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2007年6月13日 (水)

むなしく老いぬ

 世界の名曲にはしみじみと心を打つものがあります。私にとってスウェーデン民謡「むなしく老いぬ」もその一曲です。漁師の妻が毎日磯に立ちて沖を眺め、夫の帰りを待つのです。しかし、待てど待てど帰らぬ夫。漁船は波に飲まれたのだろうか。哀れにも磯に立つ妻はむなしく老いてゆく。

 「日ごと磯に沖見るおみな、波の彼方に何をかこうる。待てど待てど帰らぬ我が夫(せ)舟かやれにし舵をかたえし、ああ、哀れや夫を待つおみな、磯に年経てむなしく老いぬ」

 ロシア民謡「仕事の歌」

 悲しい歌、嬉しい歌たくさん聴いた中で、忘れられぬ一つの歌、それは仕事の歌。ヘィ、この若者よ、へィ前へと進め、さあ、みんな前へ進め。

 スコットランド民謡「ロッホローモンド」

  By yon bonnie banks and by yon bonie braes, Where the sun shines bright on Loch Lomond, Where me and my true love were ever wont to gae, On the bonnie bonnie banks of Loch Lomond.楽しかった思い出の湖、失った愛への嘆きを歌ってます。スコットランドにあるローモンド湖はグラスゴーの北部にある入り江の美しい湖。いつかは訪れたいですね。

 シューベルト冬の旅より「菩提樹」

  Am Brunnen vor dem Tore, Da steht ein Lindenbaum, Ich traumt' in seinem Shatten So manchen sussen Traum. Ich schnitt in seine Rinde So manches liebe Wort, Es zog in Freuud' und Leide Zu ihm mich immer fort.城門の前の泉のほとりに一本の菩提樹が立っている。その木陰で私はたくさんの甘い夢を見た。その樹の肌に多くの愛の言葉を彫った。喜びにつけ、悲しみにつけ、いつもその樹の方へ惹かれてゆく。するとその樹の枝が私に向かってささやいた。「ぼくのところへ来たまへ、ここなら君は安らぎを得るのだ」

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音楽」カテゴリの記事

コメント

「空しく老いぬ」の歌詞は原曲の訳詞ではなく、高野辰之の作詞(創作)だと思います。
原曲の歌詞にはエスペラント訳があるのですが、そのタイトルは "S^pinu, flilinet'"(娘よ、糸を紡げ)で、恋人のできない乙女の嘆きを歌っています。
私自身は高校時代に音楽の教科書でこの曲を知って以来、大好きな曲の一つで、高野辰之の歌詞は原曲の歌詞よりもこのメロディーに合っている、と思っていますが…

コメント有難うございます。
「むなしく老いぬ」の美しいメロディーと高野辰之の詞は、仰せの通り、誠によく合ってると感じてます。時々歌ってます。 
ゆっくり歌うとしみじみとした趣があり、発声研究にもいいです。
長野県に高野辰之記念館があるので、いつか行ってみるつもりです。この比較的近くの中山晋平記念館には行ったことがあります。

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