知事の隣で音楽鑑賞
先日、群馬県知事選挙が行なわれ、4期16年続いてきた知事さんの5選はなりませんでした。長いこと県政のために卓越した手腕を発揮され、多面にわたりご尽力されました。心より感謝申し上げます。
最後の定例会見では、これからも県民のために一生をささげたいと話され、郷土が発展することを望んでおられると報道がありました。本当にお疲れ様でした。私の仕事は群馬県で採用ですから、広義には職務で長いことお世話になったことになります。
ところで、1度この知事さんと前橋市民文化会館で席が隣になり、話しをしたことがあります。秋に開催されます県主催の「高校芸術祭音楽部門」に知事さんの息子さんがピアノ演奏で出演したのです。息子さんは私の学校に在籍してましたので、前日の練習終了後、息子さんに尋ねたのです。「明日、お父さんは聴きに来るかね」と訊きましたら、「聴きに行きたいと言ってました。」と言うのです。これは大変。保護者として来られても、県主催の行事ですから、知事さんとして接待しなくてはなりません。
当日、ついに見えました。早速、挨拶しホール内へ案内です。中央の席に着席されましたので、失礼かもしれませんが、私は息子さんの顧問なので隣に座らせてもらいました。プログラムが進んで、司会者の放送により息子さんの名がホールに響きましたら、多少、落着かない父親の顔になったようでした。
演奏は練習よりよく出来たように感じました。さすが本番に強いのは遺伝子かと内心思いました。息子さんの演奏が終わっても、すぐに席を立たず、他の生徒さんの演奏もしばらく鑑賞されてました。
私は知事さんに、息子さんの学校での練習の様子と本番の出来栄えについて感想を申し上げることができ、2度とない珍しい経験となりました。
なお、卒業式に来られたことがあります。県立高校ですし、現職の知事ですから当然、ステージに登壇していただこうとお願いしましたが、今日は保護者として来たのでと仰り、一般の保護者席に座っておられたのも、お人柄がにじみ出ていました。
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