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2007年9月29日 (土)

いつまでも色あせないノクターン1番

Photo_2   涼しい秋になったのでピアノ練習に集中したいのですが、人間の心は脆いもの、しっかりした目標を掲げないと続きません。

 若い頃からの感激が今でも変わらず、その魅力を訴えつづけるのは標題のノクターン1番です。めずらしく4分の6拍子で作曲されてます。

 作曲家ショパンは母の国ポーランドで生誕し、戦争のため祖国を追われ、父の国フランスへ逃れる20歳の頃の作品と伝えられています。生死分ける戦雲漂う中、どうしてこのような安息、静寂、そして甘味な音楽が創造できたのでしょう。あるいは不本意な現実の世界から、あるべき理想の人間の精神を希求したのでしょうか。音楽を聴くと美しさのほかに神秘性まで漂ってます。

 曲は変ロ短調のためフラットが5個付いてます。左手はオクターブを越えた分散和音で成り立ち、弾き手を悩ます動きとなってます。しかし、これこそショパン独特の伴奏法なのでしょう。指の他に腕の動きもスムースにする必要があります。

 一方、黒鍵を多く弾くことは慣れれば楽のこともあります。これは私たちの人差し指、中指、薬指が長いためです。ご存知の通り、 「猫ふんじゃった」はすべて白鍵でも弾けますが、多くの方は黒鍵で弾きますね。このように黒鍵の方が楽なこともあります。また、黒鍵はいく分か温かみのある音色に感じます。

 「ピアノの詩人」と称されるショパンは優雅な旋律に多くの装飾音を加え、それを「イタリアオペラのアリア風に歌わせる」という、それまでにない技法を用いてます。ここにショパンの青春の感傷的な面が窺えるようで、旋律は格段と洗練され高雅で詩的なものとなってるのでしょう。

 秋のピアノコンサートではお客さんにノクターン1番の魅力を余すところなく味わっていただくため、しっかり練習しなくてはなりません。

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