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2007年7月19日 (木)

ヴェトナム国歌を弾く

夕刻、トリューさんが訪れました。次女の学生時代の友人でヴェトナムの方です。前もって娘から連絡があり、来訪が分かってましたので歓待の気持ち伝えるには何がふさわしいか考え、ヴェトナム国歌演奏を思い立ちました。このようなとき音楽は気持ちが伝わりやすく、ピアノで練習しました。

 幸いにも国歌集に載ってましたので、すぐ練習に取りかかりましたら、音楽は躍動感に満ち、旋律は明るくのびのびしてます。大らかな民族性が滲み出ているのでしょう。彼は私の演奏を聴いて、にこにこしてくれました。

 若いときから国際交流は大切にしてきました。今までも外国の方が見えると、乾杯の前にその方の国歌を弾き歓迎の気持ちを表わしました。お客様は驚くとともに、初めから気持ちが打ち解け、ほっとするようです。

 彼は仕事で、日本とヴェトナム両国の橋渡しをしてます。ヴェトナム要人の来日時には、日本の閣僚との通訳をされたり、裁判所での通訳も大きな仕事とのことです。母国ヴェトナム語はもちろん日本語、英語に堪能です。

 彼の語学能力を拝聴し、私ももっと英語の勉強をすべきと思いました。交流の媒介はどうしても言葉だからです。

 トリューさんは20代の独身です。食事をとりながら会話は進みました。失礼にならないよう注意して、念のため「将来どんな方をお嫁さんにしたいですか」伺ってみました。

 その答えは開口一番、「親を大切にする人」と返ってきたのです。私たち日本人が忘れかけていたことを彷彿させます。現在では本人同士がよければいいという風潮がありますが、彼には大切な信念があります。

 30才になったら通訳の仕事を一段落させ、両国が益々緊密になるような仕事をしたいと胸を膨らませてます。私は頼もしく感じました。ヴェトナムの食料品、民芸品の輸入など、日本人にとって珍しい分野のようです。彼は大きな夢を持ち、若者本来のバイタリティーが感じられました。

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