まるで日本庭園に変貌か
この石は御巣鷹山へ行く途中の神流川で採掘された三波石です。推定重量1トン。当地では庭石として有名です。威厳を持って玄関の前に居座る姿は一つの魔除けであると同時に、私に揺るぎない精神を促してるかのようです。この石の景観がテーブルマウンテン荒船山にそっくりなので愛着があります。
昨秋、群馬県西部を襲った台風9号通過後、サムュエル・トッドさんと荒れ放題の荒船山登山道をやっとのことでよじ登り、頂上で4羽の鳩を飛ばしたことは記憶に新しいです。
ところで、今日は一日中、三波石の周囲をはじめ庭のすべてを草むしりしました。私一人では無理なので庭師で日本百名山を完登した経験をもつ近所のOさんがご覧の機械を使ってきれいにしてくださいました。彼に任せっきりでは失礼なので、私も一緒に草をむしったり、ゴミ袋に詰め込みましたが、庭が広いせいか(?)45リットルの袋20袋にもなりました。今晩ご苦労さん会をしたいところでしたが、奥様のご都合がつかないとのことで明晩行うことになりました。
今年の夏は群馬県もことのほか猛暑に見舞われ、一方、豪雨もあり雑草にとっては繁茂の条件が整い過ぎ、草ボーボーでした。少しむしっただけでは焼け石。草の成長が早くて草むしりが成長の速さに負けてしまいました。
その点、今日は一気にやりましたので、季節柄、もうそんなに繁茂することはないでしょう。これからは日本犬「コロ」を庭に放せるようにします。これによって犬が元気よ地面を蹴れば庭がある程度、きれいに維持できると考えてます。現在も裏庭で放し飼いにしてるので、これからは時折、表の庭に放してやるつもりです。今までも裏庭で走ってたので、これからは水を得た魚のごとく走り回るでしょう。レース鳩は大空を飛び回り、柴犬「コロ」は庭を駆け回り、鳩と犬は私の寂しさを吹き飛ばせてくれるでしょうか。
草むしりをしながら、暫し考えました。庭が見た目きれいになることはいいですが、草だって無駄には生きてるだけではないのではないか。これは取りも直さず、我々人間が生きるために最も大切な酸素の提供者ではないかということです。私たちは草によって生かされてる事実もあるでしょう。
内モンゴルの大草原に行ったときのことです。行っても行っても広大な大地は一面牧草で覆われてます。内陸であっても標高があるので空気が薄い筈ですが、呼吸が楽なのです。目に見えなくとも牧草によって酸素は満ち溢れ、身体が何とはなしに楽であってように感じました。
しかし、私の庭には花梅や花桃など植え込みがありますので、そちらに光合成を頑張ってもらうことに内心思い、庭がきれいになりました。
Oさん曰く、こんなにきれいになれば、訪れたくなる女性もいるのではないかと私の内心を先取りしてるようでした。
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