飲み過ぎから認知症への因果関係を考える
「みどりの日」の本日、群馬県は薄曇りですが、温暖です。写真のシャクナゲやつつじは庭に咲いてるものを今朝、撮影しました。拡大してご覧ください。
テーマは「みどりの日」に相応しいものではありません。しかし、少子高齢化へ向う私たちの社会にとって重大なことなので考えてみました。
最近、極めて醜態と印象に残るニュースが2件ありました。いずれも、急性アルコール中毒ではないかと思われます。
日本の大臣がイタリアで過度の飲酒による酩酊状態を世界に晒しました。
世界中の人にとって最も関心が高く、重大かつ深刻な局面を迎えている世界経済に対する記者会見で、ろれつが回らない状態の映像が瞬時に世界に流れ、日本への信頼が一気に崩れました。
世界の人々には、日本の政治家がどう映ったでのしょうか。「まだまだ日本には任せられない」ということでしょう。一方、有名芸能人が公園で午前3時頃、わめきながら裸になっていたと伝えられます。
1杯が2杯になり、酔うほどに自制心がなくなります。本人は極楽の状態にあると考えられます。両者ともこのような状態では正常な言動ができず、判断力を司る脳が異常な状況にあると考えられます。
一般的には、アルコールについては飲み過ぎると肝臓を悪くしたり、高血圧に陥るということはよく耳にしました。しかし、もっと悪くするところがあるようです。
素人の私の考えで恐縮ですが、飲み過ぎによる酩酊状態が時々あるとしたら、それは少なからず臓器に障害が起こることはもちろん、特に恐ろしいことは「脳のために害はあっても益はないでしょう。」これが続くと、脳の委縮がより進行し、行き着く先は認知症へつながる可能性が潜んでいると思われます。
上記のような酩酊状態では本人は極楽状態にあります。これが続くと40代くらいでも、特に反応が鈍くなり、肝心なことである「自分の将来についてなど、あまり関心がなくなります。」今のことだけで過去や未来へは考えが及びません。
人間として最も高度なことを司る脳の機能が低下し、結果的に判断力が鈍り、記憶力の減退、計画性や自制心の欠如、不適切な社会行動へつながりやすいと考えられます。
また、現在は飽食の時代にあり、必然的に食事も食べ過ぎの傾向にあり、メタボリック・シンドロームという言葉が生まれ、結果として起こる太り過ぎはあらゆる病変の元凶と言われます。脂肪の取り過ぎによる高脂血症が続いても、脳に障害が起こる可能性が考えられます。私は「高血圧を筆頭として」いわゆる成人病は肉体的病変のみならず、脳の鈍い働きに繋がり、認知症への警告と捉えています。
これ以外に認知症の原因はいろいろあっても、現在、80歳以上の4人に1人が認知症といわれ、その上に、年々、一人暮らしの高齢者が増加したり、主に高齢夫婦による老老介護、更には、認知症の人が認知症の人を介護しなくてはならない「認認介護」などという行く末恐ろしい状態が迫っています。
少しでもこのような状態を未然に防ぐには、近年、大きく叫ばれている生活習慣を見直すことが基本の基でしょう。私を含めて、特にお酒が好きな人は厳格に量を設定し、「酔いが酔いを求めてお代わりする習慣」を厳しく断ち切ることに尽きるでしょう。
お酒は適量であれば、血管も広がり百薬の長であっても、飲み過ぎは百害あって一利なしです。
私の場合、そばで注意してくれる人がいません。こんなことを書いて自分で量を守れるだろうか。【涙】・・・・・・今日は「みどりの日」。外に出て新緑を楽しもう。
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コメント
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今日でいよいよ連休にピリオドを打ちますが、これと言った予定も無かった割には何かと忙しい毎日でした。
お孫さん達との賑やかなGW中に、お酒の量のセーブは大丈夫でしたか~?(笑)
お酒は雰囲気によって、より美味しく頂けるので、今日の記事は私も耳の痛いテーマでしたねェ~・・・まさに「酔いが酔いを求めて~・・・」に、なり兼ねません。
数年前の、ある大学の研究成果、「少量の焼酎は、血液サラサラ効果」を信じて疑わず?嗜んでおりましたが、チョット不安になってきました~・・・
これからビールの美味しい季節でもありますから誘惑との戦いですね~(笑)
何でも通じて言える事ですが「過ぎたるは~ナントカ!」で、自制心に頼るところですネ!(*^_^*)
投稿: 花舞 | 2009年5月 6日 (水) 07時53分
花舞さんへ
このような文を書いてる限り、多分(?)私は飲み過ぎることはないと思います。でも、果たして自己判断できるでしょうか。
花舞さん、気になさらないでお好みの焼酎をぜひ続けてください。お願いします。百薬の長として飲むことは心身ともにリラックスでき健康にいいと考えてます。840キロ離れていても乾杯しましょう。
また、これからの暑い季節にビールは格別おいしいものです。
おいしいと感じて飲めるなら、これは健康的です。
注意をしてますが、今の私の状況のように、もっと酔いたいがために飲むことは慎みたいです。辛くて飲むのは悲しい酒。
お酒はアルコールに酔うより【どなたと飲むか】で酔えるようになりたいものです。これは幸福というものでしょう。
投稿: カッキー | 2009年5月 6日 (水) 09時27分
こんにちは、初めまして。
牛乳が身体に悪いを検索していて、乳製品が歯にくっついて身体に悪いというのがあり、このページにたどり着きました。私は自分の不摂生から、6年前から一応病気になってしまい、医学では完治が難しいとされているので、模索中です。療養中なんてかっこいい状態ではなく、4月から無職になり、就活も一応しています。何もかもが中途半端の私です。カッキーさんのように活気ーよい人が、羨ましいです。夢です。お庭のお花、きれいですね。手入れも大変でしょう。私は今が三途の川状態じゃないかなと思っていましたが、カッキーさんにお会いして、生きてる限り楽しく溌剌と過ごしたくなりました。これからも楽しく人生送ってください。私も私なりに楽しみ見つけなきゃ<(_ _*)> アリガトォ
投稿: 寄り道子 | 2009年5月24日 (日) 12時10分
寄り道子さまへ
アクセスとコメントに心より感謝しております。人間、悩みがあって人間です。私の悩みはもう4年以上一人暮らしです。3度の食事は待っていても出てきません。いわゆる毎回、孤食で味気ない生活です。
健康についての実践は一日一日の積み重ねが大切と思っています。結局は自分でしっかり考え身体にとって何が重要で、何が悪いか日々研究し、生きていかねばならないのは何十万年何百万年も続いてきた石器時代の人たちも全く同じだったと思われます。昔の人は情報もなく今よりずっと困難だったと思われます。
古今の名言「健康は栄養・運動・休養のバランス」は不変のことでしょう。
健康については拙いブログでいろいろ書いてみました。道子さんのご参考になるかどうかは別として、ご覧いただければ幸甚です。
これからも、アクセスとコメントお願いいたします。
群馬・高崎カッキーより
投稿: カッキー | 2009年5月24日 (日) 12時36分