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2009年9月

2009年9月29日 (火)

いろいろ試して自分に合った方法を見つける

元横綱・千代の富士の九重親方の語録に「いろいろのことをやってみると勝機が生まれる。」という名言があります。一般男性とそれほど変わらぬ体重で優勝31回の大横綱の言葉です。

 同時通訳者の鳥飼玖美子さんの英語上達法に、これといったことはありません。「いろいろ試して自分に最も合った英語勉強法を見つけること。」という、それぞれ第一線にある方々の提言には、貴重なヒントが共通してるように思えてなりません。

 昨晩は高崎駅前「炙りやどんどん」へ夕食に行きました。(もちろん1杯?含みます。)毎晩一人での夕食ほど味気ないことはないので、週に1回は伺ってます。

 かすかに酔いも回り、1時間半程してから何だか市内を散策したくなりました。世界経済は低迷でも時には元気を出そうと思ったからです。

 大通りを歩いていましたら、若い女性2人が「五月の薔薇の家」というTEA HOUSEの前で楽しそうに話してました。そのTEA HOUSEの入口のところに「バイオリンコンサート」のポスターが貼ってあったので、私はその内容を読んでいましたら、感じのよい一人の女性が私に話しかけてきました。どうしたことか私は英語でポスターについて質問してしまいました。

 ところが、彼女はここのチーフだったのです。話を伺ったら一杯飲めるとのことで、ほろ酔い加減の私はたまにはいいかと思い、室内に入ったら何とグランドピアノがあるではありませんか。水を得た魚のような私は水割りをいただきながら3人で愉快に談笑しました。

 私の内心は、彼女たちに初めから英語で話しかけてしまったために、途中から日本語で話すことができず、とうとう引っ込みがつかなくなってしまいました。それでもチーフは頑張って終始、英語で対応して下さいました。

 もしかして、私が外国人であるかのごとくに疑いを持たぬ彼女たちの気持ちを大切にし、10分程してピアノに向かい思いきり「雪は降る」を弾きました。そしたら驚いたような顔をして拍手をいただき、私の水割りも2杯目になりました。

 店内に他のお客はおらず、その後、フォークダンスの「マイムマイム」や「コロブチカ」をテンポよく弾きましたら、彼女たちはワイワイ喜びながら踊りました。その間も言葉の媒介は英語のみ。このTEA HOUSEはガラス張りで外を歩く方々にも内部がよく見えるのです。私たち3人はそれを気にも留めず、音楽を奏でたり楽しく話してました。

 もちろん、私は外国人ではありませんが、ずっと、彼女たちは「初対面の私を日本人ではないと思っていたよう」です。でも、このようなことは、たまには失礼ではなく、お互い新鮮な気持ちで楽しく過ごせたのですから良い体験で、次回にはきちんと話そうと思っています。

 車の話から音楽の話までいろいろで、1日経って本日考えると長い時間、よく英語だけで過ごせたなと思ってます。私にも貴重な体験でした。

 このTEA HOUSE「五月の薔薇の家」にはこれから時々伺いたくなりました。私にとって音楽と英語は大切な二つです。人に音楽を聴いていただいたり、茨の道であっても、鳥飼玖美子さんのヒントを胸に英語を続けたいと思ってます。

 たまたま、友人Samuel Toddさんはニュージーランドと日本のどちらが本拠地か分からないほどの達人ですし、アメリカの世界的経済紙「フォーブス」の翻訳家マイさんにもすぐ連絡が取れますので、私の英語環境はこれらの方々のお陰で恵まれてると感謝してます。

 九重親方や鳥飼玖美子さんの名言通り、一つの方法でなく、「いろいろやってみて」私に合った方法を探し続けたいと思ってます。これは何の道でも言えることかもしれません。

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2009年9月27日 (日)

私の試み・・・オリーブオイルを料理に使う。

 昨日、ご夫妻で医師をされてる道又内科クリニックへ胸部の断層像(輪切り)を撮影してもらうため、検診に行ってきました。ご覧の最新鋭の医療機器は胸部について広範囲の検査が可能で、立体的3次元画像(3D)が見られます。これにより初期の小さな癌が発見でき、胸部のみならず、頭部、腹部も撮影できます。今回私は胸部を輪切りに撮影してもらいました。

 お酒は好きですが、生まれてこのかたタバコは覚えませんでしたので、結果について自信はあります。その日のうちに結果が分かりますが、患者さんが多かったことと、この日は次の予定があったので、今週、結果について伺うことにしてあります。

 私は検診する間隔を、胃カメラは1年に一度で誕生日前、大腸については1年6か月に一度、胸部についても3年に一度というように、女医さんの奨めを守りこのように検診の間隔を決めてます。

 当初、胃カメラをはじめ、内視鏡を使っての検診はあまり気が進まなかったのですが、慣れれば何ともありません。身体の力を抜き、医師の指示通りにしていれば、特段の苦痛もなく、平素、絶対見ることができない自分の内臓内をつぶさに見ることができ、これらの臓器によって生を受けてることが確認でき、自分の命を客観的に捉えることができます。

 ディスプレイにより、特に大腸内を見ると美しいといっても過言ではありません。平素、知らずにいる大腸内はシワシワのトンネルで別世界です。ピンク色をした内壁はまるでホルモンそのもの。無数の毛細血管が走っている様子がはっきり見えます。

 このお陰で食事した栄養がむらなく吸収され、私の生命を維持してることが実感できます。私たちは手足のように外部で見える部分と内臓内のように見えない部分の両方で成り立ってることが認識でき、内視鏡による検診は自分自身の把握にもつながります。

 病変は一にも二にも早期発見といわれ、億劫がらず年中行事の一部と捉えたいものです。

 こう考えると健康維持の基盤は1にバランスとれた食事、2に適度な運動、3に内視鏡による検診というのが現実的に正しいと思うようになりました。

 ところで、先日97才の現役医師・日野原重明先生のテレビ出演があり、一言一言に感銘を受けました。先生曰く、40年ほど前に起こった「よど号ハイジャック事件」で乗客としで機内におられたそうです。この恐怖の体験を通し、それ以来、「与えられた人生」と思っているそうです。

 先生は毎日スクワット40回、椅子に寄りかる腕立て伏せ20回を日課とされ、時間があれば、常にあちこち関節を動かし、特に首の関節を柔軟にしているそうです。

 どなたでも最も関心の高い長寿の秘訣は、エスカレーターに乗らず階段を使うこと。いつもエスカレーターを乗った人と隣の階段で競争するのだそうです。そして、勝つと「ヤッター」と心で叫ぶそうです。自ら実践され、足腰の鍛錬の重要さを説いています。

 一方、先生は熱烈なクラシック音楽ファンで、生まれ変わったら指揮者になりたいと言われました。今までもスコアーを見ないでコーラスやオーケストラを指揮されたことがあり、幸せとは、いい環境、いい友、いい音楽、いい文学が実を結ぶともいわれました。 

 先生の話の中で、私が最も印象に残ったことは、野菜サラダを多くとること。毎日、コップ一杯の牛乳にオリーブオイルを小さじ4杯入れ飲んでるそうです。動物性脂肪は良くないが、オリーブオイルはとても体に恵みを及ぼすとのことです。

 私は脂肪は体に良くないと考え、ほとんど摂取しないでいましたが、早速、オリーブの実をそのまましぼっただけの「エキストラバージン・オリーブオイル」100%pure を手に入れ試してみました。

 その結果、身体に疲れが感じなくなり、特に悪かった鼻がスウスウして通りが良くなったと実感してます。また、大腸の具合も良くなった感じで、一石二鳥も三鳥もあるようです。

 しかし、もちろん油ですから、過度の摂取は良くないでしょう。人は年齢や健康状況によっても、その人にとって、どんな食物が必要かはそれぞれ異なります。ご高齢の日野原先生には合ってることなのでしょう。最近、私はオリーブオイルを野菜炒めに使用しています。

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2009年9月25日 (金)

グングン成長してきたサボテンにあやかりたい。

P1030700  どうしたことか今年になって見る見る成長した植物に、ご覧のサボテン【cactus】があります。今までそれほど気に留めてなかった植物ですが、置く位置をコンクリートの上から土の上に移動したら、急に成長してきたのです。下から徐々に水分を吸収できたのでしょうか。やはり、自然の土の上がいいようです。

 同時に、脇から新たに独立心旺盛な子供たちがたくさん出て来て成長を始めました。今後、ますます全体が大きくなり、どのような風貌になっていくか楽しみです。当面は押しくら饅頭して大家族のようです。このため鉢が狭くなり、先日、大きいものに植え替えてやりました。強烈な棘があるので作業が難しかったです。

 ホームセンターでサボテンの土を見つけ購入しました。見るからに水はけが良さそうです。多分、サボテンのための肥料も含まれているのでしょう。これで今後、今までより手入れをしっかりして成長や開花を期待します。

 例年の経験では、ある日、気づかないうちにいくつか蕾が一斉に出現し、翌朝、急に咲き驚きます。そして、その日の夕刻にはすべて萎れてしまいます。「また来年ね」というふうに何と短い開花時間なのでしょう。あとの364日は毎日ご覧のようにグロテスクで刺々しい格好してるだけです。まるで中国で想像上の植物といわれる優曇華(うどんげ)の雰囲気です。じっとしててここ一番というとき本領を発揮です。私たちもここ一番というチャンスをものにしたいですね。

 1年に1日の花はご覧の通り、極楽浄土を思わせる色彩と平素の殺風景さとは雲泥の差である豪華さを表現します。写真は昨年の開花です。

 果たして、今年も突然蕾が出現し驚かしてくれるでしょうか。例年は夏の開花でしたが、今年はまだ咲きません。世界経済が低迷してるのでそれに倣ってるのでしょうか。それであれば、いっそのこと、ぜひ大輪を咲かせて欲しいものです。

 脇から出てきた子供がかなり成長したので、そこから一斉に咲いたらどんな感じでしょうか。夢は大きく持ちましょう。

 翻って、相変わらず孤独な生活を余儀なくされてる私です。いつかは今の生活から脱却し、一人でない楽しい生活へ推移したいものです。

 サボテンは一年のほとんどを棘のある痛々しい姿です。それがある朝、打って変って芯から湧き出たように開花するのですから、人間の運勢もサボテンに倣い、ある日、突然思いもよらないいいことが降り注ぎ、私にも開花があるでしょうか。寂しくても明日も明るく生きよう。 

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2009年9月23日 (水)

圧巻であった中央中等管弦楽部のチャイコフスキー

Dscf0084  【中央中等オーケストラの皆さんへ・・・2012年4月1日の演奏会は私のミスにより鑑賞の機会を逸してしまいました。誠に申し訳ございませんでした。】

 群馬県高崎市には群馬交響楽団があり、市は総じて音楽文化に力を入れてると言えるでしょう。このため私は若い頃からベートーベンのシンフォニーなどを聴く機会に恵まれました。

 ここを通過する道路は全国的に珍しく「シンフォニーロード」と命名され、ここ一帯は群馬音楽センターと道路を隔てたコアホールとともに内外の優れた音楽文化に接することができます。

 群馬音楽センターは建設から約半世紀が経ちましたが、完成直後に来日したフランスの「ギャルド交響吹奏楽団」の洗練された響きに感銘を受けたものです。その頃、私はサックスに夢中になり始めた時だけに、これは千載一遇のチャンス。本場のクラシックサックスの優雅な音色に触れられ、若き日の感銘は現在に至るまで、ずっと私が目標とする音色を示唆しています。

515  この建物がアメリカ人レイモンド氏設計によるユニークな形をした群馬音楽センターです。2000人収容の素晴らしいホールです。ここは私が11年間、吹奏楽の定期演奏会で指揮した思い出のホールです。

 ところで、本日午後、群馬県立中央中等教育学校管弦学部(84名)の第6回定期演奏会があり、楽しく鑑賞しましたが、実は楽しくというより、この学校の生徒さんの美的感性にただただ驚きました。入試は驚くほどの高倍率ですが、こんな優秀なオーケストラを聴くと、小学生の中には入学を強く希望する子供さんが多くいるのではないでしょうか。

 中高一貫校として6年目を迎え、中1からメンバーに加われるオーケストラは県内ではここ1校。中1からこのような本格的な音楽環境で過ごすことは、これからの人生にどれほどプラスになるか計り知れません。

800pxtchaikovsky_museum_klin 【チャイコフスキーの家・・・現在は博物館】 

 この音楽環境というのが、タダものではありません。50分もかかるチャイコフスキーの交響曲第4番を全楽章演奏したのです。教育次第では中高生の可能性は誠に無限と感じざるを得ません。その高度な取組みに、ただただ驚くばかりです。

http://www.youtube.com/embed/3Kfs4diCL84 

 第一楽章の出だしはご存じ、ホルンとファゴットによる一見華やかな中にも暗いロシア的ファンファーレ。これを聴いただけで、私の心はすでにロシア音楽の陰鬱な叫びに浸れました。

 終楽章は有名なAllegro。主題はロシア民謡「白樺」です。テンポはあたかも烈火のようでスピード感溢れ、苦悩ー克服ー歓喜に至るかのごとく、「運命に対する勝利」を暗示しています。

 今回の演奏を拝聴し、指揮者の先生の指示を瞬時瞬時に受け、デクレッシェンドやリタルダンドがきめ細かに表現できてると思いました。特にチェロやコントラバスといった弦楽器の通奏低音的響きに圧倒され、この曲の特徴であるどこまでも「冷たく張り裂けるような陰鬱さ」が十分観客席に伝わってきました。

 学校の指導も的確になされ、入場無料を貫く教育方針に脱帽です。多くの吹奏楽定期演奏会では入場料500円で、中には700円も徴収する学校がありますが、これでは目標が別な方向に向けられ、生徒は美を追求する芸術本来の目的より、いかに入場券を多く販売するかという経済収支に気を取られるでしょう。

 中央中等オーケストラの生徒さんは誠に貴重な部活に所属しています。これからも「深遠な芸術の香り」を求める若者であってください。 

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2009年9月21日 (月)

危険な荒船山山頂の艫岩

Photo 【Click please!】 

 群馬・長野県境に横たわる荒船山(1423m)は、ご覧のように頂上が樹林に覆われた広大な台地でテーブルマウンテンと呼ばれます。遠くから眺めるとき、特徴ある山容はあたかも荒海を突いて進む航空母艦のようで、その姿が名の由来と思われます。

 北面は200mほどの大岩壁をなし、幅は推定500~600mに及び、絶壁の垂直と頂上の水平が見事な対比をなしてます。

P1030139 【群馬県側からの遠望】

 高校生のとき以来、この山の魅力に取りつかれた私は2年前、群馬県を襲った台風9号により壊滅的打撃を受けた道なき登山道を友人Samuel Toddさんとアタックしました。いつ登っても荒船山山頂からの絶景はまさにbreath taking scenery(ため息が出る景色)で感動です。今まで4回登りました。

Photo_2 【Click please!】 

 この写真は有名な艫岩(ともいわ)から下界を眺めた鳥瞰的絶景で、足もとが竦む思いです。眼前1メートルが200m程の垂直をなす大絶壁の上です。

 艫とは荒船山を船にたとえ、その船尾を意味します。艫岩は硬い岩盤で成り立ち、その上はかなり広く、20人程が乗れる絶好の休憩地。

  登山口からここまで2時間ほどですから、登山客は艫岩で絶景を見ながら昼食です。

 Samuel Toddさんに同行願い良い思い出ができました。頂上に広がるテーブルのような台地を1時間ほど南に歩きました。樹木に覆われた平らな別天地はまさに高天原。

Photo_3  この日は天気も良く、荒船山頂は絶好の放鳩地とばかり、私は数羽のレース鳩を籠に入れ登りました。行き交う登山客から「その中に何が入ってますか」と何度も尋ねられ、その都度、「鳩が入っています。頂上から私の家まで飛ばすのです。」と説明しました。その後、鳩は約50キロ離れた古巣に戻っていました。

 ところで、ニュースでご存じでしょうが、人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者、臼田儀人さんが数日前、この艫岩から滑落したらしく、崖下で登山客によって発見されました。昨日、県警のヘリコプターによりご遺体が収容されたと伝えられます。上信電鉄・下仁田駅からタクシーで登山口に向かい、一人で入山したらしいです。、艫岩の上は平らで特に滑りやすくはありません。気をつけてれば落ちることはないと思います。なぜ滑落したのでしょう。何かあったのでしょうか。

 私はあまり存じませんが、「クレヨンしんちゃん」は子供たちの人気を集め、「オラ」「・・・だゾー」といった、しんちゃんの口調にキャラクターがあったそうで、番組は高視聴率とのこと。ファンは衝撃のようです。ご冥福を祈ります。

 しかし、数回、艫岩の上に立ち感じたことは、景色は最高でも一歩前に出れば、転落してしまう危険極まりない場所です。どなたでも比較的楽に到達でき登山客に人気のあるスポットですが、柵は全くありません。小学生も登れる山です。これを契機に関係者に「頑丈な柵の設置」を早急に切望したいです。

 美しい景観をなす荒船山を眺めるとき、その成り立ちについて感じることは先史時代に何らかの原因によって周囲が深く陥没し、硬い岩盤のみ残り現在の姿になったと推測できます。

 一昨日のブログでも触れましたが、山は「もろ刃の剣」です。この上なく楽しい自然はこの上なく危険も潜んでいることを肝に銘じ、私たちは「常に敬虔な気持ちで」山の恩恵を享受したいものです。

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2009年9月19日 (土)

心したい中高年のスポーツに潜む盲点

P1020228  昨今、50才頃から多くの方々が健康維持を目的として運動をするようになりました。多くはウォーキング、ハイキング、中低山への登山、あるいはサイクリング、水泳、ゴルフなどでしょう。しかし、暫くぶりの運動に対して、心しておくべきことがあるように思います。

 人によって差異はあっても、定年退職前後では予想外に体力の低下が進んでいると考えられます。まず筋肉量の落ち込みでしょう。膝をはじめとして関節など全身の柔軟性が失われていることを忘れてはならないでしょう。

 そのためには準備運動が大切で、特に柔軟運動、ゆっくり関節を動かすことでしょう。その後、ウォーキングなどがいいようです。この年代の方々は頑張り屋の習慣が身についてるので、ややきついと感じる程度の負荷を掛けたい気持ちになるものです。

 しかし、大切なことは「やり過ぎないこと」でしょう。運動は健康維持に効果があることは確かであっても、年齢とともに心臓などに対してリスクが高くなることも頭に入れておきたいことです。

607 実は、群馬県南部の東御荷鉾山(ひがしみこかぼやま)1246mの頂上でのこと。当時、若い私は山頂で絶景を見ながら昼食をとり一休みしていました。暫くしたら70才前後と思われる男女数人が登って来られましたが、一人の男性は体格も良かったですが、動けないほど辛そうで、そのまま景色を見るでもなく横になりました。顔は蒼白、食事をとる気持ちはないようでした。このとき、私は高齢者に登山は危険極まりないと実感してしまいました。

 登山は他の運動と異なり、山頂という明確な目的地があって、それに挑戦して克服という図式が頭の中にできます。

 しかし、数人で登っても、一人ひとり体力が異なるため、人によっては負担が多過ぎることが有り得ます。戦後、頑張ることを習った年代の方々はどうしても無理しやすいものです。

 ですから運動は良い効果と悪い影響を併せ持つ両面があることを心すべきで、特に自然を相手とする場合、山は素晴らしい景色、良い空気、高山植物や野鳥のさえずり、おいしいお弁当という平地では味わえない恩恵を私たちに与えてくれます。

636 一方、一たび狂えば吹雪など低温の世界という脅威が迫り、人の生命は危機に瀕します。山は楽しく美しいことばかりでなく「もろ刃の剣」であることは、夜間、私が榛名湖畔で遭難寸前を体験したことです。観光地化し慣れ親しんだ山でも荒れ狂うと脅威となることを肝に命じました。これについてはブログに記したことがあります。

 同じ榛名山中において数年前、鳩友アルカディアさんは熊に遭遇したそうです。必死で逃げたそうですが、逃げる途中、足首を骨折してしまいました。それでも、痛みをこらえ逃げ続けたそうです。3ヶ月ほど奥様送り迎えによる通勤を余儀なくされました。山は天候に限らず、まさかの脅威があるのです。

 ところで、中高年にとって本来の目的とすべきは「芸術などに触れ、有意義で質の高い生活を送ること」ですから、健康づくりはそれ自体が目的でなく、手段であるべきでしょう。

 また、勘違いしやすいことに運動は競争ではありません。焦らずしたいものです。疲れを感じたら立ち止まり、花を愛でたり、ストレッチしたり、休んでもいいと思います。

 ある程度慣れてきたら、自身の好きなスポーツに挑戦することは見聞も広がり楽しいでしょう。運動は一生続けることが大切で、ちょっとサボると人の身体は錆びつきやすいものです。

 皆さん、1日1時間でも身体を動かしましょう。当面、私は庭木の手入れや温水プールでzero-gravityを味わいたいと思います。

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2009年9月18日 (金)

早起きしてレース鳩の訓練に挑む

 12月末から始まる来春の連合会訓練に参加できるよう今朝、今春生まれの若鳩を初めて訓練してきました。目的地は家から距離約8キロある前橋七中の東に広がる広大な田んぼ。画面の中央の建物が学校です。よくご覧になれば、その右斜め上空に放鳩された当舎の鳩群が方向判定中であることが分るでしょう。

 今朝、4時半に空を見ましたら星が出ていたので、今日はチャンスとばかり第1回訓練の実施を決め、選手鳩鳩舎に入り69羽の鳩を籠に詰めました。辺りはまだ薄暗く鳩舎内で鳩を捕まえることが簡単にできました。それでも何事かと思ったのでしょう。数羽はバタバタしてましたが、鳩は鳥目でも人間は暗くても慣れると結構よく見えるものです。

 放鳩車ホンダ・アクティーバンに詰め込むのですが、鳩舎と駐車場が少し離れており、二階の選手鳩鳩舎から6籠を運び出し車に積むのは一仕事。鳩が入ってる籠の目方は10Kgほどでしょうか。早朝からいい運動になります。

 夜明け前のため近隣のお宅はまだ眠ってます。できるだけ音を立てずに作業を終了し、5時30分ころ出発しました。空は大分明るくなり、鳩をたくさん積んだアクティーバンは一路、東に向かって利根川を渡り、予定通り前橋七中の東へ着きました。

 時々、犬の散歩をしている方々に出会いましたが、広大な田んぼは空気もよく、空もよく晴れ渡り絶好の放鳩日和です。近くに山や森もなく、空を見上げても天敵猛禽類の姿はありません。

 6籠を一列に並べ、鳩たちに周囲の景色をずっと見せていました。ところが、初めて籠に入れられたためバタバタして落着きがありません。次第に静かになって、籠に慣れてきたようです。次回はきっと静かになり、籠の中に入れられれば、じきに放鳩されることを悟るでしょう。

 予定では、このまま11月まで個人訓練を重ね、今後の放鳩地は前橋東高校の東の田んぼ12K、大間々の高台25K、方向を変えアルカディア鳩舎近くの黒い峯遺跡25K、栃木県葛生50キロ、そして日光霧降高原80キロまで個人訓練を続ける予定です。

 その間、チャンスがあれば群馬西部の強豪ピジョンクレージー鳩舎や躍進華々しいTaka鳩舎との合同訓練にも参加し、他鳩舎と分岐する体験もさせたいものです。

 ところで、今回現地に6時に到着しましたので、休ませながら景色を見させた後、6時25分に一斉に放しましたが、籠を開けても飛び立ちません。外に出ても周囲をキョロキョロ見渡すだけです。籠から出ない鳩もいます。

 それでも、数羽が同時に飛び立ったら続いて8割ほどが飛び立ち、籠に残っている鳩も追いやると、やっと全鳩が飛び立ちましたが、後から飛び出した鳩はなかなか集団に追いつきませんが、やがて一つの集団となりやれやれです。

 いつも不思議なことですが、生まれ持った方向判定能力により集団は私の家である倉賀野方面へ向かい肉眼で見えなくなりました。

 6時45分ころ私が家に着きましたら、鳩たちはすでに鳩舎の屋根に遊んでおり、私の姿を見て「ずいぶん遅かったね」とでもいう雰囲気で余裕を見せていました。

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2009年9月17日 (木)

何事も長続きするには頑張り過ぎない

 一人暮らしを余儀なくされてる私は何かと積極性に乏しく、特にスポーツに興じることは他の趣味に比較して少ないです。中学生時代はバスケット部に所属し、お陰で身長が伸びました。

 当時、栄養が少ない時代であっても、ジャンプする競技であったためか足が長くなり【?】、バスケットの効果が出たと考えられます。両親とも小柄であったにしては、今でも身長178センチで同級生の中では大きいほうです。

 近年、友人Samuel Todさんとは職場の同僚であったことから出会い、彼には県内の登山にご同行願い、すでにかなりの山々に登りました。連れてって頂いたというのが正しいです。

 登山は山頂からの景色、冷たい空気、野鳥の声、健脚へと、心身ともに健康に繋がり私にとって大変楽しいことです。チャンスを作り今後も標高2000メートル程の中低山を中心に登りたいと思ってます。

 彼がいれば「山と英語に関して」は大船に乗ったようで、話される内容は政治情勢や経済情勢、そして山から恋愛に至るまで多岐にわたり、私としては素晴らしい友人に恵まれたと感謝してます。彼は日本語と英語のどちらかが主ということはないようです。

 ところで、若い時代、暑いインドで泳げるようになった私はプールに行けば当時3000メートル位は泳いだのです。日中は暑すぎるので夜間、泳ぎ集中できました。翌日、職場へ行くと上司から「目が赤いよ」と言われたものでしたが、プールに行ってたことは話しませんでした。仕事に差し支えるほど長距離を泳いだからです。

 最近、車で10分ほどの「新町温水プール」に行くようになりました。曜日を決めてるわけではありませんが、時間があり気が向いたらです。しかし、泳ぎ出すと若いころの癖が蘇り、ついスピードを上げて疲れてしまいます。頑張ってはいけないのです。

 インドで泳ぎの上手な人に教わったことは、「水泳ではナマケモノになりなさい。」でした。日本人特有の何事も頑張ることが正しいと教わってきた私は、初めは何のことか分かりませんでした。

 要するに、水泳ではいつまでも水面に浮き、長い時間泳ぎ続けるためには力を入れてはいけないということなのです。ですから「ナマケモノ」になれば疲れず、1時間くらいは泳ぎ続けることができるということだったのです。

 現在の私にとって水泳は競技でなく健康維持が目的ですから、呼吸筋を使い、特に心肺機能向上としては理想的です。その他考えられる利点は皮膚の体温調節、エネルギー消費が大きいこと、肩など靭帯の柔軟性です。特に成人病対策として血圧にはかなり良いことが計測して分かります。

 【プールの近くを流れる烏川です。】 

 水泳後10分ほどして計測すると、脈拍は90程度と早めで、血圧は120台~70台で理想的です。これは水泳が循環器にとって良い作用を及ぼすと考えられ、身体が水平になってるので、下半身のむくみが解消されてるのかもしれません。意識して呼吸し、体内に酸素を多く取り入れてることも理由でしょう。

 私は水泳する目的をしっかり頭に叩き込み、「力まず」、「ナマケモノになり」、「長い距離をゆっくり泳ぐこと」だけに狙いを絞るつもりです。スピードを上げて頑張ると寿命も縮めることはよくあることです。平泳ぎを中心に、あたかもカエルやミズスマシになったつもりで、いつまでも楽しく水面に浮いてるようになりたい。

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2009年9月16日 (水)

我が家のシンボルになるか・・・赤いサルスベリ

P1040005 【Click please!】

 先日、暫くぶりに前橋農協花木センターへ「何か良い植木はないかな」と散歩兼見学に行きました。たくさんの樹木の中を歩くことは今の季節、緑いっぱいで目の保養になりました。また、広い園内の散策は空気もおいしく、寂しい心が満たされました。

 植木に対する私の拙い観点は大きく二つ。

 「花の色」及び「樹形」です。ですから、シーズンオフであっても今の季節こそ、花木の価値を示す樹形は、正しく評価できると考えています。

 しかしながら、夏から秋にかけて開花してる樹木は殆どありません。それでも植木職人は客の殆どいない園内で木々を剪定したり水を与えたりしてます。植物がよく成長するには華やかな開花時のみ手入れをしたり、慈しむものではないでしょう。

 考えようによっては、花の咲かない今の時季は決してシーズンオフでなく、むしろ、来春の開化のために、準備に余念がなく作業に専念する植木職人のプロ魂を垣間見ました。

 何事も本番のみ頑張ってもダメで、「人知れず周到な準備」こそ物事が大成する基盤であることは先日、深い感銘を受けたイチロー選手の9年連続200本安打の大リーグ新記録にも感じたことです。私たちは場面は異なっても彼の隠れた努力と類稀な研究心、どこまでも本質を探究する柔軟な精神に学ぶべきと感じています。

 時を同じくして静かな園内で黙々と作業する植木職人の姿を拝見し、プロとはそうあるべきと認識できました。

 園内で推定1000本程と思われる植木を何気なく見て回りました。そしてある瞬間、園内の最も奥に立ってるまだ赤い花をつけたサルスベリが私の目を惹きつけました。花は終わりに近づいていましたが、将来性を兼ね備え、実に魅力を感じる樹形です。

 それはまるで憧れの女性にバッタリ出会った時のよう。高さは4メートルほどです。そばにいた植木職人にこのサルスベリについて尋ねました。彼曰く。「これを欲しがった人は何人かいました。」とのことです。私はそれが頷けました。クレーン付きトラックが庭に入れないとのことで残念がっていたとのことです。私の庭なら問題ないと感じ、代金は持ち合せていませんでしたが、千載一遇のチャンスと捉え、すぐに予約、翌日運搬してくれることになりました。

 私は家に帰り早速、見た目に良い場所を決め夕刻までかかって大きく穴掘りです。枝がゆったりと駐車場側に張り出すことを想像しながらの穴掘りは、心が燃えるからでしょうか疲れません。人間の心は不思議なもの。いやなことは疲れますね。

 翌日、トラックに積まれたサルスベリが我が家の庭に到着した時は一種の感慨を覚えました。赤い花をつけ、まるで我が家に嫁入りしてくれたようです。家で見ると思っていたより大きいものです。「ずっと、大切に扱うからね」と心に誓い、植木職人が植え込む姿を遠くから眺めていました。

 私の内心として、このサルスベリは「現在の孤独な一人暮らしの記念樹。」いつかいいことが起こるようにと願いをこめ、庭に入ると目につく日当たりのよい位置に植えました。

 剪定については、一般によく行われている毎年枝をぶつ切りにしないつもりです。ぶつ切りにすると翌年桑の枝のようにボウボウ長くと出て、折角の樹形が台無しと考えます。原則的に私は放任し、自然に咲く姿を楽しみたいです。それにより細かい枝がたくさん出て、樹木全体が雄大にして優しさが漂うと思っています。

 サルスベリは中国南部が原産地といわれ、百日紅と書き中国ではパイリーホンと発音するようです。百日紅とはその名が示すように7月中旬から10月中旬まで約100日間咲くことに由来するのでしょう。花の少ない夏の貴重な植木。光沢ある幹も美しいものです。その幹はあたかも「猿も滑って登れない」とは昔の日本人もユーモラスな命名をしたものです。でも、特徴をよく捉え、そのお陰で多くの人に知られてる植木です。来年の夏が楽しみになりました。

 【炎天の地上に花あり百日紅】 高浜虚子

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2009年9月14日 (月)

歴史を作る人物は歴史に敬意を払う

 先日、大リーグ2000本安打を達成したマリナーズのイチロー選手が、本日、ついに9年連続200本安打の新記録を樹立しました。これは108年ぶりの大リーグ新記録となる歴史的な快挙で、彼の偉業は私たち日本人の誇りです。

 今年の開幕では胃潰瘍を患い、8ゲーム故障者リストに載り、ふくらはぎも痛めて合計16試合を欠場という歴史を変えるには誠に不利なスタートだったのです。しかし、イチロー選手には不安はなかったようで、それはオリックス時代130試合で200本打った経験から、何てことはないということらしいです。大リーグでは年間162試合あるので彼の頭の中では達成への筋書きができていたのでしょう。

 大リーグでの彼の存在は古き良き時代の名選手を彷彿させてるようで、チームメートなど皆がイチロー選手から学びたがっているといわれます。

 ところで、彼の考えは常に準備を怠らず、試合直前まで身体状況を確認し、準備運動の徹底を常とし、特に打撃フォームについてはVTRを使い確認し、多面的に自己を観察し、修正すべきは修正する柔軟性を持ち合わせているのです。平均打率3割3分5厘から4割を目指す遠大な目標達成にはそれなりの「隠れた努力の積み重ね」をしているのでしょう。

 今までの記録達成の瞬間も、いつものようにグランドで淡々としているのは、WBC決勝戦で2塁打直後ベース上での何事もなかったかのような振舞いは、半年経っても私たちの瞼に焼き付いてるところです。勝って驕らずというより、今後も起こりうるスランプから脱出できた原因を分析していたのかもしれません。

 高校時代は練習場近くの墓地跡で「深夜物音がするとのこと。」部員仲間で幽霊騒ぎがあったそうです。ところが、よく見ると彼が素振りの練習をしていたとのこと。未来の偉人は正に見えないところで自分を磨いていたのでしょう。結局、イチロー選手の偉業は自身が自分を磨きあげたのです。彼の信念は練習のみ。常に準備に余念がないといわれます。

 また、彼は自身でストライクゾーンを広げて設定しバッターボックスに入るといわれます。ボールが逸れても彼の眼はストライクと捉えているのかもしれません。これでこそヒットの量産も他を引き離すと考えられます。常識にとらわれない心の柔軟さが味方しているようです。

 大リーグの歴史を塗り替える快挙にも関わらず、彼には常に謙虚さが滲み出ていると思うのは私だけではないでしょう。数年前、日本政府から与えられる国民栄誉賞の話を断ったことも記憶にあります。当時、まだまだ、これから人生を懸ける遠大な目標がイチロー選手にはあったのでしょう。頂く賞より「自身で打ち立てる大記録こそ大きな褒美」と私たちに教えています。

 イチロー語録の中で私の心に残る言葉があります。

 【ちっちゃなことを重ねることがとんでもないことになる。】

 これは私たち野球人以外にも通じること。何を目指しても茨の道の真理探究に大きく通じ、細かいところを工夫・改善し、継続的な努力の積み重ねを説いています。

 【打撃とはこれでいいということはない。】

 次から次へと記録を塗り替えても、現状に満足せず、いろんな角度から考えられるより良い打法を模索し、プレッシャーの状況下でも安打につながる技の研究を怠らないのでしょう。私はイチロー選手の内面は類稀な柔軟性に満ちてるように感じてなりません。

 自身9度目の出場となる今年のオールスター前日、イチロー選手は試合会場のセントルイス郊外に眠るシスラーさんの墓参りをしたそうです。シスラー選手は1910年代から20年代にかけて大リーグで活躍し、2004年にイチロー選手が抜くまで、年間257安打の最多記録を持っていた人とのことです。シスラーさんを目標に頑張ってきたのかもしれません。私には「歴史を作るイチロー選手は歴史に敬意を払う優れた人物」と捉えることができました。

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2009年9月13日 (日)

オランダ銘系Sam.de.Jong鳩舎作出鳩の導入決定

 欧州に起源を発しBlood sportといわれるレース鳩は、欧州がそうであるように私たち各鳩舎はレースを通じ、毎年性能検定し、より遠方からより速い成績という崇高な目標達成を希求し、自鳩舎が血統において最先端となり、同時に優れた実績が伴うことを願っています。

 最終的には揺るぎない血統の確立を目指したいものですが、生涯を通じて不断の努力を積み重ねても、これは至難の業なのでしょう。

 最近の私は血統の確立というような手の届きそうもない遠大な目標は持ってません。それより現在はオランダの長距離系を軸として、安定して中長距離を帰還させたい気持ちに満ちてます。

 もう、そろそろ家庭における個人的な悩みから脱却し、インターネットを介して折角得た日本各地の素晴らしい鳩友に恩返ししたい気持ちでいます。

 毎朝、5時30分から1時間余り選手鳩70羽による舎外は上空が涼しくなってきたためでしょうか、鳩舎から飛び立つとすぐに姿が見えなくなります。そうこうして15分も経過すると、他の数鳩舎の大群と共に当舎上空へ飛来し、200~300羽ほどを引き連れ「横一線に並んだ様」は、さながら目で見る勇壮な鳩レースです。自分がトップに出ようと飛翔力を競い合うレース鳩本来のぶつかり合いです。一般の人々が殆ど熟睡中、大空で毎朝繰り広げられているレース鳩による壮大なドラマと言えるでしょう。

 今の時季、早起きして上空をご覧頂けば、一年のうちで最もレース鳩が天高く爽快に飛翔している姿を一般の方々も確認できるでしょう。

 私はこのようなレース鳩の飛翔する見事な姿を眺めるたびに、早朝でまだ寝ている小中学生にぜひ見せてあげたい気持ちでいっぱいです。しかし、現在の子供はその若い親も含め、このような歴史あるレース鳩の魅力には関心を示さないようです。

 現在の鳩レース界にも高齢化の波が押し寄せ、私の連合会でも平均年齢はそろそろ還暦です。会員に若い方は皆無です。これは仕方ないことですが、世の中には私のように子供のころから半世紀以上にわたり、生涯を通じてレース鳩の魅力に取りつかれ、今後も成績向上を願い新たな血統を求めてやまない人間もいるのです。

 北海道からのより良い飛翔成績を願って日夜、舎外運動、暗いうちに起きての個人訓練、鳩舎内の清掃、そして何より、どのような餌をどのように与えるか。どのような鉱物飼料を、水浴を、投薬を、と何事もどのようにと研究に余念がない方はたくさんいるのです。このように一般社会では知られてないことであっても、世の中には人それぞれいろいろの楽しみがあるものです。

 愛犬や猫と異なり、レース鳩飼育ほど飼い主の勘が成績に左右する関係はないでしょう。これを習得した人は生涯かかって人知れず苦労し獲得した技ですから、門外不出になったりし、レースに参加し現役でいる間は簡単に人には教えられないということがあります。鳩レースの世界でもその技に卓越している優秀な方がいるのです。

 ところで、私は岐阜県在住のFragrant Mountain氏を介して、このたびオランダ銘系サム・デ・ヨング鳩舎の雌鳩導入を決意しました。今秋にアウディーTTクワトロ黄色により高速道路1000円を利用し、1泊二日の予定でFragrant Mountain鳩舎を訪問します。

 オランダの鳩を導入するため、ドイツの車で高速を走るのです。レース鳩に愛車に、そしてクラシック音楽など歴史ある香り高い欧州文化は私の心を生き生きワクワクさせ、神秘に満ち溢れています。

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2009年9月11日 (金)

更新せず、ご心配をおかけしました。元気です。

 購入して半年のパソコンですが、ハードディスクが故障とのことでブログを更新できず、皆様にはご心配をおかけしてしまいました。

 いつもアクセスいただいてる長野県の浅間山さんからは孤独死でもしたのかと掲示板に書き込みがあり、私としてはそのご心配にも対応できず、文明の利器は一度不具合が起こると、とんでもない状況になることを実感しました。

 平素、パソコンとともに生活していると、このような時、行動がかなり変わってしまいます。ある意味でパソコンから離れたことで良かったと思えることは、気持ちが他の事に移行したのです。

 例えば高崎市新町にある温水プールで泳いでみました。これは画期的(カッキー的)なことで数年ぶりです。若い時カルカッタで覚えた水泳は孤独な水中にはあっても、すぐにコツが蘇りました。

 辺りは女性の高齢者のみで、このような雰囲気では私はまるで青年のようです。その中をスイスイ平泳ぎを中心に時々クロールでスピードを出してみました。結構、体力はあるものです。

 パソコンの不具合がもとで水泳に目覚めたので、「災いを転じて福となす」です。これを良い契機にし、しばらく運動不足気味が続いたので、今後は水泳を週に2回ほどするつもりになりました。平泳ぎをすると背中の筋肉が張りつめ、背筋がピンとする気がしました。背筋の緊張はアンチエージングに不可欠でしょう。

 また、水泳は常に深呼吸の繰り返しだからでしょうか、水泳後、ロビーに設置してある血圧計で測ったら、上が119で下が76とあまりにも理想的な数値を示し嬉しくなりました。水泳は有酸素運動の典型で、体内に酸素をたくさん取り入れるので血圧が低くなるようです。長いこと高血圧に心配があった私としては改めて素晴らしい運動に目覚めた感じです。ここは温水プールのため一年を通じて泳げ、しかも、300円と手ごろです。

  一方、アウディーTTクワトロで山岳道路を上ってみました。草津温泉経由で万座温泉までドライブし、源泉の山を見てきました。水蒸気の噴出を眺めると地球は生きてることを実感できます。大好きな露天風呂に入りました。

 ここへ向かう途中、現在、論争の八ッ場(やんば)ダム工事現場を通過しました。ご覧のように巨大な橋桁建設が迫ってきます。ぜひ、画像をクリック拡大され迫力を味わってください。

 工事は今まで着々と進んできましたが、政権交代で地元の方々はどちらに転ぶのか、長野原町民の方々にとっては身の振り方が決まらず不安です。半世紀も昔から論議し建設に着手してきました。建設に向けて造成中の高台代替地への移住も決まり、特にご高齢の方々は安住の地へやれやれと思ったら、突如として建設中止とは「地方を大切にする趣旨」に大きく反していると感じます。

 ところで、ブログ更新が途絶えましたので、挽回するつもりで幾日か頑張りたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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