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2008年10月 1日 (水)

君子蘭から学ぶ親離れ子離れ

219    3年前に隣りのTさんから戴いた君子蘭は毎年早春にご覧のような開花をプレゼントしてくれ心が和みます。この時季、あまり花のないということもあって、この世の美しさとは思えないほどの品格を表現し、同時に「もっと明るく生きよ」と、私を励ましてるようです。眺めていると、大物の雰囲気が漂います。

 君子蘭の習性として根元に子供がたくさん増えます。変わった子孫繁栄の植物です。原産地は南アフリカらしいので、寒い季節には温室で過ごすか、家の中に入れて世話します。

 左の写真は最近の姿で、ご覧のように根の周りに子供が10株ほど所狭しと生え、おしくら饅頭、立錐の余地もありません。このため昨日、株分けしそれぞれ独立させてやりました。親はほっとし肩の荷が下りたことでしょう。

 初めての株分けはどのようにしてよいやら分かりませんでした。腕ずくで分けようとしても根は簡単に引き裂けません。親子の絆は強いようです。私の力ではどうにもなりません。可哀想でしたが、仕方になく、鋸で分割したら、比較的簡単に分けられました。思いのほか子供の数が多かったです。

 ついに親子訣別の瞬間。根がしっかりついてる6本を選び、君子蘭用の土を入れた植木鉢に1本ずつ植えました。1日経過し、本日見た限りでは葉が萎れてる感じがありません。半日陰の場所に置き、乾いたら水をやりながら見守ります。果たして、近未来はすべて咲くでしょうか。こんなことでも夢があるものです。

 いずれ、これらにもそれぞれ子供が生えてくると思うと、生命の永遠性を感じざるを得ません。大きな葉で光合成を行い、考えられないくらい長い年月、命を繋げていくのでしょう。

 一方、人間の親離れ子離れについてはどうでしょう。事情や親子の性格にもよりますが、抵抗なくスムースに行く場合と、いつになっても相互依存度が高く、親離れ子離れできない関係もあるでしょう。気持ちの上での独立心と経済の一本立ちが人生の基本と考えると20代のうちに親離れさせたいものです。同居してるか、してないかの問題ではなく、心の持ち方を指します。

 翻って私は親にべったりだったでしょう。学校が県内だったこともあり、常に親元から通いました。今となってみると6人兄弟の末っ子で周りから可愛がられて育ち精神的にひ弱だったようです。しかし、学校を卒業するや否や海外勤務となり、今までと180度の転換でした。親への依存から脱皮する良い機会だったと思います。

 私には2人の娘がいます。長女は横浜に嫁ぎ、27歳の次女Marie Persimmon Marshは独立して今日で1年目です。家からいくらでも通勤できるアルカーサル迎賓館高崎に勤務してますが、独立してやってみたいとのこと。当初、私は反対しました。しかし、今となっては逞しくなり、精神面で心配なくなりました。

 母を亡くした辛い気持ちを転換させ、仕事に専念へと切り換えることができたようです。これは高校時代、陸上競技部に所属し、リレーのアンカーに選ばれ、並みいる強豪の中、県で3位になったことがその後の自信につながってると考えられます。100mハードル自己ベストの数値を車のナンバーにしているのは、今でもこれを誇りにしている表れでしょう。

 短距離走と仕事は母親譲り、母は和歌山国体で群馬県選手として100mに出場、その後、教員となって校長で頑張りました。精神力は母親に似ているようです。

 ところで、親離れについては、君子蘭はもとより動物などのほうが人間より早く、多くは子供のうちに親から離れます。一人立ちは人間より逞しいようですね。

 レース鳩は卵から孵って1ヶ月以内に自分で餌を食べるようになり、完全に親から離れます。40日ほどで猛禽類のいる危険な大空を飛ぶようになります。愛犬「コロ」は埼玉県本庄市の柴犬専門犬舎で親と別れ、私の家族になりましたが、今では親の存在をすっかり忘れているようで、毎日幸せそうです。 

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親の役割」カテゴリの記事

コメント

君子欄ネタからの話題の導入・・・文章のセンス勉強になります。
素敵な御家族のドラマが垣間見えて、朝から暖かい気持ちになれました・・・
カッキーさんに負けず劣らず情熱的な奥様だった事も伺えて、短い生涯が誠に残念な思いです。
奥様似の、お嬢様の悲しみもいかばかりか・・・お察しいたします。
センチメンタルな秋、なんどき経っても逝ってしまった人への想いは募るばかりです・・・・
生きとし生けるものとして、逝ってしまった人の分まで一日一日を大切に過ごしたいものです。

投稿: 花舞 | 2008年10月 2日 (木) 08時19分

花舞さんへ
 おはようございます。九州からの温かなコメント、本当に有難うございます。インターネットは距離に関係なくても、そのお気持ちが遥々届き、嬉しいものです。
 九州は私にとって生涯にあと何回訪れることができるか、分からない遠い所です。
 長女の姑の故郷が宮崎県ですので、長女はしばしばANAで訪れてるようです。私はまだ行ったことがありません。
 オカリナ演奏会、ベストコンディションで臨まれますよう祈ってます。

投稿: カッキー | 2008年10月 2日 (木) 08時35分

君子蘭から学ぶ親離れ子離れ

本当ですね。

私にも息子21歳(大4)娘19歳(大2)
...おります。

まさに親離れ子離れの時期に突入です。

<親> という漢字のように
木の上で立って見ているだけで良い~
のですが、中々です...(汗)
それとも、立つ、木、を見る!の心境かな

投稿: 音夢 | 2012年3月18日 (日) 10時24分

音夢さんへ
 初めてコメントを賜り感謝です。私は動植物を飼育したり、ピアノと天体など比較的、趣味が広いのでいろんな点をブログの対象にしています。ピアノはノクターン1番をよく弾きます。
 生き物は日々変化があり、常に対応しなくてはなりません。旅行が好きなのですが、現在一人暮らしなので、動物の餌の心配があり、あまり遠出はできません。
 将来、運よくbetter halfが見つかりましたら、国内を隅々訪れ、近くの温泉に宿泊し一杯飲みながらインターネットで知り得た方々と心ゆくまで語り合い、その地の地酒を味わうのが夢です。
 人間の喜びの一つは趣味を共有できる方々とお会いし、心ゆくまで話ができたら幸福と考えてます。

投稿: カッキー | 2012年3月18日 (日) 17時01分

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