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2008年8月10日 (日)

立秋を告げるツクツクボウシ

 太陽黄経90°の夏至からすでに50日が経過し、気がつかなくても日照時間は短くなってます。北半球の季節はどんどん秋に向い、地球の位置は夏至から45°も公転しました。

 殊のほか猛暑であった今年の夏ももうじき終わりに近づきます。何だか寂しい気持ちです。近くの洋服屋ではすでに秋物セールです。

 それにもまして、夏から秋への移り変わりを告げるのは庭で鳴くツクツクボウシです。平安時代から歌に読まれ独特の鳴き方です。

 近寄ると危険を察し逃げてしまいます。今日はラッキーにも鳴いてる姿をカメラに収めることができました。上の写真で幹にとまってるツクツクボウシの存在が分かりますか?下ならお分かりでしょう。

 「オーシンツクツク、オーシンツクツク」と約20回鳴き、その後は「もいよーす、もいよーす、もいよーす」と3~4回ほど鳴きます。私にはこの「もいよーす」「もいよーす」が「夏はもういよーす」「夏はもういよーす」と聞えてなりません。夏に終わりを告げるこれほど季節感を表わす動物は他にいないでしょう。

 ご参考です。 http://www.youtube.com/embed/fIXb61S9r4E

 この鳴き方を更によく聴くと、起承転結になってます。起はジーーーと暫らく鳴くいわば序奏、承はそのジーがクレッシェンドして、しかも、リタルランド、転はついにオーシンツクツク、オーシンツクツクとなり、最後に行くに従って次第に速くなり、音楽で言うアッチェルランド、結は「もいよーす、もいよーす、もいよーす」です。特に、転から結への移り変わりはベートーベンの「運命」の第3楽章から第4楽章へ移行する過程にそっくりです。蝉が似てるのではなく、ベートーベンの方がこれからヒントを得たのかもしれない。

 外敵から見つからぬよう保護色です。それは背景に対し立体感を打ち消す色合いにより、形の把握が難しく、自然界は誠に神秘です。羽は透明で黒っぽい斑点があり、体長3センチほどであっても鳴く音量は見事で、メスを呼んでるものと考えられます。想像を絶する大昔から命を繋いでるのでしょう。もしかして人類より先輩か。

 一方、ツクツクボウシの鳴声は昔から木魚を叩いて読経を読む僧侶の雰囲気に似てると古代人にも思われていたのでしょうか。ツクツクボウシのボウシという名前の由来は法師から来ているといわれます。こうなると僧侶がわざわざ各家に出向いてお経を唱えてくれてるようにも感じます。いよいよお盆の季節、何とタイミングよく供養をしてくれるのでしょう。

 蝉が地上に生きてるのは1週間程度といわれ儚い一生です。それに比べれば人間はあまりにも長命で幸せかもしれません。であっても、人間は人間で悩みはつきもの。

 私の心境を奏でるシンフォニーはいつになったら終楽章の歓喜の歌に達するか。Every cloud has a silver liningの心境を信じていいのでしょうか。 

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季節の移り変わり」カテゴリの記事

コメント

 今日は朝からせみの声がしきりでしたが、いつの間にか秋が近くに来ているのですね。
 脳梗塞で入院した90歳の義母の病院からもどり、このブログを見て納得です。
 健康で長生きできるのは素晴らしい事、思い残すことの無い様な人生が送りたいものですね。
                  K.M

投稿: | 2008年8月10日 (日) 16時03分

コメント有難うございます。夏も終わりに近づきますので、思い残すことがないように明日は友人とビアガーデンに行きます。

投稿: カッキー | 2008年8月10日 (日) 20時50分

 美味しいビール、楽しい会話で思いっきり楽しんできて下さい。
persimmonさんのブログみるのが楽しみになってきました。
     K.M

投稿: | 2008年8月10日 (日) 21時31分

KMさまへ
 右端の「最近のコメント」のところにハンドルネームが表示されてませんので、任意ですが、できれば名前のところへハンドルネームを記入していただけますと、どなたか見てすぐ分かりますので、お願いいたします。
 ブログに文章を載せるのは無から有への一つの創造なので、ない頭を捻り苦心しております。いろいろお知恵を拝借したいです。
 

投稿: カッキー | 2008年8月11日 (月) 05時33分

娘のBirthday Call 有難う御座います!
Birthdayの翌日から、幼稚園の同僚と沖縄に出かけて明日、帰って来るので又、賑やかになります。
息子も昨日、帰国して久々に家族が揃いますが、束の間の?水入らず・・・家族が揃った時のシアワセ感が絶頂だと思います。
ズ~ッと、維持できれば良いのでしょうが、そうも行きませんよねェ~・・・
家庭を持ったり、自立したりの成長も喜ばしいと思える日が訪れるのでしょうね~・・・

夫婦二人になり、やがて一人になり・・・カッキーさんの様な悟りの心境に到達して、希望の光を待ち望みながら、人生の交響曲を奏でながらエピローグの旅に出る・・・なんだか、哀愁があって切なく儚い人生のラブストーリーのようで、ブログ記事に酔いしれておりますぅ~・・・

投稿: 花舞 | 2008年8月11日 (月) 18時37分

花舞さんへ
 ブログの記事は後日新たに付加えることがあります。暫らくぶりにお読みになると、多少、変化してる場合があります。今回もツクツクボウシの鳴き方について起承転結があるように感じましたので、付け加えてみました。資産運用については、また景気が好転しましたら(?)書く予定でいますので、よろしくお願いいたします。

投稿: カッキー | 2008年8月12日 (火) 07時11分

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