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2009年5月28日 (木)

第一の人生でも第二の人生でも4教科は主要教科

 中学校で学ぶ教科は大きく二つに分類され、主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)及び4教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)に分けて扱われます。学校も社会もそのような分類が当たり前となり、若く純真な中学生1年生にとって、このような分類はあたかも大切な科目と、そうでない科目との印象に陥りやすく、その後、「ものの見方」に偏見が生じたり、成長過程に当たり勉強のバランスなどに悪影響を与えることにならないでしょうか。

 5教科あるいは主要教科と呼ばれる所以は、次へのステップとして差し迫った現実的な入学試験において、何点以上を獲得すればでなく、人より高い点数を取ることが目標となり、より良い(偏差値の高い)高校へ入学できることにつながる入試制度だからです。

 還暦より年齢が上の人たちが中学生の頃、高校入試では入試教科が9教科すべてありました。その後、都道府県により異なっても、昭和40年前後から入試教科は5教科のみに変更され、得意不得意に関係なく、否応なしに一斉にコースに並んで100メートル競走するような勉強法が強いられるようになりました。

 入試科目数が減って一見勉強しやすいように思われても、伝統ある有名校への志望者数は多く、依然として窓口が狭いことには変わりありません。4教科が得意であっても、5教科の苦手な中学生にとっては大きな不利、痛手、ハンディとなり、この頃から世の中では「輪切り」、「入試地獄」、「落ちこぼれ」というというような一方的な言葉が生まれ、「15の春を泣かせない運動」も起ってきました。

 その人が個性的で素晴らしい内面、人間として優れた面、卓越した才能、寛大さや人に親切な面があっても、入試ではほとんど考慮されず、12~15才の人生の基礎を築く多感な中学生時代を5教科中心による勉強という名の戦いの結果、「勝ち組」「負け組」に篩分けられる教育に矛盾を感じる人は少なからずおられるでしょう。

 その結果として、高校に対して「ランク付け」がされたり、一般社会も出身高校によって人を判断する傾向が無いとは言えません。これは大変いけないことです。

 先進国といわれる日本では未来に向かって、学校のみならず、あらゆる面でこの差別観のようなものは払拭すべきで、私たちも身近なことから間違った判断をなくし、正しい方向へ変革していかねばなりません。学校で判断するのでなく個人の生き方に魅力を見出したいものです。

 「人生において最も大切なことは勝つことではなく、人それぞれ己の高い目標に向かって努力を続けることこそ大切である」とは、近代オリンピック創始者フランス人クーベルタンの言葉です。

 ところが、タイトルに示すように第2の人生(人により時期は異なる)では脇役であった4教科が俄然日の目を見るようになり、4教科が得意な人ほど幅広く豊かな人生と言えるようです。

 何と言っても、大きな二つの車輪である「経済」と「健康」はそれぞれ技術家庭や保健体育の領域です。ますます広がる高齢化社会では、不安定な世界的経済状況にあっても、安定した収入法、及びいつまでも健康であることは最重要事項であります。

 また、心の栄養として趣味に興じ、意義あるパソコンや楽しい料理はもちろん技術家庭、身体を動かす得意なスポーツこそ大きな喜びと感ずる人は多いでしょう。旅行や登山を通じて脚力を鍛えるとともに、自然の雄大さを写真に収めたり、気に入った対象を見つけ写生する絵画、工芸そして花作りや庭作りなど美的感性を磨く方、家庭菜園や日曜大工は殊のほか楽しいものです。これらが楽しいのはきっと創造性を発揮できるからです。

 また、快適な住まいの工夫、素敵な着物への拘り、どなたにも起こる親や配偶者に対する適切な介護も技術家庭の領域です。音楽鑑賞、ピアノ、オカリナなど楽器演奏、歌、吟詠と自己表現の喜びに浸れることは高い精神性を必要とし、いかにも人間らしいこと。これは幸福といえるでしょう。すべて4教科の領域です。

 近年、団塊の世代といわれる大勢の方々が、文字通り塊のように第二の人生に移行します。これからはどんな人生が待ち受けているでしょう。その人にとって日々の生活が意義深くあるためには、創造性あることこそ内面は豊かになるでしょう。楽しくて人には伝えられないほど夢中に興じる状態を人は幸せと呼ぶでしょう。

 このようなことを書いてる私も4教科がすべて得意ではありません。これからは今まで以上にバランスよく掘り下げ、少しでも豊かな日々としたい。 

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コメント

ごもっともだと~考えさせられる事ばかりですが~<4教科が得意な人ほど幅広く豊かな人生と言えるようです>に大賛同です!
第2の人生ばかりでなく、学生生活を終え社会に出た若者にも通用する事なのでは~?・・・
潤いのある生活を楽しむ為には、音楽・美術・・・無くてはならないものばかりですもんね~♪
人生のセカンドステージ迎えて思うは~『主要5教科』・・・はて・はて~何ぞや~?

投稿: 花舞 | 2009年5月29日 (金) 00時11分

花舞さんへ
 コメント有難うございます。私はブログを書くとき不確かな言葉は辞典で確認することを心がけています。国語です。文章を作成することは創造ですからとてもいいのですが、肝心なことは内容だと思っています。しかし、時々大した「内容でないようで」申し訳ないです。
 もうすぐ来るアウディーTTクワトロのナンバーを「5555」にする気持ちに落ち着いています。理由は4教科をオール5の目標に掲げて走りたいです。私は車のナンバーは一種のデザインでもあると考えてます。
 黄色いクーペは現在ソマリア近海からインド洋へ向っています。
 

投稿: カッキー | 2009年5月29日 (金) 06時06分

先生、お久しぶりです
私も落ちこぼれ組でしたが、これでやっと気分が晴れました(爆)
5教科が得意か4教科が得意かは能力の差ではなく、一人ひとりの個性なんだと最近やっと気付きました

投稿: はい爺 | 2009年5月30日 (土) 09時54分

皇龍葵号さんへ
 アクセスを貴ブログにお願いしましたら、早速ご登場で嬉しいです。あるいは偶然か。
 私は鳩も大切ですが、今、大きなことに挑戦してます。
 いつかお会いできる日を楽しみにしております。

投稿: カッキー | 2009年5月30日 (土) 12時12分

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