花菖蒲真っ盛り
倉賀野駅のすぐ北には花菖蒲がたくさん咲いてます。元々休耕田を利用して植えたと言われますが、現在では株数が減っています。それは宅地として転用し埋め立てられたからです。
ところで、6月は意外と多くの草花が咲くのでその多様さには驚きます。夏至直前で日照時間が長く、適当なお湿りもあるから成長しやすいのでしょう。花菖蒲のよさは何と言っても色とりどりの花びらをつけてることでしょう。
私の庭にもアヤメなどがありますが、花菖蒲は大きさや色彩からして女王のような品格を漂わせています。いつまでも色あせない姿には「もっと伸び伸びしなさい。ゆったりとした心を持ちなさい」と人間への精神的指針を示しているかのようです。
教育者はどうしても言葉でいろいろとあるべき姿や、強い精神面の必要性を力説してしまいがちですが、植物はこのように言葉でなく「自らの立ち振る舞い」で私たちにものを教えてくれる気がします。動物もそうです。レース鳩を見ていても夫婦愛は人間以上と思うことがしばしばです。子育てを平等にし、父鳩は夜間はどこかに遊びに行かず、あくまで自分の巣の前にどっしり構え、妻や子供を安心させ、日中は無心に餌を運ぶのです。
炎天下の日に、おさなごを車に待たせておきパチンコに興ずる母親のようなことは絶対しません。人間の世界では今年もこの悲劇が起こるでしょう。
花菖蒲を観賞し、植物、動物、大自然は私たちに「本来あるべき姿や生き方」を示しているように感じてなりません。
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