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2008年3月 3日 (月)

梅香る季節 Persimmon Marsh grove.

  今日はひな祭り。現在の太陽暦では「桃の節句」というより「梅香る節句」と言った方がぴったりする季節です。左の写真をクリックし拡大すると梅の香りが出てきそうです。

 特に「しだれ梅」や1本の梅に紅白で咲く「思いのまま」は日々忘れがちな優しさまで教えてくれているようです。

 梅の好きな父母の影響を受けたのか、あるいは子供の頃の梅の香りが忘れられないのか、近年、7本の花梅を植林し、それぞれは樹木として貫禄を持ち始めています。

 昔も白梅がありましたが、私の中に潜んでいた両親からの遺伝子が開花したのでしょうか、花梅や花桃、シャクナゲに魅力を感じ始め、休日になると「前橋農協の花木センター」や「埼玉県花園花木流通センター」に通い始め、開花している花びらや色彩、枝振りなどを確認して手に入れる技を覚えました。

 蕾のまま手に入れると、どんな色の花が咲くか、楽しみがあっても、結果としては半々で、喜んだり、がっかりもするものです。ですから蕾で買うことは、くじを引くようなものと思いついたのです。自分の目で開花を確かめて購入することは大切なことでしょう。これは何事にも共通することと思っています。

 3月3日現在、群馬県高崎市の私の家では7分咲きです。これから2週間ほどは花梅を楽しめると共に、梅独特の甘い香りが漂います。

 日々、私たちは五感の一つである大切な嗅覚については、多少、無頓着になる傾向があるかもしれません。外を歩けば花粉が飛ぶことを気にする余り鼻を塞ぎがちです。私たちには、いい香りを味わえる器官が備わってるのですから今の季節、梅の甘い香りを心から堪能してはいかがでしょう。

  もしかして、教育で最も遅れているものは嗅覚の陶冶かもしれません。例えば、賞味期限の期日を見て判断してばかりしていると、視覚は進んでも嗅覚は衰える一方と感じてなりません。

 お近くの方はぜひ私の庭にいらして色とりどりの花梅をご覧下さい。お茶を庭に用意してあります。よければピアノも聴いていただけます。

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