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2008年10月 7日 (火)

嗅覚が主役となる季節の到来

 今晩の月は右半分が輝く上弦です。同じこの上弦の月がオーストラリアなど南半球では左が輝くのですから、 見る位置によってその姿は異なります。しかも、月の中の模様は上下逆になります。同じ天体でも国によって違って見えることは地球が球体であるからでしょう。

 明日は二十四節季の一つで寒露です。気温が下がり露が降りる秋本番。先日の秋分の日から、私たちを乗せた地球は太陽の周りを15度も移動しました。

 地球は人間に左右されず、何億年もの太古から未来永劫に向かって同じ軌道を回り続け、月も行動を共にします。これによって暦ができました。

 今週の土曜日は十三夜です。当たり前であっても旧暦では13日ぴったり。この日は毎年必ず先負であることも不思議です。

  大昔から明治時代の初めまでは月の満ち欠けにより、日にちや曜日が決まるという神秘的な暦が長い期間続いてました。カレンダーにする紙のない時代にあっても、月がその日を正確に教えたので人々は不便しなかったのでしょう。

 ところで、先日も五感について書きましたが、私たちの祖先が今の人間より優れていたのは嗅覚であったと推測できます。野山に咲く芳しい樹木や草花に囲まれ、香りの感覚は豊かであったと思われます。現在の私たちはIT革命の影響で、携帯を手離せない人も多くなり、視覚と聴覚のみに頼り、あまり自然に接しないで生活するようになりました。

 鼻は本来、目の前にある食べ物の臭いを嗅いで、衛生上、食べてよいか、どうかを判断するもので、この判断に命がかかっていたのです。猫や犬にも匹敵するほどでなくとも、今より嗅覚は発達していたことでしょう。しかし、現在は嗅覚で判断せず、袋に印刷された賞味期限、消費期限で食べられるかどうかを見分けています。つまり、視覚で判定するようになりました。これは安全であるという点で助かりますが、もっと生活に嗅覚を取り入れたいものです。

 庭は金木犀の花盛り、独特の甘い香りが一面に漂ってます。英語でもFragrant oliveという素敵な名前で呼ばれ、赤黄色の花びらや芳しさが道を通る人を立ち留めています。一年のうち、この1週間ほどがいい香りを与えてくれるので、心置きなく味わいたいです。

 庭にはこの他、狂い咲きの山つつじ、それから私の家のシンボルPersimmon、そしてすでに菊も咲き始めてます。このような花や実は独特の季節感を感じさせ、一人で浸っていては、もったいないし、寂しさも一段と募ってしまいます。ピアノを聴いてくださる方に金木犀の香りをプレゼントし、嗅覚と聴覚により秋のひと時を味わってもらいたい。

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コメント

タイムリーな事に、今朝、近所からの金木犀の香りに気がついたばかりです・・・
風向きの具合でしょうか?まだ、開花した花を見てなかったのでカッキーさんの画像で今シーズン初めて開花をみました。
もう、こんなに満開なんですねェ~!
秋の香り満載の素敵な、お庭での「サックス&ピアノコンサート」素晴らしいでしょうねェ~♪
今にも、音色が聞こえて来るようです!

投稿: 花舞 | 2008年10月 8日 (水) 14時17分

花舞さん
 最近は落ち込んでいてあまり練習に身が入りません。何かが足らないのです。
それでも、少しは得意なピアノ曲は次の2曲です。
ショパン作曲 ノクターン1番 変ロ短調 Op9-1
ショパン作曲 ノクターン 嬰ハ短調 遺作
 これから暫らくぶりに弾いてみます。
CDがありましたらお聴きになってくださいね。

投稿: カッキー | 2008年10月 8日 (水) 15時53分

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