芸術の紅白梅と自然の紅白梅の饗宴
季節は移り変わり、庭に咲く花梅は真っ盛りになりました。これから5月まで花木のオンパレードになります。一番バッターとして6本の花梅が冬の季節から春へと、寂しい私の心を癒してくれます。梅の花はすべて家の中から観賞できるように植えてあります。
上の写真は襖の紅白梅でこちらは一年中やさしく見守ってくれます。来客の方々もこの襖をご覧になると和まれるようです。新築するとき候補の絵をいくつか見ましたが、この絵に出合った瞬間に、これだと心が決まりました。
手を差し伸べるかのごとく、枝ぶりといい、幹の力強さ、そして、何より紅白の色合いに見れば見るほど味が出てくるようです。芸術とはいつになっても色あせないもの、時間を超越し感銘を与え続けてくれるでしょう。私の弾くピアノもこうありたいものですが、音色の輝きはどうでしょう。聴いていただきたいところです。
こちらは庭に開花してる本物の紅白梅「思いのまま」です。一人暮らしの私が眺めているだけではもったいないですから、来春はそんなことがないようにしたいものです。こちらは「花の命は短くとも」といっても3月中旬まで咲き続けるでしょう。この梅の下で一人で「一杯やろう」にも寂しさが募るだけです。
紅白は見ただけでもおめでたい色彩です。実は、開花が遅れていますが、1本の木なのに紅白に咲き分ける「思いのまま」という品種がやっと開花し始めました。画像の左隅に少しだけ見えます。これは不思議です。接ぎ木とは思えません。DNAなのでしょう。
ご存じの通り、梅花は色彩とともに香りを出すので、これがまた大きな魅力です。これだけ庭に梅の木があると香りが絶えません。こんな時、大切な五感の一つである嗅覚を養うにはいいチャンスかもしれません。
私の父はやはり花が好きだったのです。チューリップなど草花を植えていました。もう25年前に亡くなりましたが、今頃になって私の内面に父の感性が再現したのでしょうか。
父は花が好きになるよう託して命名したのでしょう。私の名前の最後の字は「香」です。男性の名前には少ないです。中国の女性にはこの香がつく名前が多く、中国語ではシャンと読みます。
ところで、隣のTさんに頂いた君子蘭も咲き始めようとしています。本当に生まれ出てくる感じで神秘な姿です。ぜひ、画像をクリックし拡大して、この可憐さを見てあげてください。中に友だちの蕾をいっぱい従え、この世に登場という感じです。私もこれから常に新鮮さを求め柔軟な心で生きていきたい。
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コメント
先日は返信頂きましてありがとうございます。そしてお招き頂いて光栄です。
カッキー様は本当に素晴らしいお屋敷にお住まいでどんなにかお花に心が癒されることでしょう。お庭のお手入れは大変と思いますが。
予期せぬことで、昨日の朝38度も熱が出てしまい体が辛くて大変でした。今週蔵人に伺いたいと思っていましたが来週になりそうです。
朝早く出勤して夜遅くに帰宅する息子はこんな私の状態は何も知らないので有ります。「涙」
追伸
春の訪れと共に夢が叶う事を願いたいです。
投稿: あい | 2009年2月19日 (木) 15時28分
あいさんへ
それ程すばらしい屋敷ではありません。花木の手入れは簡単です。楽しいので私は見よう見まねでしています。
昨日は38度も熱が出ては苦労だったことでしょう。お大事になさってください。ショーガは意外と風邪の症状には効果があるように感じます。
私はもう4年間も主夫です。お使いもしなくては食べられません。すでに4000回の孤食はいつも味気ないので解決したいです。
ピアノは前もって連絡くだされば、お聴きいただけます。場所は郵便局の裏で歩いて2分ほどです。鳩を飼ってる家とお訊きになればすぐ分かります。どうぞ、いらしてください。
投稿: カッキー | 2009年2月19日 (木) 17時32分