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2007年12月 3日 (月)

年越しは遺作とテンペストか

 蔵人でショパンの「遺作ノクターンハ短調」を聴き、見事なまでの哀しい旋律に惹かれ、今宵はしばし呆然としてました。

 この曲の前にある「遺作嬰ハ短調」も以前に旋律の魅力に感銘し、ついに練習を開始、その後、人前で弾いたことがあります。こちらは映画「戦場のビアにスト」で多くの方に聴かれ人気抜群です。

 今宵のCDの演奏者はヴェトナム戦争中の幼少時代、地下室で秘密裏に練習したと伝えられるダン・タイ・ソン。戦渦よる混乱の中、母の教えのもとよくぞ猛練習し、世界のダン・タイ・ソンになられました。

 私は音楽を聴いてる時、本を読んだり、いろんな事があまり考えられないのです。それは作曲者が旋律を作った時の心境について、なぜこのような旋律ができたのか私なりにいろいろ推測したいからです。

 蔵人では今宵、この「ハ短調遺作」にゴッホのようなマスターも感銘されたようで、2人で続けて3回も聴いてしまいました。不思議なことに飽きないのです。いくら聴いても新鮮な哀しさがあるのはどうしてなのでしょう。そして、私はふとイスラエル国歌に似ているかなと思いがよぎりました。

 今宵は蔵人で英国王室紅茶をいただきながら、これからの年末年始、この曲に挑戦していこうと心を新たにしました。行動を起こにはやはり感銘が引き金のようです。

 新曲のマスターはかなりの練習量が必要で、ページ別に練習し、しばらく次へ進まないようにしてます。ノートに正の字を書き込み練習回数を記録し繰返し弾くことでしょう。ある程度、回数を弾くと指は次第に記憶してくるので、確実かどうか目や耳で判断しなくてはなりません。

 暮れから正月かけてはレース鳩の訓練やお酒も忙しくなりそうですが、ピアノでは「ハ短調遺作」と「テンベスト」の練習に重点を置いて年越しし、来年こそは本当にいい年であってほしいと思わずにはいられません。

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