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2009年10月26日 (月)

掘り炬燵にあたって膝を温める

 秋も深まり寒くなってきたので、私は早めに掘り炬燵を組み立て、室内での生活を正座を要しない和室中心に切り替えました。

 近年、日本人の生活様式は次第に欧米化し、その結果、畳の部屋で過ごすことが少なくなり、フローリングでの椅子の生活に変わりました。このことは膝のために理想的と思います。今では正座は膝に悪いとされてます。

 昔のように「ちゃぶ台」を囲み家族揃って食事することはないでしょう。新築に際しても、畳の部屋は設計の段階から少なくなり、一般住宅において畳屋さんへの注文は激減のようです。

 しかし、私は畳の部屋にいると心が落ち着きます。近年、新築した折、畳の部屋を2部屋作り、2部屋続きにしました。

  膝への思いやりさえ工夫すれば、日本人なら、やはり畳でしょう。

 一方、地方にあっても生活様式は都会化し、冷暖房については部屋全体の温度を調節する仕組みが多くなりました。

 現代において、掘り炬燵がある家はどれほど存在するでしょうか。皆で暖まった昔の家族団欒が懐かしく思い出され、いつかその雰囲気を蘇らせたい気持ちです。

 ところで、現代人の多くは還暦前後からLocomotive syndromeに悩まされているように見受けられ、整形外科の待合室には多くの高齢者が診察の順番を待っておられます。

 Locomotive syndromeとは足腰の具合がままならない状態になり、次第に自身の力で身体の移動が困難になってくることを指すようです。私たちはいろいろ工夫し、事前にこれを防止しなければなりません。

 その第一は膝でしょう。膝が痛くなると歩行が億劫になったり、運動を手控えるようになりがちです。

 以前にブログに書きましたが、私は最近、運動不足解消のため週に一回ほどプールへ通うようになりました。有酸素運動であり、全身の筋肉を鍛えるには良いと思ったからです。温水プールですから一年中泳げます。水中歩行は悪い膝の回復に効果があると聞きました。私はクロールや平泳ぎを休み休みで1時間ほど泳ぎます。

 ある日、プールを終了してから近くの土手を散歩してましたら、突如、左の膝がガクンとなり、すごく痛くて、どうしたのだろうと不安になりました。歩く方向を変えたりするとガクンとくるのです。いよいよ年かなと寂しくなりました。今まで膝が痛いことはなかったです。

 一人暮らしは家に帰っても介抱してくれる人はいないし、内心、弱気になりました。

 プールは膝に良いと聞いてたのに、どうして痛くなったのだろうと数日考え続けました。

 私は医師ではありませんが、その結果、二つのことに思い当ったのです。

 膝というのは「冷やすことが最もいけない」ようです。ですから、最近のように季節が寒くなると痛くなる人が増えるようです。いくら温水プールであっても温泉に比較したら17度ほど低いです。このため、一時間も泳いでいたら膝を冷やしてしまうと直感したのです。膝のためには逆に患部を温めるべきと悟りました。

 一方、カエルのように蹴る平泳ぎは膝へ不自然な力が加わるので、もしかして、膝のために悪い泳法ではないかと感じました。  人間はカエルの真似をしない方がいいようです。折角、若い時から得意であった平泳ぎも、膝のためには止した方が賢明と思うようになりました。

 この観点からすると平素の生活でも、部屋全体を暖める現代的暖房システムより、昔の掘り炬燵は膝をよく温め、とても有益と思います。

 88歳で他界した両親から生前、膝が痛いと聞いたことは一度もありません。2人とも老後は時間があれば掘り炬燵にあたってお茶を飲みながら話をしていました。今思うに、下半身全体を温めるので、膝のために効果的な設備だったのでしょう。

 掘り炬燵は祖先から子孫へ伝わった日本の素晴らしい遺産です。お陰で痛かった膝は回復してます。

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