「好きにならずにはいられない」の原曲を Soprano Saxで演奏
久々に軽井沢で行われる結婚式に招待を受け、新郎新婦の門出を祝し、私はSax演奏をプレゼントすることにしました。
いつもお世話になってる食事処の若いマスターが、めでたく結婚式を挙げられることになりました。お相手はそこで学生時代にアルバイトされてた方で、昨日、彼女から「出席して下さい。」と私に招待の連絡が入りました。すぐに喜びのご挨拶を申しあげ、「もちろん伺います。」と返事しました。本日、招待状も届きました。
それにしても、単なる客の一人である私を結婚式に呼んで下さり、光栄この上もありません。親戚でもないのに、友人ということでもないのに、まさか呼んでいただけるとは思ってもいませんでした。しかも、披露宴はそれほど大人数でなく、こじんまりされるとのことです。
それなのに、ご招待の栄を受け大きな喜びであると同時に、私は即座に考え「お二人の門出にSoprano Saxを演奏しお祝いします。」と伝えましたら、彼女はすごく嬉しそうでした。彼女もとても音楽が好きのようです。
最近の私は人前でSoprano Saxを演奏する機会が少なくなりました。このため、口の押さえ方であるアンブッシャーや呼吸法、指使いについて、1ヶ月後の式当日まで毎日特訓する必要があります。 ご覧のようにこの楽器のメカは複雑で、温度にも敏感に影響を受けやすく、少しでも不具合があり、どこかで空気が漏れたりすると演奏に支障を来たします。
このため、演奏者は楽器の修理屋も兼ね、常に最高の状態にメンテナンスしておくことが必須なのです。演奏の良し悪しは事前の調整いかんにあると言えます。
ところで、選曲は確定してませんが、Soprano Saxに合い結婚式に相応しい曲を1~2曲考えており、今のところ1曲はエルヴィス・プレスリーのCan't help Falling in Love「好きにならずにはいられない」の原曲を考えています。
原曲はドイツ生まれのマルティーニ作曲によるPlaisir d'amor「愛の喜び」です。ビブラートをたっぷり効かせて甘く演奏できたらと思ってます。
原曲本来の詩の内容は、失恋し心の置き場のない男性の寂しさを歌ったものらしいですが、それとは別に「愛の喜び」という素敵な題名に惹かれたり、メロディーにこの上ない喜びが感じられます。
比類なき旋律の美しさや音楽の盛り上がりは、幾度聴いても感銘で、「人を愛すること、愛されること」の喜びを高らかに歌い上げ魅力に溢れています。
エルヴィス・プレスリーのCan't help Falling in Love というタイトルはまるで英語の構文そのもので、「好きにならずにはいられない」とはよく訳したものです。
人間の感情の中で「人を好きになることほど絶大な生きる力はないでしょう。」
現在、Can't help Falling in Love の真っただ中にある若いお二人にあやかりたいです。
ところで、「好きにならずにはいられない」の心境が私にもやってくるでしょうか。これから毎日Soprano saxの音色を磨く日々としたい。
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