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2008年3月15日 (土)

偉大な人ほど奥様を大切にする

Dscf0197_3  本日は群馬県も殊のほか好天に恵まれ、選手鳩たちは16日に行なわれる金田一からの500Kレースのため青森県に行っており、私自身、レース鳩の管理が楽になり山に行きたくなりました。

 目的地は桜とサージタンクで有名な佐久発電所です。ご覧のように巨大な円筒の中には水が最上までいっぱい入っており、地上81メートルから落下する水力を使っての発電です。実際にはこの遥か下の利根川縁に発電機があるので約121メートルの落差を使っての合理的な発電です。

 ここは赤城山の山麓に位置し、山の傾斜を使ってここまで約1.3キロの高台にある調整池から、これまた巨大なパイプにより水を引き、調整池の水面の高さとサージタンクの最上が同じ高さになってます。これにより緊急時には水を止められるといわれます。

 地震、雷などの理由で発電機が急に止まった場合、調整池からの水が放出したままにならぬようになったり、水圧鉄管の厚さを薄くできるなどの経済効果があるといわれます。

 各地で不安が広がってる原発事故の放射能漏れや、炭酸ガスの排出もなく、この点、周囲に不安を与えることなく設計されてます。

 その上、景観はご覧のように見事です。しかも、ここは群馬でも指折りの桜の名所。4月がお薦めです。関越自動車道渋川インター下車で東に高いサージタンクが見えます。

 調整池は水鳥も多く美しい景観をなしてます。実はこの調整池へは利根川上流からの水を引き込んでます。山岳が多い群馬の地形の傾斜をうまく利用し、エネルギーを使わず、水は低きに流れる性質を利用し、実に合理的であることが分かります。

 この佐久発電所はセメント創業で著名な故・浅野総一郎氏により昭和3年に建設されました。そして近年、21世紀を迎えるに相応しい姿に再建築されたのです。

  なお、佐久発電所の名の由来は、浅野氏の苦難な時代に励ましてくれた妻「作さん」を偲んで、奥様の雅号である「佐久」と命名したと伝えられます。奥様は発電所の完成を見ないで世を去ったといわれます。完成を見ることができれば、夫の成功をどれほどか喜ばれたことでしょう。

 現在のサージタンクはその基礎の上に建ち、「夫婦の絆くらい大きなものはない」と実感して佐久発電所を後にしました。

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