コンサートを前に群馬の森を散策
秋晴れとは打って変わって1日中しとしと降ってる日でした。一方、気のせいかもしれませんが、私の場合、高気圧に覆われと体調が何か良くない気がし、曇りの日のほうが楽なように感じます。気象と体調の因果関係は医学的にどうなのでしょう。無関係と言えるのでしょうか。究明したいものです。
明日は暫らくぶりのホームコンサートです。ホームコンサートといっても家族のいない私ですから、ピアノを鑑賞したい方に来ていただいてます。前日に一所懸命練習して上手くなることはなくても、ポイントとなる音を確かめたり、強弱の対比を図ったり、速さにおいて静から動への柔軟性など、弾きながらもう一人の自分で客観的に聴きながら判断してるのですが、難しいことです。
「月光の曲」では一見、単調な楽譜であってもベートーベンの青春像を想い、若き日の情熱の再現に挑戦したいです。ベートーベンは湖に映る静かな月の光とは無縁で、もっと深刻な精神状態であったと思われてなりません。月光とは関係ない彼の辛い心境に迫ることができればと思います。
ショパンの「ノクターン1番」ではピアノ曲というより声楽曲のように音のまとまりであるフレーズを意識し、優しく言葉で語りかけるような表現にチャレンジします。ポンポン弾くのではなく、概ね滑らかにつなげていき、時にポイントの音をあたかも七色唐辛子のように効かせられたらと思ってます。
明日は台風の影響もあって雨模様との予報です。プログラムは「雨だれ前奏曲」が似合いそうですが、それはまたのお楽しみ。
夕刻、群馬の森へ行き、しっとりした空気の中を散策しました。樹木にほんの少し彩りが感じられ、表情は微妙に変化を見せながら次第に晩秋に向かってます。まるでベートーベンが散策したハイリゲンシュタツトの森のよう。群馬の森を散策したことが明日のベートーべンの曲に果たしてご利益あるか。
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