いい景色だろう!でも外界は厳しいよ
雛たちは巣立ちして10日経ち、3日間ほど展望台で過ごしましたので、本日は展望台の天井の窓を開けてやりました。生後40日ほど経ってますので、下に落ちる雛もなく、ご覧のように自ら鳩舎の屋根に上がり自由を楽しんでます。母屋の大屋根にも行き来し、中には初めから飛翔するのも数羽いました。生まれて始めての外界が珍しかったのか、なかなか入舎しませんでした。
鳩飼育の中で、初めて雛を外に出すときは気を遣います。臆病な動物ですから近所で干した布団を叩く大きな音がしたり、上空を大きな鳥が急に横切ったり、猛禽が飛来したり、一羽の雛が飛び上がっただけでも、驚いてみな飛び上がってしまうことがあり、遠くに飛んで帰れなくなることもあります。ですから最初の出舎は驚かさないように丁寧に見守ってやらなくてはなりません。もし、雛が遠くに行っても場所が分かるように、私の家の屋根には瓦でできた2羽の鳩が備えてあります。本日は全鳩無事に舎外馴致ができ飼い主はホッとしてます。折角育てた雛が事故があっては大変です。
今年は鳩舎改築をしたので作出が遅れ、馴致作業は8月まで行ないます。もちろん春レース用になります。これから暑い夏ですが、涼しいうちに飛翔訓練、方向判定訓練をこなし、これらをクリアーすると雛たちはレース鳩としてスタートラインにつくことになります。
雛には今まで栄養価の高い小粒の餌を与えていましたが、すでに普通の混合飼料に切り換えてます。本日は梅雨の晴れ間を利用し天日干しをしました。触ってみると、かなり水分を含んでることが分かります。この時期、湿気を含み、虫が湧きやすく、特にトウモロコシはカビが発生しやすいと思います。これらは目に見え難いのでどうしても管理も疎かになります。ときどき餌の点検をしてます。会社のように冷温保存できませんから、古くなった餌は天日干しをします。
2番仔もメインの種は無精卵が出ませんでしたので調子はいいようです。カルキがなくて冷たくて井戸水がいいのでしょうか。水浴も喜んでよく(浴)します。
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