路傍の石にも先史時代の面影
どういう訳か庭に20~30キロ位の石が200個位あります。買って来たことはありませんので、父が生前、どこからか集めたのでしょう。どうして手に入れたのか、若かりし時の私は訊ねることをしなかったのです。今になってみれば聞いておけば良かったと思います。
殆どの石は築山の周りや花壇の淵に使ってます。千差万別の形と色模様をなし、庭を引き立たせる曲線美は何とも言えない表情です。たぶん何万年もの水の流れによって曲線になったと推定されます。
上の写真の大きな石は群馬・神流川(かんながわ)産の三波石です。推定1トンでしょう。全体は薄い青ですが、中に白い筋や紋様が入ってます。人間には想像できない古い生い立ちを持ち、あるときは水中に、あるときは地下に、また、現在のように偶然にも地上で日の目を見てるのでしょう。誕生の歴史はあるいは恐竜が存在した中生代かもしれません。これから先、幾万年もずっとこの姿であり、ロゼッタ石のように文字を刻めば遠い後世の人々に何かを伝えることができるかもしれない。
ところで、玄関のすぐ脇にあるこの石は写真左の群馬・長野県境にある荒船山に似てると思うのですが、どうでしょう。上が平らなところも同じです。荒船山はユニークな山容で人気があり、その名が示す通り、まるで荒海を進む巨大な船のようです。山頂は広い高原になってます。標高1422メートルのこの山は大昔、周囲が陥没したように見え、200メートルほどの断崖絶壁は見事な景観をなしています。
8月2日にはこの近くの内山峠を通過し長野県佐久市に行きます。目的は鳩友のハンドルネーム浅間山さんと、ご子息でハンドルネーム小浅間君(1才)に会いに行くので楽しみです。信州の自然を感じたり、レース鳩の飼育について新しいことが学べて刺激になります。帰路には物見岩近くの佐久日帰り温泉に立寄ろうと思います。
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