普段サボってると本番でまごつく
今朝、レース鳩の訓練に行くため暗いうちに起き、選手鳩を7つの籠に詰めました。暗いうちに詰め込み作業をしなくてはなりません。明るくなると鳩も目が見えてくるので捕まえようとしても逃げて捕まえ難くなります。
暗いと人間の私も見難いですが、鳩たちよりは見えるものです。10分ほどで籠詰めができました。その後、それぞれ12羽の鳩が入ってる籠を車に積んだりでかなりの力仕事です。籠には今年8月生まれの鳩もいます。
家を6時30分に出発し、前橋農協ビルの東に広がる田んぼへ向かいました。距離約8キロです。到着後40分ほど休ませ、同時に方向判定のために周囲の景色を見せておきました。寒い中、放鳩時刻の7時30分まで待機しましたら、近くを散歩してた中年女性が近づいて来て、「どこまで飛ばすのですか。」と珍しそうに鳩についていろいろ訊ねたので対応しました。
実は数羽の鳩にサボり癖がついてたのです。毎朝の舎外運動でも他の鳩たちは1時間20分ほど飛翔してるのに、これらの鳩は10分ほどで屋根に下りてしまい、そのまま飛ばなかったのです。
この悪い癖を解消するためにも、これらの鳩もすべて訓練に参加させました。果たしてサボり組は他の鳩といっしょに飛べるかと心配しました。田んぼに下りたら帰れません。でも、放した途端グループの中に混ざってグングン上がりました。今日は景色が違うので真剣になったのでしょう。やればできるのに、やはり怠けてたのです。
あるいはそのためか、一団は真っすぐ我が家の方向へ進路を取らず、方向判定に時間がかかりました。中には北海道の羽幌900Kからの帰還鳩が3羽と北吉原700Kを経験した鳩が1羽含まれてるのに、どうしたことでしょう。それらが全体をどんどん誘導するかと思いましたが、サボり組が足を引っ張ったらしく、あちこち旋回してました。そのうち遠方に姿が見えなくなり私も帰路につきました。
家に着きましたら、全鳩とも私より先に帰還しており、ほっとしました。普段のサボり組は慌てたことでしょう。果たして明日からの舎外運動を真面目に飛ぶでしょうか。見ものです。
« 国境なき使者の飛来 | トップページ | もの凄い人だかりのGT-R »
「レース鳩」カテゴリの記事
- 鳩を飼っていた「思い出」ぼろぼろ(2024.08.23)
- 私の鳩に会いに、一人で行った内モンゴル(2023.06.13)
- レース鳩と共に過ごした充実した人生(2023.05.10)
- レース鳩月刊誌・エリザベス女王の思い出(2022.09.09)
- 屋根オブジェ 時が経過し 平和へと(2022.01.22)
コメント