高齢化対応鳩舎
かなりの日数を費やし、いよいよ鳩舎の概観が完成しました。小学4年から鳩舎を作り始めて、今回で13回目になります。もう鳩舎建設はこれで終わりでしょう。高齢化対応鳩舎とは大まかに言って飼い主が腰を痛めないように工夫した設計ということ、及び塵取りを使わない鳩舎です。果たしてどうでしょう。
振り返りますと、今回4月上旬に二つの床を壊して下げ、種鳩鳩舎と選手鳩鳩舎のいわばハードを大工さんに作ってもらい、両鳩舎のソフト面である止り木、巣房、入舎口や自動機器の設置は私が作りました。
1番仔の雛は2~3日前に選手鳩鳩舎で生活を始めてます。1階から2階へ移動しただけですから、驚いた様子もなく、すぐ自分で餌を食べられるようになりました。
種の方はすでに1階の新種鳩鳩舎で2番仔を抱卵し、それが孵った雛もいます。鳩というものは結構早く次を産卵し回転が早いです。今春は珍しく無精卵がでないので、子育ては順調です。
35年程前に卵から雛が出られない「はしうち卵」が蔓延したことがあります。その時、先輩からヨードチンキで治ると教わりました。確かに治りましたが、薬というのは量が肝心で、与えすぎると卵を産まなくなることも経験しました。塩梅は何事にも通じるものです。
新鳩舎は到着台のところに展望台を乗せて、雛に周りの景色を覚えさせます。親離れし独立心がついてきましたので、2~3日しましたら展望台の中で過ごさせます。展望台は上から入舎するアルカディア式構造です。
標題が示すとおり、毎日の管理が楽になることを念頭に入れた鳩舎です。一般的に鳩の会では会員の平均年齢が高齢化し、会の運営も決して楽ではありません。また、天敵である猛禽の数が増えていて、大変なことが多いです。それであっても日々、早朝舎外や訓練に勤しみ、北海道最北1000キロからの帰還を夢見ています。
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