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2009年3月

2009年3月30日 (月)

年齢と共に気をつけたいLocomotive Syndrome

  庭には花木が美の饗宴といえるほど開花し、それぞれ花びらの形や色彩に個性を発揮しています。どちらが美しいということではなく、いろいろあってこそ観賞する私たちに充足という心を与えてくれます。

 ところで、本日のタイトルは聞き慣れない言葉であるLocomotive Syndromeですが、Locomotiveの本来の意味は、ご存じの通り、機関車で、Syndromeは最近お馴染みとなりました症候群です。

  因みにLocomotive の発音は、偶然にもほぼ「老化もうティヴ」で、もうにアクセントです。

 年齢を重ねると、統計的に女性の75%、男性の50%が罹る主に膝関節や腰痛による疾患で、数値が示すように圧倒的に女性が多く、改善されないと自らを移動できなくなる状態になり、これが続くと必然的に介護を要することになっていきます。この状態ではますます悪循環となり、寝たきりになる可能性があります。

 有名なルーの法則によると「筋肉は使わないでいるとますます衰え、使うと回復したり発達する」というもので、これは筋肉のみならず、骨にも言えるようです。

 宇宙飛行士が無重力の状態で暮らしていると骨まで異常を来たしてくるといわれます。これは骨に負担がかからないことが骨を弱くすると考えられます。このようなことから私たちは何気なく地上にいても、万有引力のあるこの地上に暮らしている有難さを改めて認識してもいいと思います。

 私たちは毎日の生活で、いろいろの活動を通して筋肉や骨に、ほど良い負担を与えてこそLocomotive Syndromeを回避できるのです。

 年齢がかさみ、膝や腰が原因で一度寝たきりになると、自ら起き上がれなくなったり、歩けなくなる可能性が大きくなることを肝に銘じ、意識して足腰を鍛えながら生活すべきでしょう。そのためにも、日々よく歩いたり積極的に運動し、筋肉や骨を衰えないようにしたいものです。また、肥満を避け、足腰に余分な負担をかけてはなりません。「老化は足から」は名言でしょう。

 具体的には大腿四頭筋と対をなすHamstringといわれる太腿の裏側の筋肉を意識し、平素から機能を活躍させたいものです。私の気持は全く20代ですが、年齢は高齢化社会へのピカピカの1年生です。ですから、膝や腰は痛いことがあります。生活において膝や腰を痛めないように工夫し、改善できるところは行っています。

 このためには何と言っても、正座は避けるべきでしょう。昔は8人家族で一つちゃぶ台に向かって、行儀よく正座して食事をとったものです。トイレも和式でしたが、子供のころはこれが当たり前と思い、何も不都合を感じませんでした。しかし、これは身体の発達に良いものではありませんでしたね。この生活様式は日本古来の文化で、家族団欒という点では楽しかった思い出があります。

 ところで、腰のためには前屈みの状態での作業は厳禁です。昔は畑仕事でも炊事でもすべて前屈みで行っていたため、腰の曲がったおばあさんやおじいさんをよく見かけたものです。

 近年はキッチンも改善され、腰を伸ばしたままお勝手仕事ができるようになり、とてもいいと考えます。注意しなくてはならないことは家のお掃除、草花の手入れなどです。腰を曲げての作業こそ腰に悪いですから、常に腰を伸ばしての作業が大切です。

 私はレース鳩を飼育してますので、鳩舎内にある水浴場は私の腰の高さにしてあります。レース鳩を飼育してる方にはお勧めです。水を入れた重いタライなど持ち上げてはなりません。レース成績が向上しても、飼育者が腰を悪くしては本末転倒です。好きなことをいつまでも楽しむためには、自らの腰こそ文字通り要です。

   もし、腰や膝が悪くなると自らの身体を自由に移動できなくなり、内臓が正常であっても行動範囲は狭まり、新たなことに取り組めませんし、新たな出会いもなくなります。

 私たちは定期検診と言うと、どうしても内臓を中心とした分野を考えやすいですが、骨や筋肉、とりわけ「膝関節や腰に関する専門医の検診」をしっかり受けたいものです。自己診断のみは避け、異常を感じたらプロからより良い指針を戴くべきです。

 皆さん、お互い、いつまでもLocomotive【機関車】のように自らの力で自分を移動でき、旅行できたり、見聞を広めたり、素晴らしい人に出会いたいですね。

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2009年3月26日 (木)

WBC・・・スランプを開花させた敗者復活戦

  WBC=World Baseball Classicはロスアンジェルスで決勝を行い、日本は今大会5度目となる韓国との対決を延長の末、イチロー選手(マリナーズ)の2点タイムリー決勝打により、5-3で2006年の第1回大会に続いて優勝した。

 スランプに陥っていたといわれるイチロー選手は肝心要のところで2塁打を打ち、この瞬間ばかりは日本国民が一つになり、列島は熱狂の渦に陥りました。

 この時、イチロー選手は「我を忘れたかのように喜ぶ味方ベンチ」を2塁上から涼しげに冷静に見つめていたと言われます。その理由は「いつも通り淡々と振る舞う彼」には野球人生で培った哲学がそうさせたと言われます。

 イチロー選手曰く「二塁に到達してからの行動に関しては、普段と変わらない自分でいることが僕の支えだった。【大喜びなどで】これを崩すと今回のように個人的タフ(スランプ)状況では自分を支え切れない。」 「個人的には想像以上の苦しみ、辛さだった。痛覚では感じ得ない”痛み”まで経験しました。」

 私はイチロー選手のこれらの発言を聞いて、以前に国から国民栄誉賞との話があった時、まだまだ修行途上にあるという理由で、辞退されたことが思い出されました。イチロー選手による、この二つの言動は全く一致していると感じたのは私だけではないでしょう。

 ここにも【普段と変わらぬ自分でいることがイチロー選手の精神的支えであり、これを崩すと(気持に甘えが出ると)今回のように個人的タフ(スランプ)状況では、自分を支え切れない。】ということなのでしょう。こんなところに、どこまでも自己に厳しさを追求しつづけるイチロー選手の本質が垣間見られます。

 今回はマー君(楽天)なども参加しましたが、これら有望で将来ある若い選手に大きな「野球哲学」を示しているように感じてなりません。一見、華やかなプレーのみ映し出されても、イチロー選手はスランプから抜けきれないとき、どれほど悩み、どれほど苦心してきているか、これら一連の言動に、スランプ脱出方法に人知れない精神的、肉体的努力、そして揺るぎない彼の哲学が窺い知れます。

 「嬉しいことは辛かったことの克服上にあり」「急激に我を忘れるような行動はしない。」

  偉大な人物は【何がスランプ脱出に繋がったのか】常に冷静に振り返っているのかもしれない。

 イチロー選手のユニークさは今まで野球界にはなかった苗字を使わない選手登録にもあります。

 これが今となっては、全く素晴らしい発想につながり、全国民がこの上ない親しみを感じ、絶大な人気と共に、多くの若者に【苦悩ー克服へ努力する大切さ】、【夢を実現に近づける精神力】について、どれほど影響を与えているか計り知れない。

 ところで、WBC試合形式は日本では殆ど行われない敗者復活戦方式です。上図が示すように参加国は16カ国、それぞれの地区で1次ラウンドを行い、アメリカにおいて2次ラウンドそしてロスアンジェルスでは、ベネズエラ対韓国、そしてアメリカ対日本による決勝トーナメントとなりました。

 敗者復活戦のため結果的に韓国と5戦も戦い、また、世界の強豪キューバとアメリカにも勝て、日本の実力は本物。次回はプエルとトリコやベネズエラとも戦えるチャンスもあるでしょう。

 また、日本選手のチームワークは特に素晴らしく、それによる勝因もあるでしょう。このため、私は今回のWBC優勝により、日本のプロ野球が今まで以上に盛り上がり、面白くなると予想してます。

 それにも増して、低迷する経済には、WBCによる途轍もない効果が出ているように感じてなりません。ダウ平均は試合が行われた2週間で1000ドルほど上昇し、日経平均株価も1500円ほど右肩上がりです。これがもとで経済回復を願ってやみません。

 一方、今回の特徴として、WBCは外国ではよく行われる敗者復活戦ということです。一発勝負という運に左右されたり、準優勝の実力が必ずしも2位とは限らない単純トーナメント形式ではありません。

 私は敗者復活戦=Double Eliminationこそ実力が思う存分発揮できる試合方法で、特にその利点はスランプに陥っていてもそれにチャンスを与え、真の実力が表れる試合形式と考えてます。

 日本でも小中学生の各種大会に、この敗者復活戦を取り入れれば、子どもたちは一~二回の失敗に挫折せず、頑張れば道は切り開けることを悟り、夢に向かって努力できる指針を示せると思います。

 今回の試合形式は、日本人特有の「また頑張る」ということに適しています。【全く人生にも通じる敗者復活戦、いいですね。】

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2009年3月23日 (月)

言ってはいけない言葉・・・・・「もう年だから」

 97才現役医師・日野原先生がラジオ深夜便に登場され、余りにも溌剌としたお声で含蓄ある言葉を述べられていましたので、眠い目をこすり深夜にメモしました。

   先生は高齢者化社会の生き方として次の5カ条にまとめ話されました。

1、自分の長所を生かす。

 自己分析、自己観察をしっかりすることにより行動に自信が持てるようになる。自分から新たな良い芽を出そうとすることが大切。

2、常に情熱を燃やす。

 年をとっても情熱ある使命感は感性、生き甲斐につながる。いつになっても人間としてできることはいくらでもある。

 【年をとっても今までやったことのない事をする。それは機会がなかっただけのことである。】

 若さの秘訣は【今を大切に理想を抱き輝いて生きる。】それには日本人としての文化がいい。新しいことを学ぶためには積極的に講座に出かける。そして、側面的に役に立つことに情熱を燃やす。「継続は力なり」で常に目標に向かって進む。

3、体を動かす。

 【体の中にこそ心がある。】

 【骨と筋肉をトレーニング。】これらは使わないとどんどん委縮する。体操するのでなく、働いて動かす。特にすべての関節を使う。

4、 地域に入って活動する。

 一人で過ごすのではなく、家族と共に生活したり、外でみんなといっしょに過ごし、行動する。これは視野の拡大につながる。

5、やりたい事は何でもする。

 よく【年のことを考えなさい。】と言われたり、自らも【もう年だから】と言ってみたりは禁句。ゆっくりからスピードを上げて今までやったことがない事を学ぶ。学ぶことにより新たな友ができる。

 【新たな世界へのブレーキこそ最もいけないこと。】今までより「生活面の拡大、新たな場所の拡大。行動範囲の拡大。新たなコスモス(宇宙)の拡大になる。

 【何事も深めたり、高めたりすれば年をとることが楽しくなる。】

 【自分の時間こそ自分の命そのもの。】

 働くことは体を動かすことにつながり、皆さんのためになり嬉しいこと。それが自分の心を耕すことになる。

 シェークスピアの言葉でまとめられました。「終わり良ければすべて良し。」この場合、終わりとは高齢化社会での生き方を指します。

 私たちは誕生日が来るたびにもういくつになってしまったとか、年齢を人に知られるのを好まない傾向にあります。果たしてそれは正しいでしょうか。

 日野原先生は私より、3分の1世紀以上のご高齢です。ラジオを通しても声に張りが感じられました。仰せの通り、筋肉や骨が活性化されてると察せられます。

 これからの生活について模索してる私にとっては、改めて未熟な自分を再確認でき、これからもいろいろ行動し、筋肉や骨を鍛え、新たな自分探し、今まで体験しなかったことへの挑戦、それによる新たな友人の拡大など、未来はいくらでも広がると思えました。

 高齢化社会という言葉を「高貴で夢のある響き」にしたいものです。日野原先生のご指導を胸に、早速、新たなピアノ曲に挑戦し、いつの日か皆さんに聴いていただこう。また、日々、優秀なレース鳩の育成に努めよう。

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2009年3月19日 (木)

素人の私が予想する世界経済の見通し

 春本番となり、庭には色とりどりの草花や花木が開花してます。自然は経済不況など存じませんとばかり、次から次へ味わい深い色彩を提供してくれます。大昔から人間は花の美しさに癒され、現実の苦しさから一時的であっても解放されてきたのでしょう。紅白梅が終わりかけ、待ちに待った「しだれ桃」の蕾も日に日に膨らんでいます。

 一方、依然として低迷する世界経済ですが、もうそろそろ脱出を期待してやまない昨今です。

 本日のテーマはどなたにも関係してる今後の経済見通しについて、経済について素人であっても私が考えてることを述べてみたいです。経済見通しについては予想と期待感を区別できれば大したものでしょう。しかし、人間はどうしても期待感に偏りがちです。

 私は銀行を媒介にして「ノムラ日米リートファンド」という不動産に関する投資信託を購入してます。文字通り、アメリカと日本の不動産(ショピングモール・オフィスビル・賃貸住宅・ショピングセンター・ヘルスケアーなど)に投資しているもので、日米の比率が7対3になってます。

 このため、アメリカ経済の影響をまともに受けています。サブプライムローンはまさにアメリカの不動産です。このファンドは直接これを組み入れてなくても経済は関連し、損失は莫大です。現在の基準価格も、それによる時価評価額も半値以下です。それでも不動産特有の賃料収入により分配は続いており、これは武士の情けです。

 私はアメリカの経済動向について、数ヶ月前からを数値を毎日ノートに記録しています。それは日本時間午前6時に終値となるアメリカDJIAつまり、ダウ・ジョーンズ工業平均株価及び ナスダックです。NASDAQとはthe National Association of Securities Dealers Automated Quotationの略でハイテク関連店頭銘柄のコンピューターによる情報システムです。この2つの終値を毎朝6時にリアルタイムで記録してます。

 このため、もしかしてどの銀行よりも、いち早くアメリカ経済情報を把握しているかもしれません。これはその日の日経平均株価やトピックスの動向を予測させます。記録の継続により、日本経済は昼夜を問わず刻々とアメリカ経済に影響されてることが一目瞭然です。

 毎日の記録はダウ、ナスダック、日経平均株価、日米リート基準価格、及び時価評価額です。最も肝心な時価評価額については毎日午後7時過ぎに野村アセットマネジメントから発表される基準価格に私の口数を掛けて算出してます。

 ところで、私は最近あまり取引銀行へ行ってません。前日の晩に自ら計算し、すでに評価額が分かっていることもありますが、窓口に行ってもTellerから「新しい情報」や「低迷期における心構え」「今後の経済見通し」について指導受けることもないからです。店内では、沈んでいる客の心情を察知していないかのように、仕事以外の話し声が聞こえたり、客がいてもペットボトルで喉を潤してる様子が見られることもあります。

 約30年にわたる取引があるので、私に対する担当者がいましたが、現在どなたが担当であるか不明になりました。一応、女性のTellerがいましたが、ほとんど音沙汰がありません。これは経済人として客に対するプロ意識の欠如です。

 また、経済動向ついてどれほど真剣に研究されてるか怪しいものです。大切な客が路頭に迷っている時こそ、温かな手を差し伸べるのがこの職業に就いた使命でしょう。

 不況下でどんどん価格が減ってるにもかかわらず、客が毎日定率で支払ってる信託報酬は何のためにあるか考えているのでしょうか。このため私は金融不安が解消し、運良く時価評価額が戻った頃、時期を見計らい撤退する気持ちになってます。

 ところで本題のアメリカを中心とする世界経済は、ここ数日(3月10日~19日)において続伸し、ダウで約900ドルの上昇です。ナスダックにおいては約200ポイントの上昇です。

 まだまだ一概には言えなくても、過度の金融不安が多少後退し、市場心理が改善されてるように見受けられますが、皆さんはどう見ますか。

 これはFRB(米連邦準備理事会)が長期国債の買い入れを決定したことによるかもしれません。また、中国における鉱工業など製造業が改善され、景気の落ち込みに歯止めがかかり始めた兆候とも感じられてなりません。

 中でも4月に開催される主要国金融サミットが近づき、実質的な効力を期待する向きがあるのでしょう。素人の私は内心、7月頃に世界経済は上昇に転ずると思われてなりません。7月になったら、アウディーTTクワトロ黄色で各地を回ったり、微々たる力であっても国から頂く給付金を経済回復に使いたい。

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2009年3月16日 (月)

私の考える8・7・6のデクレッシェンド健康法

  写真は、家から車で1時間ほどの埼玉県花園にある花木流通センターで目にとまり購入した柊南天です。葉が赤みを帯び黄色い蕾をたくさん持ってます。玄関前に魔除けとして植えました。

  果たして一人暮らしの私に幸を迎え入れてくれるでしょうか。前回ご覧いただきました亡き父が植えた柊南天とともに、これがPersimmon Marsh家の新たな家内繁盛に繋がることを期待しています。魔除けの尖った葉と黄色い花の柊南天が今後の私を後方支援してくれるでしょうか。

 1本の木から紅白に咲き分ける花梅、その名も「思いのまま」は今が盛りです。しかも八重の花びらで春の陽ざしをいっぱいに浴び生き生きしてます。私たちに人生においての「思いのまま」とは何であるか、ヒントを示しているかのようにも見えます。人生が思いのままになるためには二つの面が必須と教えているように感じられてなりません。

 好きな道に邁進できるには、1にも2にも「健康であってこそ」ということは紛れもない基盤です。私の鳩友アルカディアさんはスキー、ゴルフ、登山、江戸散策と驚くほど多面的に時間が許せば身体を動かしておられます。休日は文字通り、「思いのまま」に生きているように見受けられます。

 一方、小説をお書きになり、作品が新聞紙上に掲載されたり、海外にも友人を持たれ、私が苦手とする英語に堪能なことも驚くばかりで誠に尊敬の的です。彼のすべては健康に気遣うというより、家にじっとしておられない性分と感じられ、「健康の基本は体を動かす」という点で私は彼から学ぶところが大きいです。

 ところで、健康についての基盤は体を動かすことと共に、もう一つ大きな点は食事の摂り方にあると考えてます。これは三度三度の食習慣のことで、タイトルが示すように私自身が考えた「8・7・6のデクレッシェンド」を心しています。

 これは取りも直さず、好き嫌いなくいろいろの食物を摂取することが肝要ですが、それと同時に食べる量についての割合を示しています。つまり、朝食は腹8分目、昼食は腹7分目、夕食は腹6分目という意味で、夕食が一番少ないのが意外と思われるかもしれません。

 どちらかと言えば一般的には逆で、夕食をたくさん召し上がる傾向があるかもしれません。私の考えでは夕食を摂りすぎると、結果的に朝食をあまり食べたくない傾向になると考えるのです。朝食をおいしく頂くには夕食の量を減らすことこそ自明の理で、日中のエネルギー源が朝食にあることを考えれば、朝食こそ一日のうちで最もしっかり摂取すべきと考えてます。

 美味しいので陥りやすい脂肪分の摂り過ぎ、全般的な食べ過ぎを減らし、私はアルカディアさんを見習って身体を動かすこと、そして、もう一つ、私の考えた食事量8・7・6を厳守していきたいと思ってます。これはあくまで私の考えですが、「朝お腹が空くことは健康の証」と確信してます。

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2009年3月13日 (金)

2009年の春分の日は世界中3月20日!

P1010904  「私の季節が到来」とばかり、庭にはアセビが咲き誇ってます。色はピンクで形はスズランのようです。写真をクリックしてみてください。漢字では馬酔木と書くのは、葉が有毒とのことで馬が食べると酔うことに由来するのでしょうか。

 群馬での日の出は5時58分、日の入りは17時49分で、昼と夜の長さがほとんど同じになりました。今年は、ほとんど全世界の国々で春分の日は3月20日になります。それは春分点が日本時間の午後8時44分だからです。

 地球は地軸が約23.5度傾いたまま、秒速約29キロメートルという考えられないスピードで公転軌道上を移動していると計算されてます。地球は間もなく3月20日20時44分の瞬間に太陽黄経0度の出発点に差し掛かり、再び新たな公転が繰り返されようとしています。

 地球から太陽までの距離は平均1億5000万キロメートルといわれ、この距離を1天文単位と言い、AU=astronomical unitで表します。この距離は多少変化しますが、つまり楕円軌道上を365日と約4分の1日かけ、北極星方向から見て反時計回りで公転しています。AUは他の惑星について地球と太陽間の距離に比較ができ便利です。

 ところで、公転も自転も回る方向は同じですから、余談ですが、もし、時計回りになると太陽は西から上がり東に沈むでしょう。季節も春から冬へ、そして秋から夏へと進むかもしれません。まるで、現在から過去へ戻るようでしょう。でもそんなことはこの世ではないことです。なお、惑星たちは反時計回りに自転も公転もして不思議なことです。例外があり金星の自転は逆行といわれます。

Dscf0501  この写真を見ると、水仙は私たちに「春だよ!」と大きな口で伝えてるようです。手をかけなくても毎年、同じ場所で清楚な立ち振る舞いをして、心を和ましてくれます。どんなに厳しい冬を経験しても、それをものともせず、春が来ると豊な表情を示します。何と誠実なのでしょう。私のような人間はすぐ弱音を吐いてしまいます。

P1010902  これは亡き父が植えた貴重な柊南天で、現在は玄関先に植えてあります。葉の周囲が柊のように尖っていて魔除けのような意味合いもあります。尖った葉にやさしい花が咲き対照的でいいです。面白いことに英語でJapanese mahoniaというらしいです。(魔法かも)

 花梅は盛りが過ぎ、逝く早春を惜しんでいるようです。種類によって花の色と開花時期が異なるので、6種類はけっこう長い期間、次々と変化を楽しませてくれます。

 一方、春が到来し次から次へと花が咲き始めても、肝心の私の人生は、いつになっても花が咲きません。土壌に栄養がないのでしょうか。太陽に嫌われてるのでしょうか。水が不足してるのでしょうか。蕾くらいは、もう、そろそろ膨らんでほしい。君子になるのは一体いつの日か。 

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2009年3月 9日 (月)

若さ維持には夢を持ちつづけることか。

Dscf0111   サックスを初めて吹いたのは高校1年の時、それ以来ウン十年も吹き続けています。最初はテナー、その後は長いことアルト、しかし、いろいろ吹いて私が求める音色で最も納得し、到達したのがソプラノです。写真のソプラノはフランスセルマー金メッキ仕上げで、私にとってはお宝です。

 このソプラノを公的なステージでは殆ど吹いてません。一度だけ高崎市の群馬音楽センターで吹奏楽に加わって演奏したことがあるのみです。多くは冠婚葬祭でのスパイスとして演奏しました。最近ではチャンスが減りましたが、結婚式に呼ばれるとスピーチ代りに吹きます。果たして新郎新婦にとって心に染み入るでしょうか。

 万が一、私自身の会(?)を催すことがあれば、

 おっと、カッキーいきなり何言い出すか!・・・・・・・・・・ 会場いっぱい夢のように「愛の賛歌」「ある愛の詩」「愛の喜び」「雪は降る」をヴィブラートを効かせて優雅に吹いてみたいものだ。

 実はブログであまり取り上げませんでしたが、私自身、自分の心を最も的確に表現できるのはソプラノサックスかもしれません。青年時代はこれで身を立てようと、その気持ちになったものです。しかし、当時、年老いた両親を看ながら生活することこそ欠くべからざる使命だったのです。

 また、地方にいてはサックス奏者として生計を維持するのは不確かなこと。サックス奏者への夢から方向転換し、幸い英語も好きだったことから両親に年月を切って許してもらい、最初の就職はインド日本人学校勤務となり、サックスから音楽教育への決断は正解だったと思いました。インド滞在中、ユダヤ人の方に指揮法のレッスン受けたり、インド音楽、休暇で行ったカトマンズではネパール民族音楽など充分触れることができたのです。

 ところで、歴史を紐解くとサックスはベルギー人アドルフ・サックス(写真)により1840年代に発明されました。後世の人類は偉大な音色を発明した彼のお陰でどれほど音楽が楽しんでいるか図り知れません。私はクラシック・サックスの優雅な音色には、いつ聴いても心が躍ります。

 これからは伴奏者を見つけ、ピアノとの二重奏を夢見ています。果たしてソプラノサックスとピアノの二重奏は実現するでしょうか。夢は公のステージでの演奏です。【若さ維持に欠くべからざることは夢を持ち続けることではないでしょうか。】

 なお、ご覧の通り、サックスは細かいメカでできておりデリケートな楽器です。演奏の前には自らチェックし最高の状態を保たなくてはなりません。どこか不具合があればいい音は出ませんし、演奏しにくくなります。ですから、この楽器に対しては何でも自分で治せる医師でなくてはなりません。このため、小道具はいつも用意してます。よい演奏は不断の調整にかかっていると言えます。

 ところで、私が最も感銘を受けたサックス演奏家はフランスが生んだ巨匠マルセル・ミュールです。丸みある優雅な音色による超絶技巧をレコードにより、わが師・阪口新先生のお宅で拝聴しました。  写真はマルセルミュール8才の時のものです。

 阪口先生は日本のクラシックサックスのパイオニア。師はマルセルミュールの演奏するイベールのサキソフォーンコンチェルトのレコードに出合って感銘され、ミュールに手紙を差し出し、日本ではサキソフォーン教材の何もなかった時代に、フランスから教則本などを送っていただいたそうです。私が阪口先生のお宅でレッスンを受けたエチュードはマルセル・ミュール著によるものでした。20世紀とともに生まれた巨匠マルセルミュールのCD版を今でも時折、聴いて音色を参考にしています。私は演奏の究極目標は音色の輝きと思っています。

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2009年3月 5日 (木)

高速道路~嬉しい1000円で乗り放題

 2008年度第二次補正予算に盛り込まれた高速道路料金の割引が3月28日から始まることになりました。土曜日、日曜日、祝日において地方圏の高速道路では乗用車に限り、日本中どこへでも1000円という格安料金で乗り放題となり、これは高速道路の入り口か出口いずれかの通過が休日ならば適用されるとのことです。すべてETC車に限ります。

 高速道路会社の減収を穴埋めするには、5千億円の国費を投じて2011年3月末までの約2年間に限り実施とのことです。 

 地方圏に限っては平日の路線で午前9時から午後5時までは割引がありませんでしたが、この時間帯も全車種対象で3割~5割引きが導入されるとのことです。これは3月30日からです。

 群馬県高崎市に住む私が自らの運転で高速道路経由で遠方へ行ったのは、レース鳩の訓練のために東北自動車道で福島県二本松へ、夏休み天体観測で山形県・天元台スキー場へ、そして銘鳩見学のために岐阜県Fragrant Mountain鳩舎へ行きました。

 レース鳩の訓練や日本海での海水浴に関越自動車道を通過し新潟県へ行ったことがあります。関越トンネルは行っても行ってもなかなか抜けない長いトンネルという記憶があります。ここは魔の谷川岳の地下深いところです。

 たびたびブログで書いていますように、アウディーTTクワトロ2000ccボディーカラー黄色は特注のため7月頃納車になります。クワトロとはイタリア語で【フルタイム四駆】を意味し、quattro本来の意味は4ということや、四頭立て馬車のことらしいです。アウディーの店舗は群馬に2店舗のみで、日本中でも約100店舗のみとのことです。

 最近では時間が許すと前橋の高前支店・展示場に行き、営業マンのY氏や女性customer assistantの美しいMさんにお会いし、紅茶をいただきながら歓談します。いつもお邪魔して申し訳なく思います。

 ハンドルの裏についてるパドルシフトは左を手前に引けばシフトダウンになり、エンジンブレーキを利かせるときに具合がよく、右のパドルシフトを引けば、よりハイギアーになりスピードを増すようです。それとは別にスポーツシフトもついており、オートマでありながらも、状況に応じたチェンジできる機能付です。

 果たして常時四駆とは実際に運転してどんな感覚なのか、楽しみな一つです。私が他のスポーツ車と比較して、TTは内装がしっかりしてることも決断させる要因でした。運転席というより、コックピット感覚のシートはボタン一つでウエスト近辺を包み込み、人馬一体感になります。

 ETC=Electoronic Toll Collection System付きにしましたので、高速で遠出するにはグットタイミングになります。

 ところで、車の安全運転について、私が実行している基本は次の通りです。

1、常に前方を注視する。

2、車間距離については時速(K)と距離(m)をほぼ同じにとる。

3、ハンドルは両手で握るが、押さないで引くように握る。これはカーブですごく安定します。例えば左にカーブでは右を押すのではなく、左を引くのです。

4、道を選択するときは幅のある道路を選ぶ。

5、早朝や夕刻時は心と時間に余裕を持つ。

6、常にブレーキペダルに足が移動できる態勢である。

7、運転のみに集中する。

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2009年3月 2日 (月)

アクセス10万件を記念し新たなパソコンに

 私は生まれつき頭が固いのか何事についても新たなことに柔軟に対処できないのです。パソコンもそうです。このため暫くの間computerphobiaで苦しんでいました。これは年齢のせいもあるでしょう。しかし、昔の友人に会ってもパソコンする人は私の年代では稀です。新たな大型パソコンは余分な機器もコードもなく、すっきりしています。

 私がパソコンを始めた元々は、次女が学校へのレポートなどでどうしてもパソコンが必要とのことだったのです。そのためやむを得ず購入し、娘が使用してないとき見よう見まねでいじっていましたら、偶然、検索により「レース鳩の掲示板」を発見、これがついに、インターネットにのめり込んでしまう日々の始まりとなりました。

 これは群馬県の「はとさん」というご住職の「レース鳩掲示板」でした。10才からレース鳩を飼育している私にとっては内容が興味あることで、すっかり虜になってしまい、ハンドルネームということも知らず、最初は本名で書き込んでいました。

 そして、数日して驚いたことに管理人「はとさん」が職業柄、白衣を纏い、我が家を訪問されたのです。しかし、初対面なのに不思議なことです。初対面の気がしないのです。それまで彼の掲示板を通して毎日のようにいろいろ鳩の話をしていたためでしょう。何の抵抗もなくお会いでき、お互い、すでにいろいろ分かっているのです。ただただ「お顔だけが初対面」という今までになかった出会いの形となりました。

 このとき、世の中は変わったと思いました。このようなことはその後、次々と起こり、群馬ではアルカディアさん、ピジョンクレージーさんなど、今では鳩友として本当に親しくさせていただいてます。この他、長野県や関東一円、県外の方々ともオフ会と称し懇親会でお会いするようになり、かなりの方が私の家も訪問されました。県外の名前のない鳩さんやムニエルさんは宿泊していかれたこともあります。このように私にとって、今までとは友人のでき方が180度、変化してしまいました。

 男性に限りません。私がピアノによるホームコンサートを開くことをブログに書き込みましたら、比較的近くにお住まいのマイさんが聴きに来られました。彼女とは今まで面識がありませんでしたが、その後、町内の音楽喫茶「蔵人」でお会いし音楽を聴いたこともあります。そして何より、彼女は世界的経済紙「フォーブス」翻訳家だったのです。彼女の卓越した英語力には驚嘆してしまいました。お陰で現在では私の英語の先生であります。

 同様にして町内在住のピアニスト保嶋亮子さんのリサイタルを拝聴し、その感想をこのブログに書いたことがきっかけとなり、幸運にもお目にかかることができ、今後のピアノ練習の指針をいただきました。このようにブログを媒介にして町内の素晴らしい女性と知り合うことができました。

 ところで、7月頃「アウディーTTクワトロ黄色」が納車になります。国内旅行を目的とするほか、インターネットを通じて知り合いになっていても、まだお会いしてない方々を訪問するためのものでもあります。理不尽な一人暮らしを余儀なくされてる高齢化社会1年生としては、これからも今までとは異なる友人の広がりが始まりそうです。

 でも、遠方の方々とはお会いしてもお別れするのが、すごく辛いのではないかと心配しています。外国の方と親しくなったとき、別れるのは本当に辛いものです。それと似ているのではないでしょうか。おっと、会う前から別れの話はよしましょう。

 一方、次女のMarie Persimmon Marshや海外日本人学校の方々、また、取引銀行の方々も拙いブログをご覧いただいてると伺いました。皆様のアクセスが励みとなり、新たなパソコンに向かって無い知恵を絞りたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします。

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