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2007年10月11日 (木)

人間の言葉が分かるレース鳩

 今まさに天高く馬肥ゆる秋。レース鳩にとっても天高い舎外運動は気持ち良さそうです。現在の日出時刻は6時前です。全鳩ほぼ同時に出舎させてやります。8月生まれの10羽ほどの雛も先輩たちに混ざってようやく大空を飛べるようになりました。

 人間には決して真似の出来ない大空への飛翔を卵から孵って僅か2ヶ月足らずで出来るのですから大したものです。しかも、飛んだ後、人間の作った鳩舎に戻るのですから、他の鳥類と習性が異なり、それも可愛いものです。

 約1時間の舎外運動が終わったら、鳩舎の屋根や隣近所の屋根に止まる悪い癖をつけないことが大切です。近所に迷惑をかけることがあってはなりません。同時にレースで遠方から帰還したら一刻を争って鳩舎内に入らなくては記録されません。鳩レースは鳩舎がゴールですから、日頃から飛び終わったらすぐ鳩舎に入る習慣が肝心です。

 ところで、私はレースだけでなく舎外運動のときから、鳩を鳩舎へ呼び込むに「ハウス」という言葉を連発してます。犬の場合や、サーカスの猛獣使いは檻に入れるとき、この言葉を使ってるようです。私はこれを真似してみたのです。「ハウス」という声は喉から息を出すので動物的で、あるいは鳩に分かりやすいかも知れません。

 一方、鳩舎のことは英語でLOFTですから、「ロフト」「ロフト」と発したこともありますが、全く反応しません。「ハウス」を聞くと到着台にすぐ降り、効果てきめんです。

 言葉を覚えさせるには毎日繰返し、その後、必ず褒美を与えなくてはなりません。空腹の状態で「言葉→反応→褒美」の結びつきがポイントに感じます。レース鳩の場合も褒美とは餌ですから、基本は空腹の状態で繰返し教え込むといいと思います。躾けはもちろんのこと、健康面から考えても人間と同じで、夕食は満腹であってはならないと思われます。

 私は毎朝、大きな声で「ハウス」「ハウス」と叫ぶので近所の方々は、「カッキーもいよいよ、どうかしたのではないか」と思ってるかもしれません。でも近所の屋根に止まらないためなのです。

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コメント

お言葉に甘えまして、また、お邪魔いたします。<(_ _)>

写真を拝見しまして「すげー」の一言!

前回、鳩小屋準備中から今回、もうすぐ完成の段階になりました。(o^v^o)
今月、日本伝書鳩協会より6羽の鳩をプレゼントされる事になり・・・若干戸惑い (汗) ながら喜んでいます。
実際の所、15~16羽の飼育と考えていたのですが、種鳩小屋の増設を考えなければ・・・と思っています (-_-;)

そこで、一つお聞きしたいのですが、愛鳩の友という本を借りてきたのですが、そこに、えさ箱が載っており、なぜこんな形?と聞いた所、鳩はえさを散らす・また、フンが入らない様にとの事だったのですが、せっかくなので自分で作ろうと思ったのですが・・食べやすい高さ・幅があるので買った方がいい・・と言われたので・・性格が曲がったせいか、作るつもりでいます。
高さや幅・その他にこうした方良いとかありましたらアドバイス頂けないでしょうか?

投稿: かっちん | 2007年10月14日 (日) 19時21分

かっちん様
 返事が遅くなり申し訳ありません。アドバイスなどは出来ませんが、鳩飼育では種鳩と選手鳩は鳩舎を別にしなくてはなりません。餌箱についてですが、鳩舎の床がきれいにしてあれば、餌箱は不要です。私は持ってますが、あまり使いません。
 いけないことは餌を余るほど与えてはならないと思います。私の場合、調子を見ながら手撒きです。これなら与えすぎることはありません。常に腹が空き加減がいいようです。餌を与えすぎると太ってよく飛べません。
 餌箱を作られる時に肝心なことは鳩にとって手前の高さかもしれません。餌を食べる時、鳩が手前の板で胸をすり減らして胸の毛が抜けると良くないので、低めに作るといいと思われます。
カッキーより

投稿: カッキー | 2007年10月15日 (月) 20時31分

カッキーさん ありがとうございます。

本日、仕事が朝帰りでしたので早速、餌箱を作ってみました。思った様には行きませんでしたが、なんとか2箱作りました。
これで、鳩が喜んでくれるか判りませんが、カッキーさんみたく、鳩が戻りたいと思う様に、時間をかけて改良や工夫をして行きたいと思います。

投稿: かっちん | 2007年10月16日 (火) 20時30分

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