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2007年8月 5日 (日)

インド人機長に感謝

  私の家から御巣鷹山の麓まで車で1時間半ほどです。場所は群馬県西南部の神流川上流を遡り、上野村の山岳地帯に位置します。あの事故から年数が経過しました。検視にあたった近所の医師も今年亡くなりました。

 近年、下仁田町から上野村へ念願のトンネルが開通し、上信越自動車道下仁田インター下車により、以前よりアクセスは楽になりました。トンネル内は上り坂、4分ほどで上野村の高い地点に到達します。

 群馬県に住んでいるので是非、お線香をたむけたいと数年前、一度、一人で訪れました。樹木に覆われた尾根のようにところです。釣鐘がありましたので鳴らし、昇魂の碑の前で深く一礼しました。山奥の静かな所です。多くの尊い命が奪われ、どんなにか無念であったことでしょう。

 実は、私は昔、飛行機で危機一髪を経験したことがあるのです。インドのオリッサ州カタックから「フレンドシップ」という双発プロペラ機に搭乗した時のことです。50人乗りほどの小型機です。ベンガル湾上にサイクロンが接近で、出発が予定より一日延期になりました。それでも翌日、悪雲垂れ込める中にもかかわらず、私を乗せた「フレンドシップ」はカルカッタに向け出発してしまったのです。

 「フレンドシップ」という飛行機は主翼が座席の窓より上についてるので主翼のすぐ下にいた私は主翼やプロペラを下から見ながら外を眺めていました。離陸してまもなくベンガル湾上空は雲行きが怪しくなってきました。

 ついに厚い雨雲に突入。窓の外は一切見えません。すぐ上にある筈の主翼が見えないのです。一瞬、物凄い衝撃があり、機体は推定200メートルほど落下しました。主翼が見えないので取れてしまったのかと恐怖のどん底。乗客は皆真っ青、荷物は天井にぶつかり、体が座席から浮いてしまい肘掛にしがみついてもどうにもなりません。Fasten your beltの赤ランプはついたまま、恐ろしい事態は続きました。

 あの時、あのまま機体が落下してたら、どうにもならなかったでしょう。やっとのことで主翼がついているのが見えたとき、助かったと思いました。そして運良く水平飛行に戻ったのです。インド人機長に感謝。それにしても恐かった。 

  この夏、暫くぶりに御巣鷹山へ慰霊登山に参ります。

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