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2008年4月

2008年4月30日 (水)

相場はやや上昇傾向か

 インターネットで毎朝、米国株式情報を見ています。日本時間の午前5時頃になりますとダウ平均株価やナスダックなど米国での株取引の終値が決まります。そして、東京証券取引所が動き出すのは午前9時。世界は米国経済の影響を受け、米国株価動向はその後4時間後に始まる日本の株価動向に反映していることが分かります。朝、米国株式情報を見て、その日の日経平均株価を予想してます。

 昨年2月頃より、じわじわ押し寄せてきたサブプライムローンは日本では5月頃になって、その深刻さがやっと認識され始め、どうもおかしいぞと感じてる間に、見る見るうち株価の下落が進み、この一年間は稀に見る低迷であったと思います。それはまだ続いています。

  経済は大きな波の中で上昇下降を繰り返すといわれても、今回、このように世界的規模で金融危機が感じられると、果たしてこれから日本はどうなるのか、今後の相場展望はプロの経済人にとってもなかなか判断が難しいところと思われます。

 むしろ2008年から2009年にかけて一層落ち込むこともありうることで油断出来ない気もします。これから先の世界経済全体はますます不況下へ入っていく危惧は拭い去れなく、ヨーロッパは米国以上に悪いかもしれません。

 このような世界経済状況の中で米国経済がだめでも、インドや中国などエマージング諸国が中心になってしっかりしているから世界不況にはならないとも考えられますが、米国が不況下にあって、これらの国々が好調を保つのは可能でしょうか。次第に悪化は避けられない気がしています。

 一方、最近の株価を見ると上昇してきています。昨日は一時的に14000円台を記録し、3月中旬から比較するとかなり上昇してます。素人の私の予想では、6月からは上昇基調となり、秋には15000台、年末には16,000円台へ推移する気もします。為替は5月下旬には107円へと円安へ向かい、グローバルの中にあっても元気な日本経済を期待したい。

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2008年4月28日 (月)

本日、Hunger is the best sauce.を体験

 毎朝、「朝食は何にしょう。」と、まず起床したら決めなくてはなりません。一人暮らしは待っていても何も出て来ないので、その辛さには慣れました。生きることは食べることですので、7時から営業してる「矢中食堂」へ行くか、自らご飯を炊くかです。

 1合のご飯を炊いて一人で食べても何だか寂しいものです。おかずも作らなくてはなりませんし、それには事前に食材の仕入れが必要となります。今朝はゴミ収集の日で、鳩舎から出るゴミや家からのゴミ、愛犬のゴミも集めて、すべて掃除をすると約1時間かかります。

 その間、北海道・羽幌900K西関東チャンピオンへ行く4羽の選手鳩の舎外運動があり、朝からてんてこ舞いです。救いは鳩が良く飛んでくれます。また、予定通り昨日、産卵してくれました。抱卵10日目で持ち寄りとなりいい感じです。

 今朝は珍しく「ローソン」で赤飯のおにぎりを買って来て、味噌汁を作り朝食としました。久しぶりに味わう餅米で出来てるおにぎりは力仕事した後だけにおいしかったです。

  ところで、熊谷の日向商店までドライブがてら鳩の餌を買いに行き、帰宅したら1時頃でした。20キロもある餌を6袋運びましたら、もの凄くお腹がすき、最近では珍しい程、ふらふらになり、疲れ果ててしまいました。昼食を作る元気もない程でしたが、頑張ってうどんを作りました。藤岡市の「根岸うどん」です。このうどんは以前に「音楽喫茶・蔵人」で薦められたのです。

 こんなに空腹になったことは最近ではありませんでした。何故だろうと考えました。いつもより力仕事が多かったこともありますが、それにも増して大きな原因は、朝食が餅米のおにぎりだったことに気づきました。

 この餅米というのは消化が非常に良く、胃から腸へすぐに移動するらしいです。このため、胃が早く空になり、お腹がすくことは知ってました。以前にもブログで扱いましたが、私はこの本当に空腹になるというのが健康には大切と考えてます。選択による好き嫌いがなくなり、栄養バランス上、理想と考えます。何を食べてもおいしいのです。

 標題のHunger is the best sauce.は諺で「空腹は最上のソース。」あるいは「空腹にまずいものなし。」と訳されますが、昔から外国に於いても、健康に対する先人の智慧だったのでしょう。

 健康の源は「すべての臓器へ栄養を配分する胃腸を丈夫に」と考えた時、飽食の時代にあって、空腹の時間があることは健康への第一歩ではないでしょうか。

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2008年4月26日 (土)

良き友は良きライバル

 愛鳥週間が始まる5月10日は北海道北部に位置する羽幌から西関東チャンピオンレースが開催されます。その距離900K~1000Kで、早朝に放されるレース鳩たちは、日本海側を一路南下し、4~5時間して大きな難所である津軽海峡を自力で飛び越えなくてはなりません。このレースに当舎から4羽の鳩が参加します。

 写真右から2番目の鳩BC♀は先日のグランプリで連合会3位となり、すでに900Kを2回経験し、津軽海峡を5回飛び越えてます。血統は「たぶん弟鳩舎及び村田鳩舎共同作」の孫でドイツ・トレスコー110番の血を引いてます。

 そのすぐ左のB♂も900Kを1回飛んでおり、津軽海峡を3回飛び越えてます。血統は茨城・高塚鳩舎のミラクルクイーン・稚内クイーンの血を引いてます。

 右端のBCW♂は先日のグランプリを悪天候3日目朝帰還し、血統は埼玉・名前のない鳩鳩舎フォルケンスと岐阜・香山鳩舎オルハンミラーの血です。津軽海峡越えを1回経験してます。左端のBCW♀は香山鳩舎ファンローン・セレクトエースで、同じくグランプリを経験し、津軽海峡越えを1回経験してます。すでにグランプリの疲れは抜けて元気に舎外してます。

 羽幌から北海道の南端まで陸地を飛んで来た鳩たちは、いよいよ津軽海峡を目前にして、大きな試練が待ち構えています。それは大海原を飛び越える勇気と帰巣本能による強靭な意思、ここでこそ先祖から受け継いだ血統が蘇えり、果敢にも海越えを決行させるのです。

 海峡は気流が激しく、強靭な精神力とエネルギーに満ちた体力がなくては渡り切れぬ絶体絶命の断崖に到達。遥か遠くに見える青森県の山々をめざし海上を飛び越える命がけの飛翔は、孤独の中にあって厳しいレース鳩本来の宿命でしょう。

 無事に青森県に渡れば、後はいかに直線上を飛んで自鳩舎に向かうかが分速を競う鍵となり、スピードに乗ればその日の夕刻に懐かしい古巣への到着も夢ではありません。当日帰還となれば成績上位は間違いないでしょう。

P1020457  極秘ですが、私は戦略として訓練は行ないません。今までのレースがすべて理想的な訓練であったと思うからです。その代わり、調整のために20分~30分程度の舎外を可能な限り朝、昼、夕方の3回行います。鳩舎内を薄暗くして落着かせ、飼い主も必要以外は出入りしません。成鳩には巣房を持たせてあります。整腸作用にレッドストーンを与えてます。

  ところで、西関東チャンピオンレースは広域の東日本チャンピオンレースと同時放鳩の可能性があるので、インターネットで知りえた浅間山さん、常念の麓さん、名前のない鳩さん、ミストラルさん、ムニエルさん、ヤンアールデン愛好家さんを始めとして、多くの親しい鳩友たちとこの日は勝負することになります。

 良き友は良きライバルです。果たして美酒をいただくのは誰でしょうか。皆、内心では自分だと思ってるようです。

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2008年4月24日 (木)

芝桜の巨大な絨毯を散策

 群馬県榛名山麓に広がる「みさと芝桜公園」は高崎市箕郷町松之沢にあります。広さ2.9ヘクタールの丘に約26万株の芝桜が、あたかも天女が舞い降りて来たかのような振る舞いを呈し、赤、白、紫の華やかな色彩は小道を挟んで曲線美を呈しています。

 園内はまるで巨大なペルシャ絨毯を思わせる芸術的色彩を成し、訪れる人たちを夢の園へと導いています。想像するに、設計時に形や色彩がかなり綿密に考案され、巨大な模様は天女の羽衣となり、別天地の趣があります。

 私たちが物を美しいと感ずるには大きく二つあるのではないでしょうか。一つは色彩そのものです。色とは一色でも比類なき美しさを持つものもあります。しかし、他の色と組合わされ調和が生まれると、深い味わいが醸し出され、それぞれの色彩は一層個性的に存在をアピールしてくるようです。

 美しさを感ずるもう一つは形でしょう。花はもちろん、書を始めとして大自然が織り成す風景、庭園、壷、また車の形から、人の顔かたちやスタイルまで、形は美の究極を呈しています。ここ「みさと芝桜公園」はこの色彩と造形美を組合わせた稀に見る巨大な抽象絵画と言えます。

 こんな所を平素の仕事から離れ、好きな人と散策できたらどれほど幸せに感ずるか、私には想像のみの世界です。喧騒の世界を忘れさせる天上の別世界は比較的身近なところにあり、天女の笑みがほころべば思わぬ形で心の平安を味わえる気がしてなりません。

 いつの日か、再びこの地を訪れ、夢でなく心から楽しい散策が実現できることを願わずにはいられない。 

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2008年4月22日 (火)

公の英文スペルには注意を払ってほしい。

  島国育ちで昔から外国人と交流のなかった私たちは英語を生活として使うことがなく、いつになっても外国語は異質なものになってます。英語は学校の1科目として位置付けられ、試験で成績が上がることを目標に勉強したものです。

 私は高校生の時から、どうしたことでしょう。英語と音楽が好きだったのです。若い頃、心の奥底に外国生活してみたい夢があったのでしょう。世界総人口の98パーセントは日本語を知らない人々であることも不思議に思ったものです。

 こんなこともあり、学生時代は英語講読に力を入れました。それが今日まで尾を引いてよく続いています。これはインドに暮らしていたことが一層バックアップさせたと言えるでしょう。生まれたときからヒンディー語やベンガル語で生活し、一方では英語が通じる民族であるインドの方々に神秘を感じました。

 母国語及び英語で話せるのは実に器用なことで羨ましいです。日本では考えられません。日本では英語は机上のものでしたが、従来から行なわれてきた英語講読や文法は本当に大切と最近つくづく思っています。先人はやはり重要なことと考えたのでしょう。これによりボキャブラリーは飛躍的に伸びます。

 外国に滞在した経験がなくても英語の達人はいるのですから、これまた不思議です。きっと良い先生に巡り会えたか、あるいは自らよい勉強法を編出したり、外国人と積極的に交流を図ったのではないでしょうか。

 私は得意ではありませんが、英語で表現することは好きです。その一つは英文を書くことです。外国人へ手紙を書いたり、平素、何事でもメモるときは英単語で書きます。これがいい勉強になるのです。英語でどう表わすかは学生時代あまり勉強しなかった分野です。しかし、英文を創作することは会話能力にも繋がる気がしてなりません。書くことも話すことも発信型という点では似てるでしょう。

 最近、私が効果があると感じることは、英文を音読することです。年令がかさむと音読しないものです。しかし、英語学習では1にも2にも声をしっかり前に出すことがいいようです。

 ポイントは横隔膜を意識した「発声の基盤」に立ち、特に口内での子音の摩擦を意識し、口は日本語より大きくパクパクすると、違ってくるように感じます。

 ところで、本日、高崎市コアホールで開かれる音楽会のパンフレットが手元に届きました。公に配布されてるのに、曲名に英文ミスがあります。主催者はまだ気づいてないようです。「くまばちの飛行」をThe fright of bumble beeと大きく印刷されてます。飛行はfrightでなくflightです。このままでも意味はありますが、「くまばちの恐怖」となってしまい、曲名ではありません。

 また、交通標識にも英語が添えてある場合をよく見かけます。聾学校の近くに県立というスペルがPrefectualとなってますが、正しくはPrefecturalです。 日本語でのミス同様、公に英文を使うときはスペルミスがないよう十分気をつけたいものです。

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2008年4月20日 (日)

子離れできない親に未来はない

398  タイトルは【親離れできない子に未来はない】でも同じです。

 人は石器時代より現代に至るまで、子供を産み、慈しみそばにおいて育てることを繰り返してきました。動物も同様に、本能によりこれら一連の動作を通じて家族を作り、命を次世代へと繋いでいるのです。

 こう考えると、私たちは「前の世代からバトンを受取り、次の世代へバトンを渡す」その間を人生といい、その期間あれこれしながら喜怒哀楽を伴ない生きてるのでしょう。

 これを陸上競技のリレーに例えれば、バトンゾーンで生まれ次のバトンゾーンまで走り、子供という走者にバトンを渡すのが人生かもしれません。バトンは早く受取り、できる限り速く手渡さなければなりません。もたもたしてては無駄が起こります。特に、できる限り早く次のランナーに渡すことが大切です。

 人生に於いても、この「できる限り早く次のランナーに判断力というバトンを渡す」ということが、なかなかできない母親が時たま見られます。

 この意味は子供が成人しても、行動がいちいち気になり、例えば30才を過ぎた娘が外出していても、常に携帯で指示するような異常な状態です。子離れできてない母親の典型です。

 一方、子供も長いこと親の判断に頼ることが当たり前になっており、自分自身の判断力に自信がないのです。多分、小さい時から親の顔色を見て育ったので、この生き方は成人しても続くでしょう。

 親の指示を仰ぐ生き方、親に判断してもらう生きる方から脱却できず、指示がないと不安になり、こちらは親離れできない状態です。「何をするにも先延ばしにしたり」、素早い的確な判断ができません。「親に対して自分の本心をぶつける気迫」など持ち合わせなくなります。

 結果的に子供は何事も親に縛られ、親は子供の「輝く人生」までも潰してしまいます。今叫ばれてる「生きる力」の芽を摘み取ってるのです。このような親子関係で育つと子供はいつになっても、どこか、ひ弱なところが見えものです。

 親は子供がある程度の年令に達したら口を出し過ぎず、独立心、自ら判断できる力を培ってやり、しかし、【しっかり見守ってやることを忘れてはなりません。】

 【決して離れ過ぎず、すべてに近過ぎず】は成人した子どもへの親のあるべき態度で、バトンは落とさずに、しっかり子供という次の走者に渡せることになります。

 翻って、私は二人の娘(33才と26才)の父親です。子離れについてはどうでしょう。私自身の気持ちでは克服できてるように思います。特に妻に先立たれ、本来ならば娘をそばに置いておきたいところですが、強い気持ちで子離れできました。ピアノ演奏やレース鳩飼育、山登り、たくさんの花木の手いれなども、私をバックアップしてくれたのでしょう。

 レース鳩でさえ生後30日を過ぎると親は雛を巣から追い出す動作を示します。人間より素晴らしい子離れ、親離れです。

 やがてお仲間入りする高齢化社会の幼稚園生としては、強靭な精神でこれからの世の中を生きていく必要があり、子供におんぶに抱っこしてもらうようでは、生きることに無理があって、ひ弱となり、ついには人生が短くなるようです。身近にそのような関係を見たのでつくづくそう思います。長くいっしょに住んでいた子供が結婚して別に暮らすようになったら、まもなく亡くなりました。どれほど寂しかったことか、これなど子離れできなかった親の悲惨な最後でしょう。

 私の娘たちは長女が嫁ぎ、次女は独身ですが、次女は母親が結婚した年を上回り、独立して生きてみたいとの考えで一人暮らししてます。近年、私は9部屋もある大きな家を建て、次女と暮らしたい気持ちが強かったのですが、現在は気持ちが変わり、親の私から独立し、親に頼らず成長し、何事も自ら判断し、精神は確実に頼もしさの増した次女に拍手を送れるようになりました。

 彼女の名前はMarie Persimmon Marshで、ロイヤルチェスターにおいてウェディングプランナーをしてます。私は一人暮らしであるにもかかわらず、大事な娘たちから完全に子離れできました。

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2008年4月18日 (金)

近所の花見の会、迫る

 平成元年から続いてる「近所の花見の会」は今年で20回目を迎え、私の家で行なわれます。花見をする中心的樹木は「しだれ花桃」ですが、今は花の季節で10種類のシャクナゲを中心に八重桜やドウダンつつじなど色鮮やかに咲き始めました。一年の努力の成果を楽しんでいただければ望外の喜びです。

 花より団子の感もありますが、それはそれでいいものです。近所であっても、平素忙しいこともあり、歓談のチャンスはありそうでないものです。花の季節に膝を交えての語らいは、きっと至福の時になるでしょう。ほんの少し新緑も始まった今の光景は何とも清々しいものです。

 この花見の会は4月20日(日)の夕刻に行なわれ、目的を掲げてます。

1、花を通じて四季の移り変わりを心ゆくまで楽しむ。2、今年1年の近所の平安を願う。3、楽しく飲んで語り合う。となってます。

 飲み物、おつまみはcateringあるいはBYOBという方式です。皆さんめいめいが得意なものを持ち寄ります。部屋は和室8畳2間続きで、家の中から庭の花を観賞できる間取になってます。このため、寒くありませんし、雨天でも賑やかに花見が決行できます。

 昔と異なり、どうしてもご近所との交流は少ない時代ですから、このような会は意味があるでしょう。昨年度、私は班長をしてたこともありますので、役目が無事終了したお疲れさん会でもあると内心勝手に思ってます。

 先ほど、花の好きな方々から電話があり、参加したいと申し出があり、合同で行うことになりました。多くは女性です。明るく楽しい花見の会になりそうです。平素、一人暮らしの私にとって、多くの方が見えるのは、まるで夢のような雰囲気でしょう。気を確かに持って春のひとときを過ごそうと、今からワクワクしてます。

 2次会はピアノバーを用意してあり、ワインをいただきながら次第に夜の帳となり、大人のムードへと移行すれば、花見の会であったことも忘れ、夜は次第に深まることでしょう。 

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2008年4月16日 (水)

日経平均株価と為替レートはリアルタイムで

 最近、近所の方のお父様が亡くなりました。年齢は100才です。亡くなられたことはお気の毒この上もありませんが、一般的に考えて、年齢は申し分なく、何と素晴らしい長い人生だったのでしょう。しかも、晩年になっても認知症とは無縁であったとのことです。

 当然ながら、私はどうしてお父様の生前の精神がそのように正常でいらしたかお尋ねしました。娘さんに当たるその方は開口一番、意外や意外、毎日、株価に興味津々であったといわれました。上がり下がりある株価動向から目を離すことなく、明日は上がるのではないかという期待感が日々の生活に活力を生じさせていたと考えられます。

 数字ほど具体的に物事を示すものはなく、彼の頭の中はいつも冴え渡っていたと考えられます。株価の推移は今度こそ、という期待感が伴なうので、大雑把で曖昧な頭脳から脱却でき、これが心身の活性化につながるのかもしれません。

 100才であることからインターネットをされてたかは別として、株価の場合、新聞やラジオを通じて末端神経である目や耳を使い、刻々と変化する数字に一喜一憂もあり、悪ければ明日に期待し、良ければ安堵感など、精神の動きに波が起こり、停滞した頭脳に陥らないと思われます。

   ところで、私は経済について素人ですが、3年前から投資信託を購入した関係でアンテナを張り研究してます。分配額は月々変化する可能性があります。このため、昼夜を問わず推移してる為替レート、及び午前9時から午後3時までの日経平均株価をリアルタイムに覗いてます。

 経済のグローバル化とインターネットの普及は、家にいながらにして一瞬に米国のみならず、世界各国の株価動向を捉えることができます。株価の連鎖は刻々と世界を駆け巡ることが一目瞭然です。

 投資信託においては毎日、午後7時過ぎインターネットにより、その日の基準価格が提示されます。基準価格は世界や日本の株価動向などに影響を受け、その上、金融機関による毎日の信託報酬を差し引いた後の価格になります。

 投資信託では【保持してる口数に基準価格を乗じて1万で割れば、その日のうちに評価額がでます。】私はこれより簡単な公式で即座に分かるようにしてます。

 金融機関の窓口の評価額は前日のものを客に呈示しています。ですから、厳密にはその時点の評価額ではないのです。

 これは仕方ないことであっても、窓口では、客が訪れて良かったと思えるように、現評価を呈示するだけでなく、経済動向について常に最先端の説明ができるようであってほしいものです。

 【投資信託では口数が大切で、これは経済動向に左右されず常に不変です。】このため、債券など比較的基準価格の高い商品に買え換えると、折角、獲得していた口数が減ることを頭に入れておくべきでしょう。もちろんその都度、手数料が差し引かれます。

 ところで、最近の世界経済は刻々と悪い方向へ変化し、日本にいる私たちの生活まで悪影響を受けています。

 地球の反対側では、考えられない二つの条件で低所得者向けに住宅ローンが貸し出され、それは何と頭金なしのローンや、書類なしのローンもあったらしいです。この件数が莫大で低所得者は金利が払えず、また、返済不可能が起こり、金融機関では多大な損失が計上され、またこれが証券化され世界中に波及しています。

 ラジオの深夜放送ではDJIA=the Dow-Jones Industrial Average(米国ダウ平均株価)やNASDAQ=the National Associatoin of Securities Dealers Automated Quotation(ナスダック指数)が随時伝えられ、日本時間の朝5時に終値となります。

 これは4時間後の日経平均株価の推移に影響します。そして、終値が投資信託の基準価格に結びつき、公式により現評価につながります。米国の影響力がいかに大であるかが分かります。

 オバマ氏か、マケイン氏か、今秋の大統領選挙の行方は日本の私たちの経済生活に影響してくるでしょう。選挙結果の行方は、これからの米国経済が右上がりになるか、低迷するかの分かれ道で、これは取りも直さず世界を動かします。

 今、私が関心を持っていることはポートフォーリオです。分散投資ということで一般的には株式、債券、不動産を中心に銘柄分散が考えられがちです。一方、一つの商品に対し、時間的分散投資も意味があるように感じてなりません。それは前述の口数を増やすチャンスなのです。また、2000種類以上あるといわれる投資信託の勉強は怠るべきではありません。

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2008年4月14日 (月)

自分の卵を忘れなかったグランプリ帰還鳩

 今年サミットが開催される北海道・洞爺湖の東に位置する北吉原を放鳩地として今回行なわれた西関東グランプリレースで、当舎の鳩は4羽帰還しました。群馬高崎までの距離は717キロ、天候不順の中、3日目朝までよく帰還し頑張りました。

 若鳩は2羽帰還し、1羽は香山鳩舎のファンローン×セレクトエースです。もう1羽は名前のない鳩鳩舎のフォルケンス×当舎のオルハンミラーです。これらの若鳩は来春東日本CHを狙う予定です。

 今回のグランプリ当舎1番手到着は翌朝6時30分で、もう一歩で当日帰れたことになります。ゴールを目前にして日没となり、どこかの屋根に舞い降り羽根を休めたのでしょう。1番手の鳩は♀。群馬「たぶん弟」鳩舎と「村田」鳩舎共同作出の孫で、当地では有名なトレスコー110番の血を伝える血統です。この鳩はすでに羽幌900Kを2回飛翔しており、津軽海峡横断は今回で5回経験したことになります。

 2番手は翌日が雨のため3日目早朝帰還で、すべて茨城・高塚鳩舎の血統です。稚内クィーン号やミラクルクィーン号を先祖に持つ長距離の血と考えられます。この鳩は♂で一昨年羽幌900Kを飛翔し、津軽海峡横断は今回で3回経験しました。

  実はこの2羽は番になっており、グランプリでは抱卵1週間ほどの状態で参加しました。結果的にはこれが良かったのかもしれません。これについて数日前のブログで期待してる旨を書きました。大切な自分の卵を忘れることなく、2羽とも帰還すると、交互に巣房に入り温めを再開したのです。

  帰還した番にとって【この体験はきっと大切でしょう。】

 これこそはレース鳩の帰巣本能を示す自然な姿ではないかと思います。心配な巣房の卵を一途に飛んできた姿には涙が出るほどです。この効果が出たのでしょうか。♀BCはグランプリ総合9位になりました。

 少し可哀想ではありますが、私はその卵を本日、偽卵に換えました。

 実は私にとって、夢である「稚内グランドナショナル1000Kレース」に、この2羽を参加させる予定です。幾度となく津軽海峡横断を経験しており、しかも番であるという千歳一遇のチャンス。今回のグランプリ同様に抱卵での参加を考えてるからです。

 果たして写真の看板に掲げたように夢は叶うでしょうか。飼い主としてやるべきことはやってみます。

 そのためには現在抱いてる偽卵をいつ抜くかが大きなポイントで、卵を抜いて8日経過すれば、再び産卵するとして、「グランド持寄り日を抱卵10日目」にしたいのです。

 持寄り日は5月6日ですので、10日前の4月27日に産卵させなくてはなりません。そうすると4月18日の朝、現在抱卵してる偽卵を抜くことになります。

 鳩レースはすべて距離や時間という数字により結果が出ると考えれば、偽卵を抜く日数計算にも意味があるかもしれない。

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2008年4月12日 (土)

我が家のシンボル「しだれ桃」の開花

338  四月中旬になり庭の花が一斉に開花してます。庭木に対して素人の私が見よう見まねで剪定と水やりを中心に世話してきましたが、どうやら今年は良い色彩で目を楽しませてくれてます。チューリップは秋に球根を取り出したほうが良いのですが、昨秋はしませんでした。でもご覧のようです。

359  20年程前に植えた日本シャクナゲは平地で育てるのが難しいといわれますが、土を高く盛り水はけをよくし、木陰に植えましたら冬温かく夏涼しいのが成育には適したようで見事な開花となってます。日本シャクナゲが平地の庭でこれだけ開花するのは珍しいかもしれません。

 内緒ですが、あまりにも蕾がたくさんついたので実は2月下旬、3分の1ほど間引きしてみたのです。また、根元に腐葉土を与えたのが色彩の良さにつながったかもしれません。やっとポイントが掴めたか。

 左も日本シャクナゲで、じきに開花です。こちらは薄いピンクで艶やかさはありませんが、あたかも物静かな女性のような魅力です。山の中で見かける種類で高山を登ってる最中、小休止したところにそっと咲いてる感じの可憐な味わいを呈しています。

 我が家のシンボル「しだれ桃」はまだ蕾がたくさんあるので八分咲きの状態です。あと2週間は咲き続けるでしょう。写真では大きさが分かり難いですが、「羽衣」という品種名の通り、まるで天から羽衣が降りて来たようで、下の樹木の上に覆い被さるような枝振りは花の色と見事な対比をなしてます。

 珍しく下からシャッターをクリックしましたら、懐かしいインドの火炎樹のような雰囲気に見えます。火炎樹は高さがあるので、よく木の下から上を見上げたものです。インドは4月5月が真夏なので今の時期きっと炎のようにあちこちで咲いてることでしょう。青春時代思い出の樹木です。

 イギリスの鳩月刊誌「ピクトリアル」の表紙に鳩舎とともに三度も掲載されたこの「しだれ桃」はきっとイギリス人にとっては珍しい姿なのでしょうか、世界57ヵ国で読まれてるので、私としても掲載を誇りに感じています。これからも花の咲く庭木の育成と共にレース鳩飼育の尽きない喜びを求めていきたいと思います。そして花の大好きな運命の人と出会いたいです。

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2008年4月10日 (木)

愛の逃避行により生まれた名曲

 春は天気が変わりやすく暖かくなったり雨が降ったりします。今日はあいにくの雨。こんな日はショパンの「雨だれ前奏曲」が似合います。

 この曲には不思議なことがあります。それは全曲を通して低音部にラが半音下がった音が規則正しく響き、雨だれを表現してます。一般的に自然界の音はラの音に近いといわれ、ショパンはそれを更に半音下げていっそう憂鬱な雨の音らしくしたのでしょう。その雨足のリズムに乗って高音部は比類なき甘く哀しい旋律を奏でます。

 ところで、母の国ポーランドで生まれたショパンは20才頃、父の国フランスに渡り、39年の生涯を祖国ポーランドに帰ることがなかったといわれます。それは祖国が戦争に巻き込まれていたからと考えられます。有名な練習曲「革命」はワルシャワ陥落の報に接し、絶望のあまり、祖国に対する愛国心から作曲したと伝えられています。

 ショパンはパリのサロンでピアノ演奏してましたが、そのとき彼の名演奏に惹かれたのがフランス女流作家ジョルル・サンドでした。二人は急激に接近し愛を誓うようになったようです。

 華やかなフランス社交界のゴシップに耐えられない二人はついに地中海に浮かぶスペイン領マジョルカ島へ愛の逃避行となり、一冬を温暖な地で幸せに過ごし、滞在中に生まれたのが24のプレリュード(前奏曲)で、その第15曲目が「雨だれ前奏曲」です。

 ある日のこと、恋人サンドが外出中に豪雨となり、ショパンはサンドの身に何か起こったのではないかと不安になり、強い雨足の中、いつまでも帰らぬ彼女を案じ、心配でたまらない気持ちを音楽で表現したのでしょう。全曲にわたって彼女を案じる気持ちがこれでもかと滲み出ています。そして、ついに帰ってきたのです。

 曲の形式はABAの三部形式。特にBの部分は激しい雨の中、暗くなってもなかなか帰らぬサンドへの心配な想い。それは危険な道を一人歩くサンドの足取りのように表現されてます。再現部のAは彼女がやっと帰ってきたショパンのこの上ない安堵のようです。

 偉大な芸術は愛から生まれると聞きますが、この「雨だれ前奏曲」はまさにそのように思われてなりません。

 きっと愛のない芸術などないのでしょう。

 サロンでのショパンの名演奏にサンドが胸を打たれたように、までいかなくても、、私の弾く「雨だれ前奏曲」を聴いて、心に幸を感じてくれる方が現われるでしょうか。

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2008年4月 8日 (火)

西関東グランプリレースへの調整

 いよいよ春季レースも佳境に入ってきました。今週末の12日(土)には西関東グランプリレースが実施されます。

 放鳩地は北海道・北吉原から西関東まで公称飛翔距離700K。参加するレース鳩は上州地区連盟、西埼玉地区連盟、上武地区連盟傘下の16連合会に所属するいずれも俊鳩たち。すべての鳩はすでに本州でのレースをこなし、明日の夕刻、北海道に向けてコンテナ輸送されます。

 3地区グランプリの帰還地は今までのレースと異なり、西は群馬県西部の安中・富岡方面から東は埼玉県南部の上尾、川越方面までの広範囲となります。

 このため、北海道から南下し福島県あるいは山形県南部まで飛んできた鳩たちは関東を目前にして、そこから自鳩舎に向けて「いかに直線上を飛んで帰還するか」が分速を上げる鍵となります。

 左の衛星写真に大きな湖が2つあります。左は洞爺湖、右上は支笏湖です。洞爺湖の東で支笏湖の南に小さな湖の倶多楽湖があります。その東10キロほどの海岸に放鳩地の北吉原は位置します。今年は洞爺湖サミットが開催され、平和を願うには相応しい放鳩地でしょう。

 そこから群馬県高崎市の当舎を直線で結ぶと東北地方中央部から西寄りになります。このため津軽海峡を渡った後、飛翔高度を上げ山岳地帯に突入しなければ、直線上から離れてしまい、分速は上がらないことになります。これには天気が大きく影響し、飛びやすい気圧配置に恵まれれば、山岳地帯突入が期待できます。

 これに関して、岐阜在住の香山鳩舎訪問の折、氏の「レース鳩には高所からの訓練によって高度を飛ぶことを覚えさせなければならない」と話されたことが常に脳裏に焼きついてます。

 今回グランプリに参加する当舎の鳩は、群馬・たぶん弟鳩舎系統900K記録鳩、茨城・高塚鳩舎系統900K記録鳩の成鳩2羽、それに高塚鳩舎系の若鳩3羽、岐阜・香山鳩舎系若鳩3羽の500K経験若鳩6羽の合計8羽です。

 明日9日は持寄り、今日と明日は鳩舎内で落着いて過ごさせます。幸か不幸か900K経験鳩は♂♀で番になっており、持寄り時点で抱卵1週間目です。これがどう出るかも一つの楽しみです。 

  なお、今回は中間訓練をせず舎外運動のみで調整し、午前、午後、及び可能な時は日中も実施してみました。餌は少しずつ与え、回数を増やしてみました。いかに燃料を満タンにできるかも飼い主の腕でしょうか。

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2008年4月 6日 (日)

一年の成果がでるか、しだれ桃

337  昭和63年4月に植えた「我が家のシンボル」しだれ桃はこのところの暖かさで一気に蕾が膨らみ始め、一部咲きといったところです。まるで桜の開花からバトンタッチするかの如くで、しばらくは楽しめるでしょう。

 両親が他界し私の代になった記念樹で、品種は羽衣といい花は桃色です。旧暦の3月3日は新暦では今年は4月8日。昔の人が伝えるままに、ひな祭りである「桃の節句」に咲くのですから自然界は神秘的です。

 大昔から赤ちゃんは病気になることが多かったと推定されます。私たちの祖先は平安時代頃より、この時期に「ひな祭り」をして女児の健やかな成長と品位を願い、桃の木にその気持ちを託し育ててきたのでしょう。

 このしだれ桃の味わい方は、まず、黒い枝振りです。まるで四方八方に手を差し伸べるかの如く、特に末端のしだれるところに優しさが表現されてます。落葉する晩秋から春までの約半年間は一見寂しくても、曲がりくねった枝振りが品格を伝えています。冬季、この枝に10センチほど雪が積もると黒い枝に白い雪が乗り、奥ゆかしさはこの世のものとは思えません。

 しかしながら、一輪が直径4センチほどのピンクの八重は一面に咲くと、まさに天人が羽衣を着て降りてくるようで、羽衣という品種名もこの花に相応しく、想像性豊かな先人の命名でしょう。

 枝がしだれても見やすいように、土をたくさん盛り築山にして高い位置に植えました。これは一石二鳥です。根元をクレーターのようにして水が溜まりやすくし、井戸水をたっぷり与えます。一方、築山のため水はけがいいのです。

 この一見、矛盾したようなことが生育には大切で、水がたくさん必要でも、水はけがいいことが成長のポイントと思ってます。

 根から吸い上げられた養分は幹を通って常に上へ上へといくのでしょう。自然淘汰により年々下の枝が枯れ、代わって新たな枝が上部に生じて数年すると樹木全体の形が変化し、生き物であることが実感できます。。

 これから約3週間ほど咲いてますので、咲き具合はブログに載せたいと思います。どうぞご覧ください。お近くの方はお出でください。今月20日には「近所の花見の会」が行なわれます。

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2008年4月 4日 (金)

定期的な血液検査のすすめ

 桜の花は週末が見ごろの群馬です。当地では桜の名所がたくさんあるので、花見の梯子もいいでしょう。いかにも日本的情緒があり、お琴の音楽が似合う桜花爛漫はつくづく日本に生まれてよかったと思ってしまいます。

 明日、明後日、桜の木の下で春を満喫しようと思っています。概して桜の名所は傾斜地が多いので結構よい運動になります。平坦地と斜面では使う足の筋肉が異なるので、アップンダウンの坂は桜を楽しむと共に、身体の鍛錬にもなります。

 実は私は1週間ほど前、吾妻脳神経外科循環器科で血液検査をしてもらいました。本日はその結果が出るのでK医師のもとへ伺ったのです。彼はNHK「ためしてガッテン」の助言者として数回出演されました。私が勤務していた前高時代の保護者でしたので知り合いになり、それ以来、お世話になってます。

 3年3ヶ月ほど三度三度の食事が一人の私です。食生活について、果たして栄養の偏りやメタボがあるのではないかと不安があるのです。食事を作ってくれる人は誰もいません。栄養について、すべて自分で考えなくてはならないのです。出されたものを食べる幸せは皆無です。

 血液検査結果は、その不安をかき消すように、K医師は「カッキーは血液検査では何も引っ掛かりませんでした。」と言って下さいました。恐れていたGOT、GPTなど肝臓関係、中性脂肪、HDLコレステロール、空腹時血糖値と尿検査などいずれも基準値内にあり、満点と言っていただき、思ってもいない嬉しい成績でした。

 このため「栄養についてのバランスは良かったのかな」と小さな胸を撫で下ろし、一人ぼっちの食事が思わぬところで功を奏したのです。しかし、一人での食事は決してお薦めできません。世の中にこれほど寂しいことはありません。私の場合は仕方ないのです。

 これからも「食べ過ぎがもっとも危険である」ことを肝に銘じ、「食欲があれば健康の証」と言ってむやみに食べることなく、腹7分目を目標にしたいです。

 ところで、以前にブログで触れましたが、現代では小中学生の約3割がメタボリック症候群といわれてます。台所を預かる母親が子供さんの血液検査の数値を見て栄養状態について知り、より良い献立を実践すべきでしょう。

 学校では各学期末に通知票と共に血液検査の結果を保護者に連絡したらどうでしょう。メタボ改善への効果はてき面と思います。学校からの血液検査結果を定期的に知れば、学業成績と同じく大きな関心事となるでしょう。

 今のままの食生活を続けると、将来、かなりの割合で「子供は親の介護ができなくなり、逆に、年老いた親がメタボの子供を介護する時代が来る」のではないかと気がかりです。

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2008年4月 2日 (水)

桜の名所・七興山古墳を散策

2830  私の家から車で15分のところにある群馬県藤岡市の七興山(ななこしやま)古墳は当地でも指折りの桜の名所です。意外と知られてない穴場とも言えるでしょう。駐車場、トイレ完備で一帯がよく整備され、古墳の頂上へ登れば景色もいいです。

 推定40~50本の桜の木は殆どが古木で麓から頂上にかけ古墳全体を包み込むように植えられてます。郷土の誇りを大切にする先人の思いが現在に蘇えっているのです。1本1本の幹は太く枝は斜面に垂れ下がる理想的な植林で、本日、私は思う存分その恩恵に浴しました。

 本日の開花状況は8分咲きでしたから、今週末は満開と予想できます。アクセスは関越自動車道藤岡インター下車で、富岡方面へ行く途中です。鏑川のすぐ南にあり、遠望はまるで桜の山のように見えます。古墳一帯は柴で覆われ、頂上へは歩道が続き、散策は気分爽快です。

 この古墳は二段式前方後円墳で、全長は東西約150メートル、高さ16メートルほどの立派なものです。周囲に外堀の形跡が確認でき、作られたのは6世紀前半といわれます。私の拙い経験ではこんなに大きく立派で、きれいに整備されてる古墳はこの界隈には見当たりません。

 こんな素敵なところを大の男が寂しそうに一人歩きするなど桜の景色とはマッチしないですね。恋人と歩きたいと思う私の心は自然の理でしょう。しかし、現実はシューベルトの「冬の旅」のようで、涙は恋人のもとへ流れ着くでしょうか。この心境を24曲も作曲し、やがて亡くなったシューベルトはもっと辛かったか。

 涙は送れなくとも現在は写メールという文明が私の心を代弁してくれます。美しい桜は実況中継のように届くであろうか。果たしてこれを美と捉え受け止めてくれるか。神のみぞ知ることです。私は今までから脱皮し、見た目も中味も改革していこう。

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