翼が結んだ日中友好、その1
内モンゴルへ飛んだ鳩に会いに行く
★胡錦涛国家主席の来日を祝して★
本日、中国から胡錦涛国家主席が来日しました。実り多い日中首脳会談となり、これを機に日中関係が益々発展するよう祈ります。
私が飼育してたレース鳩が以前に中国内モンゴル自治区まで飛んで行ったことがあります。先方から鳩を保護している旨の連絡が入りました。その距離何と2500Kです。私たちはこの鳩を互いに「中日友好号」と名づけました。
このため私は中国内モンゴル自治区集寧へ行き、その鳩に再会し、保護してくださった張宝菎さんという中国の方にお礼を申し上げてきたことがあります。これについて群馬県の上毛新聞社が7回にわたり連載してくださいました。
胡錦涛国家主席が来日されたことに合わせ、掲載された文章を連続して発表します。日本と中国の恒久平和を願ってやみません。
タイトル【大陸の第一歩に感動・再会への旅】
8月1日イラン航空で北京に着きました。約4時間の飛行でしたが、24年ぶりの外国で飛行機の窓から大陸を目にしたときは懐かしい感動を覚えました。日本人学校の教師として2年間のインド滞在以来チャンスがあればと思いながら、なかなかその機会に恵まれず、今回、レース鳩「中日友好号」のお陰で中国内モンゴル訪問のチャンスが到来したのです。
私の家にいらしたことがある中国女性の傳(フー)さんが北京空港に出迎えてくれ、久しぶりの再会となりました。彼女は天津外語学院で日本語を教えています。北京空港からその日の宿泊地である民族飯店までは車で1時間ほどです。午後8時過ぎというのにまだ日が沈まず、道の沿道には人々がゆったり夕涼みをしています。それは最近の日本では忘れかけていた懐かしい昔の光景です。
人々は縁台に腰掛け、うちわで扇ぎ、楽しそうに話していたり、散歩してたり、子供たちもたくさん遊んでいます。サマータイムを取り入れてるため時間的に夕方、余裕が出てくるのでしょう。日本では時間的余裕がなく、忙しく動いていてるわけですが、今叫ばれてる「ゆとり」はあるいはこのサマータイムによって可能ではないかと感じました。
天安門広場を通り、民族飯店に着いてから早速、北京駅に行って通訳をしてくださる傳さんと翌日の内モンゴル集寧(チーニン)までの寝台特急切符を買うことができました。安心して再び民族飯店まで戻り、11時頃やっと夕食になりました。この日は北京市内をあちこち歩き、お腹も空きましたのでビールの巡りも良く、つい飲み過ぎてしまいました。北京での初めての中国料理は好みに合い、おいしく食べられました。時間が遅かったため他のお客は誰もいなく、傳さんと二人だけの妙な夕食となりました。いよいよ明日は私の家で生まれた鳩に会えるかと思うとワクワクしてきました。
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