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2007年7月 4日 (水)

極楽浄土のような風貌

植物には多くの種類があっても、サボテンのように短い期間にパット咲いて楽しませてくれるものもあるのですね。あたかも伝説の優曇華(うどんげ)のようです。普段はグロテスクな身なりをしてて人を寄せつけず、じっとしており、触れば全身を覆う刺でちくりと来ます。

 それに引き換え、開花時はいつもの身のこなしとは相反し、独特の色彩美を表現、まるで極楽浄土のような風貌を見せるという2面性を持ち合わせるように感じます。

 人類の中にも似てる人がいそうです。良いのはほんの一部だけで、顔を見れば「刺のある言葉」を連発し、概して嫌われます。人の場合は身なりや特徴というより性格でしょう。

 しかし、サボテンの場合、一年中ほとんど形の上で派手な振る舞いはなく、乾燥に強くてあまり世話をかけません。それがある朝、突然咲くので驚愕です。

 今朝、鳩舎に行くので早起きしましたら、突如として開花が目に入り、いつもと違う存在感をアピールしてくれました。色鮮やかな8つの花は「どんなもんだいと言わんばかりに」溢れ出る生命力を表現していました。

 振り返って私たちの人生でも、サボテンの開花のように良い時はほんの一時期であるのかもしれません。私の場合は何だったのでしょう。もしかして高崎商業定期演奏会における群馬音楽センターで2000人の聴衆を前にスッペの「詩人と農夫」を指揮した時、あるいは前橋高校創立120周年記念式典でシベリウスの「交響詩フィンランディア」を指揮した瞬間かもしれません。それとも東日本チャンピオン鳩レースで連盟1羽帰りをした時だったかもしれません。

 いやいや人生の開花は過ぎ去った過去にあるのでなく、これからと思いたい。果たして私の未来にはサボテンのようなきらびやかな開花があるだろうか。それとも見方によっては今かもしれない。そんなことはない。

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