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2007年12月13日 (木)

嬉しい遺作ノクターン№21楽譜発見

398479_125101414279600_100003392251  「蔵人」のマスターの素晴らしさは、客のお気に入りを頭にインプットしていて、リクウェストしなくてもその音楽が自然と流れてくるのです。しかも、スピーカーは左右合わせて約500万円という代物。奥ゆかしい音質この上もありません。

 英国紅茶をいただきながら「蔵人」で、すでに20回ほど聴いたと思われるその曲は「遺作ノクターンハ短調」。なぜか私の今の心境にぴったり融合し、ショパンは人間誰しも孤独感があっても、素晴らしい音楽にはいくらでも触れられ、湧きいずる泉のごとく明るい気持ちが生まれ出ることを啓示してるかのようです。

 音楽は、ショパンの死後出版され、心の内面を余すとこなく歌い上げる遺書のような味わい。それにしても美しすぎて、一日中聴いていても気持ちはその度に新たになる神秘性。

 ついに自分でも弾きたい衝動に駆られ、楽譜をあちこちの楽器店で探しても、ノクターン集には掲載されてません。ところが、最近になってやっと見つかりました。それはショパンピアノ遺作集にあったのです。音楽は幾度となく聴いているのに楽譜がないというジレンマに陥いても、執拗に捜し求め、ついに発見。目の前に世界が開けました。

 しかし、現実は厳しく、見てすぐに弾けるものではありません。音楽を知ってるのに指の動きはままならない。2ページの曲は、こつこつ練習しかないのです。しかも、ショパン独特の作風により、左手と右手の音符が数的に対応しないかけ合い。ショパンらしいフレーズとフレーズをつなげる詩的霊感の最たる部分は2人の自分がいないと弾けないと思われるほどリズムへの対処が難しい。

 それであっても練習回数によって自らの両腕を信じ、時間がかかっても弾けるようになるまでの練習しかない。

http://www.youtube.com/embed/YNSNwcFDeuc 

 現在の心境はどん底でも、偉大な作曲家による後世への遺産だから、それに応えなくてはならない気持ちで弾いてみたい。

 無理と思えた「テンペスト」1楽章や「遺作ノクターン嬰ハ短調」もいつの間にか人前で弾けるようになりました。運良く出会えたこの遺作作品に年末年始はとことん向き合ってみたい。その間だけでも孤独感は薄らぐであろう。来春には友人たちに聴いていただけることを夢見て毎日ピアノに向かおう。

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