まで決定されるのでしょう。
私が今まで不思議に思っていたのはその順番がしばしば変わることです。普通は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順ですが、時々途中が抜ける日があります。例えば大安の4日後また大安が来たりします。何を基準として決定してるか調べてみました。
結局、これは旧暦から来ています。ですから現在でも旧暦の名残があるのです。風習というものは140年経過してもそうは変わらないと感じました。
旧暦の毎月1日に新しくなるのです。つまり新月の日です。しかし、月によって始りが異なります。正月と7月は先勝から始り、以下2月と8月は友引から、3月と9月は先負から、4月と10月は仏滅から、5月と11月は大安から、6月と12月は赤口からと決まってます。閏月も同じです。これにより六曜の時々途中が抜ける理由が分かりました。
それから便利なことに旧暦では毎年、何月何日の六曜は同じです。例えば8月15日の中秋の名月は毎年必ず仏滅であるということです。
これとは別ですが、現在世界共通の暦も本当に不思議です。「季節と月日がずれないように常に調整」しながら毎年進んでいるのです。閏年を設けたりして調整してるのですが、そででも長い年月にはどうしても誤差がでるようです。遠い将来の暦のことは人類の子孫に考えてもらいましょう。
これらは取りも直さず、地球が太陽の回りを一周するのが、365日5時間48分46秒であることに起因してるのでしょう。
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