正しい姿勢は鍛えて作るもの
私たちが頭の中で知人を思いだいすとき、まず顔ですが、同時に声の質や歩き方など動作の特徴です。そして全体像として体つきも脳裏に浮かび、特に姿勢はその人の特徴を示す大きな要素と言えるでしょう。
一般的には、姿勢は健康度について善し悪しの判断にもなりそうです。これは内臓の働きが活発であるか、あるいは逆に内臓に疾患がある場合など、何らかの形で姿勢に現れる気がしてなりません。
私自身のことで言えば、立っていても椅子に腰かけていても、自分にとって楽な姿になりやすく、このままではいけないと感じることしばしばです。楽な姿勢でいると決まった筋肉(特に背筋)が伸びてしまい、猫背に近くなります。緊張感もなくなり、楽な姿勢の連続が知らず知らずのうちにバランスの悪い姿に繋がるのではないでしょうか。
姿勢を矯正するために、私が最近考えていることの一つに意外でしょうが、足の裏を刺激あるもので擦って綺麗にしたり、特に10本の足の指について、それぞれ独立を促す運動が身体のバランスを保ち、安定した立ち姿のために大切ではないかと思ってます。
女性に多いといわれる外反母趾は積極的に治さなくてはなりません。 現代人は子供の時から靴を履き、足の指をそれぞれ独立させず、常に束ねて一つの動きになりました。これでは正しい姿勢はとれません。
これから夏本番を迎え、室内では四六時中、素足で生活し、10本の指で床の温度、肌触り、湿り気など、床の感触を味わいたいものです。これには滑らない利点もあります。夏なのに靴下でスリッパ履いてては素晴らしい日本の夏が味わえません。
このように家での生活を通しても、意識して大胸筋を鍛えたり、背中が真っ直ぐになるよう意識したり、戸外を散歩する時にはアメリカンウォーキングを取り入れることも効果があると思われます。背中の緊張感はとても気持ちいいもので、一歩一歩、若返る感じです。
ところで、以前に「自分のことを最も知らないのは自分である」と書いたことがあります。これは胃腸を中心とした内臓疾患についてです。病変は「自覚症状がなくても進行してる場合がある」からです。
しかし、現代医学は内視鏡という優れものの開発により、内臓内が一目瞭然の時代になりました。しかも、悪い組織を切除してしまいます。誠に有難いことです。私は先日、胃の内視鏡検査をしましたらОKでした。秋に大腸を診てもらうことにしてあります。
同様に、姿勢は案外自分で気づきにくいもの。私たちは生来、自分の体内のみに存在し、離れた場所から自分を客観的に見られません。でも、内視鏡に通じるようなものがあります。それは全身を映す鏡です。大きければ大きいほど効果があります。
友人Samuel Tod宅には一般家庭ではまずない壁一面の大きな鏡があります。初めて伺った時は何だろうと驚きました。私自身の動作があからさまに映り、恥ずかしかったです。
これは奥さまがフラメンコとヨガの達人で時折、文化会館などのステージで発表される方だからです。常にご自身の動きが確認できるのでしょう。「環境とは作るものですね。」
このためでしょうか、奥さまの動きにそつがありません。いつも決まってます。きっと、年を取らないでしょう。リズム感あるきびきびした軽快さ、ほのかな緊張感はそのまま、お人柄においても清々しい応対をなさってくださいます。
健康とは「昔スポーツで何々してた」というものでなく、現在、何を続けているかでしょう。過去の栄光、過去の価値感、先入観に捉われず、生きてる今こそ背筋に緊張感を持ち、同時に、進取な見方、創造的生活こそは若さ維持に欠くべからざることと感じています。
« ドイツへ特注・黄色のアウディーTT納車なる | トップページ | 旧暦の七夕・7月7日は必ず先勝 »
「若さの維持」カテゴリの記事
- スッペ作曲「軽騎兵序曲」で若返りたい(2025.02.19)
- 今春は 親子で饗宴 源平しだれ桃(2019.03.25)
- 今年一年、毎日継続できたのは英作文の実践(2017.12.25)
- インターバルトレーニングで心拍数を上げる(2015.02.16)
- 脳、関節、筋肉を錆つかせない・・・新年の決意(2015.01.01)
フラメンコや社交ダンスやってる知人を思い描くと、確かに良い姿勢、保たれてますね~!
いつも健康維持に繋がる素敵な情報有り難うございます~♪
ダンスやってなくても、素敵な姿勢が保てるように日々の努力を怠らないようにしたいものです!
私はオカリナ・詩吟教室中などイス使用の際は浅くかけて背もたれは使いません。
時として両足浮かしてストレッチ風にしたり・・・楽しんでます~♪
他に心がけてる事は、私の顔を思い浮かべて貰う時に「笑顔」でイメージして頂けるよう笑みの絶えない表情作り?ですぅ~・・・(*^_^*)
投稿: 花舞 | 2009年7月 4日 (土) 07時49分
花舞さんへ
コメント有難うございます。
インターネットで知り合って以来、ずいぶん日にちが経過しますが、花舞さんご本人にお会いしてません。しかし、ちょいちょいお会いしてる気持ちになっていますよ。現実は近づいているかも。
楽しいコメントを通して【花舞さんの表情=笑顔】という方程式は私の頭の中で完全に成り立ってます。
人間にとって大切な筋肉は年齢と共に弛みがちな顔の筋肉かもですね。その点、音楽は多面的表情を有するものですからいいかもしれません。音楽によっていつまでも表情豊かでありたいですね。
特にオカリナやS.saxは演奏中、顔の筋肉を使っています。これも平素の顔の表情にプラスに結びつくと考えましょう。
投稿: カッキー | 2009年7月 4日 (土) 10時10分