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2009年12月12日 (土)

危機的な日米関係の最中、国家主席とツーショット

 民主党国会議員143人を含む総勢600人による中国訪問の映像がテレビニュースに流れてます。先の衆院選で当選した新人議員も含まれ、中でも目に映った光景は胡錦濤国家主席と握手して次々とツーショットに納まる姿です。

 帰国後、この写真をどう使うのでしょうか。もし、選挙事務所内に大きく掲げるのであれば、地元にはまるで国家主席と二人だけで会談してきたかのような印象を与えるでしょう。

 現実に、このような大勢での訪問では時間的に国家主席と口を利ける機会もまずあり得ないと考えられます。外国訪問による政党間の交流は、原則的に少人数で実務的に行わなければ形式的に終わるでしょう。

 それにしても北京空港から、黒塗りの長いリムジンに乗り込む幹事長とは対称的に、多くのバスに分乗して後を追うように天安門方面に向かう議員たちの姿に、まるで平成の遣隋使・遣唐使のような印象を持った方も多かったのではないでしょうか。

 現在、日中両国に存在する懸案は未解決のままである「冷凍ギョーザ事件」を始め、最近では東シナ海にある「白樺」ガス田は一方的な掘削開始の態勢にあると報じられてます。この他、両国には歴史認識など複雑な問題が多数存在し、中でも増強しつつあるといわれる軍事力は懸念されるものです。

 もちろん、国家間の政治家同士による交流が活発となる意義は大きく、民間外交も含め、日中友好の深化は未来永劫に続くことが強く望まれます。

 ところで、このブログのカテゴリー「上毛新聞に連載」に示す通り、拙い経験では私は以前に中国内モンゴルへ単独で行き、鳩を通じて民間交流してきたことがあります。へたな中国語も駆使し非常に有意義な旅でした。私の鳩舎から行方不明になっていた鳩が中国内モンゴル集寧(チーニン)で発見され、連絡をいただき招待を受けました。

 万里の長城の下を通過する長距離列車に11時間も乗り現地に到着、我が家で生まれた鳩「中日友好号」に再会でき感激しました。保護していただいてた張さんご一家や地元の副知事さんたちと交流でき、1羽の鳩がまさに「平和の使者」になったことがあります。写真の鳩が日本海を渡り、万里の長城を越えた「中日友好号」です。写真は現地で撮影されたもので、足輪には確かに私の住所と氏名が刻んであります。ご覧のようになかなか精悍な姿をしています。

 本題に戻り、今の時期これほど多数の民主党議員が一斉に訪中する必要性があったのでしょうか。時あたかも普天間問題が暗礁に乗り上げ、日米首脳同士が会えない状態にあると報じられてます。

 今回の600名による訪中団が米国首脳陣にはどのように映ったでしょうか。大いに危惧されます。大訪中団は民主党政権の中国寄りを内外に印象付け、対米関係に益はないでしょう。

 新政権にとって今の時期は予算編成が本格化している最中。この大切な時期に多くの民主党議員が一斉に国内にいないようでは、庶民が苦しんでる普天間飛行場の解決は程遠いと思います。

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コメント

カッキーさん、大変ご無沙汰いたしております。

本日と一昨日のコメント内容全く同感です。『一度民主党にやらせてみよう』的な国民の感情(私はそう思いませんでしたが)で政権交代したものの人気取りマニフェストの現実とはかけ離れた政策には呆れるばかりです。

外交、国防、経済、雇用その他その場当たり的なことばかりでこの国はどうなってしまうかと危惧せざるを得ません。

尤も政権幹部は皆元自民党の連中ですから体質はそんなに変わらない(もっと酷いですが)はずですね。

私個人的には保守本流復活を願いたいところですが政界再編なくしては難しいです。気概のある若手政治家は多くいるはずですが・・・・

投稿: 愛鷹山 | 2009年12月12日 (土) 21時38分

愛鷹山さんへ
 懐かしいコメントに感謝いたします。こちらこそご無沙汰しております。現在、私は一人暮らしのため生活に張り合いがありませんが、健康だけはしっかり維持するよう努めています。
 拙いブログは「何を話題にして書くか」ということが頭の体操になり、無い知恵を絞って出来る限り日常のいろいろの面に関心を配っています。
 レース鳩は春に向けて舎外を中心にし、高い位置で遠征するよういろいろ工夫しています。良いお知恵を拝借したいと思っております。時間が許しましたら、これからも時々、ブログに遊びにいらして下さい。

投稿: カッキー | 2009年12月13日 (日) 05時54分

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