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2007年6月21日 (木)

大工さんの知恵に脱帽

  鳩舎の3階にありました推定重量400Kの屋根を下げて、2階の屋根に移動するには危険が伴ない心配でした。高い位置での作業は足場も不安定で、もし、突然、落下でもしたら事故になり心配な気持ちで作業を見守りました。

 ご覧のように滑車で吊り上げ、東西の柱を交互に20センチほど切り詰めては滑車を弛め、広さ6畳分の厚い組み込み式トタン屋根を少しずつ下ろしていきました。

 通常、大工さんの仕事は設計図に従い新たな材料で新築することが本来の仕事でしょうが、このように重量ある物の移動も真剣勝負であり、作業の安全と完遂のため知恵を絞らなくてはなりません。落下するのではないかと見学してた私も心配でなりませんでした。

 ところで、写真左にいる方は21世紀と共に約80坪ある私の家を作ってくれた昔ながらの大工さんです。 彼は大工仕事のほかに、もう一つ大きな特技をお持ちです。それは山岳のオーソリティーです。どんな山でも挑戦としてどんどん登ります。頂上にいる時間は余りなくすぐ下り、その足で次の山頂へ行くそうです。

 そのために山岳救助隊で隊長までされました。谷川岳など中心に今までかなりの遭難者の救助を行い、やはり残念なことに多くの遺体を岩壁や谷底から背中に担いでの収容を経験されました。

 16才から休日には毎週個人でロッククライミングをこなしてきたそうです。高所での立ち振る舞いはどうやらこの山岳で鍛えられたものでしよう。本日の鳩舎改築作業を見守って重量移動のバランスという点で、危険な岩壁や谷底での救助作業と共通項があるように感じました。

 一方、世界の歴史的建造物を見ても、人類はピラミッド建設を始めとし、万里の長城やタージマハールなど、当時、大型クレーン車のない時代であっても、力学の知識を駆使し考えられないほど大きく立派な建造物を作りました。

 本日の重量ある屋根の移動を拝見しても、人間が人間らしい特徴を表現するのは「考えること」と再認識できました。

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