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2007年9月 7日 (金)

嵐の日にファンデルスミッセン逝く

 今回の台風は群馬県西部に大雨をもたらしました。台風で当地がニュースになるのは珍しいことです。特に富岡市、安中市で避難とは今まで聞いたことがありません。左の写真は昨日と同じところで撮りましたが、一段と水かさが増してます。

 九州・四国・紀伊半島にお住まいの方々は毎年のことであっても、自然の猛威に人間は打つ手がありません。先祖伝来の土地を手放すことはなかなか出来ません。しかし、生命の安全には良い位置に住居を構えることは基本でしょう。

  昨晩、台風の真っ只中、娘のMarie Persimmon Marshが五島列島の旅から帰ってきました。飛行機はほとんど揺れなかったそうですが、父親としては心配この上もなく、ずっと起きて待ってました。五島列島へ行くなら少なくても2泊3日は必要でしょうが、今回、仕事の関係で1泊2日でした。

 群馬を直撃する台風はもう暫らく来ないでほしいものです。昨晩は風がすごくて恐怖を感じ寝付かれませんでした。私の家は築後7年ですが、木造3階建ですから風当たりがいいのです。このようなときは鉄筋の家がいいようです。

 ところで、昨日の夕方、暴風雨の最中、種鳩鳩舎に行きましたら、ベルギーからの輸入鳩「ファンタスティー」号♂が隅で横たわって、すでに体が固まってました。突然のことで、まさかと驚きです。今年は鳩舎改築のため配合が遅くなり、暑い中での子育てのため疲労が一気に来たと思いました。朝、動きが悪いなと感じてましたが、命とは分からないものです。異常な糞をした形跡はありませんでした。

 2002年ファンデルスミッセン鳩舎生まれのエースピジョンです。5年という短い一生でしたが、今年は仮母も使い二世を8羽残しました。すべて腰がしっかりしてる印象です。雛の中から種として舎外をつけて1~2羽残します。

 Fragrant Mountain氏のご努力により、縁あって遥かベルギーから来舎したのですから、鳩舎の前の桃の咲く築山に葬る予定です。今後の成績を見守ってほしいと思ってます。

 「嵐の日に亡くなるとはベートーベンと全く同じ」と思いました。第7の2楽章など聴くと、後世の人々にどれだけ感銘という贈り物をしているか計り知れません。ファンタスティー号も遺伝子によって二世三世が卓越した成績が取れるよう開花してほしい。【涙】

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