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2010年2月

2010年2月27日 (土)

人間に対し脅威にも恩恵にもなる利根川水系

931  我が群馬県では利根川水系・吾妻川に建設予定の八ツ場(やんば)ダム完成の見通しが未だ不透明で、地元・長野原町住民にとって生活再建はもとより、押し寄せる高齢化とともに解決のめどが立たない現状に日々疲弊しています。地方を大切にの旗印はどうなってるのでしょう。

 戦後間もなく関東に襲来したカスリーン台風=Cathleen typhoonは歴史的大洪水をもたらし、それを機に利根川水系では大規模な土手の着手となりました。

2625 【群馬県庁展望台より撮影】

 ところで、10年ほど前、この利根川中流域沿いに位置する埼玉県旧・原道村を訪れたことがあります。ここにはその名も原道小学校が存在し、私と同じ柿沼姓の家々が多く立ち並び、近くの寺を訪れても墓石に刻まれた家紋が我が家と同じであることを発見し感動を覚えました。原道村が紛れもない我が家のルーツと確認できたのです。

 江戸時代末期に生まれた祖父母は明治20年頃、ここ原道村から裏の利根川を行き来する舟に着の身着のまま乗り込み、船頭に川を上って上州の行けるところまでと頼み、着いたのが倉賀野河岸でした。これが元で孫の私は現在、高崎市倉賀野町に住んでます。

 昔の村では親の決めた相手と結婚するのが通例であり、祖母はその通り一度栃木県に嫁ぎました。それでも当時乙女であった祖母の心は近所に住んでた若き日の祖父に惹かれていたのです。ついに2人は決断。情熱の初志貫徹の日がやってきたのです。

 「村人に後ろ指をさされることのない別天地こそ、俺とお前の生きるところだ。」この思いで二人は原道村に別れを告げ、人目につかぬうち舟に乗り込み、見知らぬ上州をめざし、やっとのことで終着地である倉賀野河岸に辿り着きました。これで二人にとって周囲を気にせず、好きな人と暮らせる大きな夢が叶ったのです。

 伝え聞くところでは祖母は栃木県の嫁ぎ先に子供を置いてきても、「人生は一度」と自らの意思により祖父と一緒になる方を選んだのです。その後、二人はずっと倉賀野に落ち着き日用品店で生計を立て、屋号は懐かしい故郷から取り「原道屋」としたのです。私が生まれるずっと前に祖父母は他界してましたので、祖父母についてはすべて生前の父母から聞いたことです。私がこの世に生を受けたのは利根川の恩恵によることが分かります。

 実は、私の祖父母の故郷一帯も戦後、カスリーン台風の大洪水に見舞われ、私が訪れた時、あまり見かけないほどの大きな土手が延々と続いていました。昔から大洪水に見舞われてたことが頷けます。

 近年、地球上ではアフリカ中部など中心に水不足が深刻化してます。地球温暖化が進む中、水は人類の飲料として、より必要不可欠なものになってます。一方、水は時として多数の人命を飲み込む脅威にもなります。これは人類の知恵で未然に防がなくてはなりません。

 しかし、大自然の脅威は時として人間の学識を遥かに超えるもの。「子々孫々の安全を守るため」今生きる人間こそが八ッ場ダム建設を推進すべきです。 

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2010年2月26日 (金)

景気回復を願うブログに改編しました。

 しだれ紅白梅が満開に近づき、ようやく春の香りが漂う庭になりました。昨日は友人Samuel Toddさんが訪ねて下さり、白梅しだれの下、ご覧のテープルで昼食会を行いました。偶然にも次女でウェディングプランナーのMarie Persimmon Marshも休日のため来て、麗らかな春の日差しの下、3人で梅の香りを満喫しつつ楽しい語らいができました。

 昨年の暮れ肥料を施したので今年の開花は例年より改善されてる気がします。写真の2本は未だ8分咲きといったところで、残りの4本は3分咲きです。梅は桜と異なり、開花期間が長く、たぶん3月下旬まで次から次へバトンタッチのごとく開花すると思われます。

 1本の木から紅白に咲き分ける「思いのまま」は例年より蕾の数が極端に多いです。根元にレース鳩の糞を施したのが功を奏してるのでしょう。飼育してるレース鳩が思わぬところで貢献です。満開になったらまたアップします。しかし、我が人生は「思いのまま」とは裏腹です。

 ところで、ご覧のように拙いブログの右側の表示を変えました。「リアルタイム世界株価」では各国の株価動向を最先端として把握できます。

 「経済の現状と見通し」については幾度となく素人的見地からブログで扱ってますが、日本経済は絶え間なく世界から大きく影響を受け、その動向は地球の自転とともに刻々と推移してます。私たちが就寝中、翌日の日本経済の動向が決まりつつあるようです。

 日経平均株価について、前場はアメリカ経済のダウ、ナスダックなどの影響を受け、後場は上海などアジア株の前場の推移に関連するようです。一方、為替レートでは一般的に円安になると輸出関連株が上昇し日経平均株価を押し上げる傾向があります。

 景気回復は雇用の拡大と関係し、この3月に卒業を予定してる高校生の就職内定率は12月末現在74%、大学生は73%と発表されてます。リーマンショック以来、世界経済低迷の影響が出て、採用を絞り込んだ企業が多いと考えられます。在学中に内定が決まらなければ留年し、来春の就職を目指す大学生がいたり、専門学校へ進路変更する高校生も目立つと報じられてます。その間の家庭の負担も多いことでしょう。

 企業が求める人材は、技術や技能を持つとともに、社会常識、協調性、創造性に優れた人材を採用したいと考えられます。これには学校も現状を分析し、企業のニーズに合った人材育成を推進する教育が求められるでしょう。

 雇用には景気回復が前提であることを考えると、首相や幹事長による「政治と金」など、こんなことで国会の空転は論外。政府は景気回復こそ本腰を入れなくてはなりません。

 ところで、「Persimmon Marsh掲示板」もブログからアクセス可能となり、有効利用できることを願ってます。

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2010年2月22日 (月)

FRBに出遅れてる感の日本と欧州

 金融危機の発端となった米国サブプライムローン問題による信用不安を受け、FRB=Federal Reserve Board【これはFederal Reserve Bankを監督する米国の連邦準備制度理事会】は07年8月に公定歩合を引き下げ、翌08年9月には米国証券大手リーマン・ブラザーズ破綻を挟んで同年末に再び急激に引き下げ、それ以来、異例の金融政策が続いています。

 ニュースによると今月19日からFRBは公定歩合を現行の0.5%から0.25%上げ、0.75%にすると発表し実施しました。公定歩合引き上げは06年3月以来、実に約4年ぶり。これは今まで続いた金融政策を平時に戻すいわゆる「出口戦略」に一歩を踏み出したことになり、金融危機以来、利上げは初めてとなります。

 公定歩合の引き上げは一般的に時期尚早と考えられても、FRBの判断は金融市場が最悪期を脱し、落ち着きを取り戻してきたとの見方によるものでしょう。公定歩合の引き上げは市場の予想より速かったようです。

 ところで、この影響でしょうか。ここ2~3日ニューヨーク外国為替市場ではドルが買われ、ドル高、円安傾向です。また、本日の東京市場は大幅反発に推移してます。

 といってもFRBは今後、出口戦略をより前進させ、ゼロ金利政策を解除することにはまだまだ時間が必要と考えている筈です。それは米国経済が完全に回復軌道に乗ったとは言えず、見通しは依然として楽観できない判断があるからと思われます。

 一方、いつまでも超低金利政策が長期化すると、副作用として中国など新興国においては金利の低いドルによる投機的な動きを促し、新興国にバブルが起きる要素ともなりかねないと懸念されるようです。

 最近ではギリシャでの財政危機が同じユーロ圏であるスペインやポルトガルといった欧州に広がり、これは最近、世界経済の懸念材料になってます。

 肝心の日本ではデフレ対策が迫られる中、日銀は金融引き締めどころか、依然として現在の金融緩和を粘り強く続けざるをえない状況にあると考えられます。日本や欧州は共通する雇用問題、前述のギリシャ財政問題を抱え、経済立て直しには米国FRBに出遅れてると言えるかもしれません。

 皆さん、TOPIXが1000を超える日を首を長くして待ちましょう。本日は909です。夢とは決して諦めてはならないことと確信してます。

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2010年2月19日 (金)

北海道から当日帰還を期して・・・交配すべて決定

P1020456   写真は1階が種鳩鳩舎、2階が選手鳩鳩舎です。窓はすべて蚊の侵入を防ぐ網が張り巡らしてあり、サッシの網戸より目は粗く風の通りは良好です。このため鳩痘は皆無です。2階は内側から窓が閉まる構造で全部閉めると真っ暗になり、真冬の夜は温かいです。

 掃除して出たゴミはパイプを通して、すべて床下の箱の中に落ちる仕組みで、塵取りは不要です。塵取りを使わないのは飼育者である私が腰を痛めないためです。

P1020006  2階と1階に設置してある水浴場もそれぞれ私の腰の高さに設定してあり、蛇口をひねれば水が溜まり、栓を抜けば下水道に流れます。このため、腰を屈めて力仕事をすることはありません。糞カキは柄の長さが130センチのものを使ってます。

 若いつもりでも徐々に、Locomotive syndromeに陥る可能性があり、未然にそれを防止するためにレース鳩の飼育環境を改善してます。このことは好きな趣味を続ける前提と思います。

 ところで、今春の交配【配合】は19ペアーとなり、鳩たちは交配相手と自分たちの巣房を覚えました。

 下記は決定した交配表です。

1、香山氏オルハン・ミラ系ー×【スチール号・ジャンヌオルレアン】

2、プロンク鳩舎作翔【スチール号】×サムデヨング鳩舎作出鳩

3、アルカディア12号父×協会作エリザベス女王・国際700優勝

4、【スチール・ジャンヌオルレアン】×高塚氏800キロ優勝直仔

5、天野氏シルバー×香山氏作セレクトエース直仔

6、林氏作ホープGN号×【スチール・ジャンヌオルレアン】

7、高塚氏ペンシル楓賞号系×高塚氏稚内ブルー号直仔

8、高塚氏ミラクルクイーン系×【スチール・ジャンヌオルレアン】

9、香山氏ファンローン×香山氏ワンダーセレクト5重近親

10、【スチール・吉田氏900キロ】×天野氏ヤンエルネスト

11、【スチール・ジャンヌオルレアン】×高塚氏湯の川キング孫

12、吉田氏クレージーボーイ兄弟×香山氏バックス・ロード71号

13、当舎作翔BLK900キロ×浅間山鳩舎マタイスヤンセンRCW

14、香山氏Super yearing直仔×【スチール・ジャンヌオルレアン】

15、高塚氏稚内Queen孫×香山氏【菊花号・ジャンヌオルレアン】

16、当舎作ホープGN直仔×アルカディア氏爽快5号直仔

17、【スチール号・吉田氏900キロ】×【ファンローン・バックス】

18、吉田氏クレージーボーイ系×高塚氏グランドブラック号孫

19、【スチール号・吉田氏900キロ】×【ホープGN・浅間山RCW】

参考★スチール号・・・モントバーン~北部オランダ間1022キロ 5796羽中総合優勝プロンク鳩舎作翔フォルケンス・カイパーズ系【フォルケンス鳩舎の源流はサムデヨング鳩舎】

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2010年2月18日 (木)

バンクーバー五輪開会式に参加できなかった二人

 世紀の祭典バンクーパー冬季オリンピックの開幕直前に行われたリュージュ公式練習で、グルジア代表ノダル・クマリタ・シビリ選手がコーナーでコース外に飛び出し、鉄柱に激突し亡くなりました。開会式の入場行進に彼の姿はありませんでした。

 オリンピック開会式では彼の死を悼み、会場全員による黙祷という異例の瞬間がありました。IOCロゲ会長の下した判断に私は近代オリンピックの父クーベルタンの言葉を思いだしました。

 【The most important thing in the Olympic game is not win but take part, just as the most important thing in life is not the triumph but the struggle.】 

                      Pierre de Coubertin

 ずっと努力を積み重ねてきた彼は元リュージュ選手である父と二人三脚でオリンピック出場を勝ち得ました。

 公式練習中、父へ電話で「コースに怖いコーナーがある」と打ち明けたそうで、父は「足を下ろし減速しろ」と助言したが、「一度スタートしたらそのまま最後まで滑るよ」と息子は返したという。その後、悲劇が起きたのです。

 父ダビトは「彼は勇敢であった」と息子を称えたとのことですが、どれほど深い悲しみであったか想像を絶します。

 17日クマリタ・シビリ選手の遺体が祖国に「無言の帰国」となり、首都トビリシの空港では競技関係者や市民ら数百人がグルジア国旗に包まれた棺を迎えたと報じられてます。

 グルジア・サアカシビリ大統領は開会式直前の不慮の死を悼み、「クマリタ・シビリ選手の名前を冠したリュージュ競技場の建設」を決め、彼の勇敢な精神を後世に伝えるとのことです。

  リュージュについて全く素人の私ですが、最高時速150キロともなればカーブでは相当の遠心力が働くことは確かで、コーナーから飛び出すことは起こりうることです。コーナーの壁がもっと高く設置してあれば飛び出すことはなかったと考えられます。

 ところで、バンクーバーオリンピック開会式に入場できなかった人がもう一人います。こちらは日本人選手で、その理由はグルジアの選手とはまったく異なるものです。

 それはスノーボード・ハーフパイプ男子代表・国母選手の服装髪型問題。9日に成田空港を出発の際、公式スーツのズボンを低くおろし「腰パン」にし、ワイシャツの裾を出すなど服装の乱れ及び頭髪が問題視され、出発時から批判が収まらない。

 バンクーバーでは選手村の入村式を自粛することになり、その後、現地で行われた謝罪会見でも国母選手は「反省してまーす」と語尾を伸ばしたことで批判が再燃。反省の態度でなかったことに対し母校や全日本スキー連盟に抗議が続いてるとのこと。

 結果的に橋本聖子団長の判断により日本のオリンピック選手がオリンピック開会式に出席しないという前代未聞のこととなった。

 このニュースを耳にし、元横綱・朝青龍のことが頭に浮かんだ人は多かったかもしれません。大相撲とオリンピックは異なっても、どちらも今や国際的なもの。アスリートの生活態度は多くの国民、なかんずく小中高校生に多大の影響を与えています。子供は真似して育つからです。

 「強ければ社会規範はどうでもよい」はオリンピック選手に決してあってはなぬこと。時まさに国民は確定申告中。苦しい庶民の血税により国母選手はオリンピックに派遣されていることを認識すべきで、もし「競技でいい滑りを見せても」それは拭い去れないことです。

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2010年2月14日 (日)

久々にマーク鳩レースで連合会優勝!

 本日、宮城県古川市から群馬県高崎市までの300キロ鳩レースが行われ、私は連合会で約500羽中4位になりました。それと同時に鳩飼いの注目であるマーク鳩レースで1位となり、めでたく鉱物飼料を賞品としてたくさんいただきました。このようなことは暫くぶりです。

 今回、帰還時の鳩の様子がいつもと違うと感じました。おそらく先頭を飛翔して来たので目的の古巣である自鳩舎へまっしぐら。時間的に無駄なくスムースに入舎しました。このような入舎のし方は誠に珍しく、しかも、2番手が5分後だったので連合会の中でも、かなり速いのではないかと推測できました。

 系統は当舎で以前に900キロ羽幌・翌日記録のシンクロが父で、母はクラウン賞3回・茨城・高塚鳩舎作9地区同時放鳩800キロ6776羽中、最高分速のグランプリキングの直娘です。一番手が帰還時、こんなスピーディーな入舎は今まで経験しませんでした。

 一般の方にとっては、マーク鳩レースについて、ご存じないと思われますので説明いたします。これは鳩レースの参加者が自鳩舎の鳩の中で、この鳩が最も速く帰還するだろうと予測し、レースの事前に鳩番号を指定し、審査員に申し出るのです。そして、レース終了後、結果発表になります。

 指名した通りの鳩が速く帰還すれば飼い主の選鳩眼が優れていることになります。しかし、速く帰還する鳩を事前に指定するのは誠に難しく、ほとんどの場合、飼い主はインスピレーションで持寄り日にそのマークの鳩を決め、審査員に番号を提出します。

 この写真は初めて個人訓練を前橋で行ったときのもので、鳩友「はとさん」宅の近くです。飼い主は暗いうちに起き鳩を積んで放鳩地へ行き、鳩を放して我が鳩舎まで帰す訓練です。こんな地道な個人訓練が今回、功を奏したと考えたいです。

 以前にブログで取り上げましたが、シンクロの鳩は飛翔中、朝日に輝いても羽の白さが猛禽類に見つかり難いと考えられます。これからは血統を第一にすることはもちろん、羽色が黒系統のレース鳩が猛禽類から発見されにくく、彼らのアタックから回避しやすいと考えられます。

 今夜はマーク鳩レースで1位を獲得できたこと。また、内モンゴルでは本日が1月1日で、おめでたい日です。こんな理由をつけ今夜は高崎駅前「どんどん」に行きました。従業員である中国女性に心から「新年好」を申し上げました。

 連合会300キロでマーク優勝を祝し、大好きな日本酒「吉乃川」でお祝いしました。従業員であるハルピンからの中国女性もすごく喜んでくれました。

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2010年2月11日 (木)

私のことが中国の本に掲載される

 先日、東京の小松様より下記の内容についてブログにコメントをいただきました。

【カッキー様。はじめまして。
 東京在住の小松と申します。このブログには関係無いかもしれませんが、人を探してます。手がかりは、群馬県高崎市鳩協会 沛召宏和香 先生です。内モンゴルの趙建軍さんから本を預かってます。もし、こころあたりがありましたらメール下さい。】投稿: 小松 |2010年2月 5日 (金) 21時56分     突然のことで内容についても驚きましたが、早速、小松様にメールを送りしましたら、写真の本が届きました。それにしても小松様はよくこのブログを探し当てアクセスしてくださいました。感謝この上もありません。

 たまたま私がブログの管理者であったことも幸いし、中国内モンゴルの趙建軍さん執筆による「草原鉄馬蹄声疾」という本が手元に届いたのです。

 表紙を1枚めくってびっくり、著者・趙建軍さんが私のことを日本の友人と書かれ贈呈とのことが手書きで書かれています。

 以前に飼育してた私の鳩が内モンゴルへ飛んで行ったことがあり、一人でその鳩に会いに行きました。内モンゴル政府の方などが歓迎パーティーを開いてくださり、その時、数名の新聞記者にお会いしたことがあります。あるいはその中に趙建軍さんが記者としておられたかどうかは定かでありませんが、当時、彼が私のことについて新聞記事を執筆され、広大な中国全土に報道されました。

 この本は彼が今までに執筆した新聞記事をまとめたものらしいです。この中で私に関係するページの題目は「中日友好号」です。実はこの名前を考えたのは私で、日本と中国の友好を考えたとき、これが鳩の名前に相応しいと考えました。それが元になって日本から飛んできた平和の使者「中日友好号」が新聞を通じて中国の方々に知れ渡ったことは大変名誉なことです。当時、内モンゴル放送局でもこの話題を取り上げてくださり、今でも録音テープを保存しています。

 下の写真は記事の一部です。日本の鳩が日本海を渡り、万里の長城を飛び越えて内モンゴルまで飛んできたことや、その鳩に会いに来た私の名前や住所の一部が書かれています。

 今回、まさか中国の本に私のことが掲載されてるとは知りませんでした。嬉しいやら驚きやらで胸がいっぱいです。今後も日中友好をしっかり心掛けなくてはならぬと改めて肝に銘じています。未だ内容のすべてを訳し理解してませんが、拙い中国語の知識で翻訳していこうと思います。

 ところで、以前にイギリスのレース鳩月刊誌「ビクトリアル」に三度も表紙に掲載されたことがあり、英語版のため世界57ヶ国の方々に読まれました。こう考えると日本では全く無名な私ですが、世界では私のことを知っておられる方々がいるのでしょうか。

 若き日、インドの日本人学校に勤務し、2年間滞在していたときインド人の友人も数多くいました。これが国際交流のスタートとなり、その気持ちは今でも変わってません。

 4回もこんなことが起こると英語と中国語に改めて鞭を打ちたくなるのですが、なかなか努力が伴いません。地球上の人々の98%が外国の方であることを考えると、語学をもっと頑張らねばと感じます。「レース鳩や音楽」を通じて、これからもチャンスを生かし、意義ある国際交流を深めたいです。 

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2010年2月10日 (水)

今年の梅の開花は例年より良好・・・それは訳あり

 植物を育てるうえで、努力すれば結果がついてくることは明白です。努力の第一は剪定作業です。これは樹形を整え、空気の流通を良くするためです。また、不要な枝に養分がいかないことが理由です。

 植物は種類によって直射日光を好むもの。半日陰を好むもの。水はけの良い場所を好むもの、寒さを嫌うものがあるので、それをしっかり見極めなくてはなりません。言葉を発しない植物では彼らが何を訴えてるか把握することが私たちの知恵といえるでしょう。

 一方、君子蘭など多くの観葉植物は今の時季、暖かい場所が絶対条件です。

 すべての植物に共通することは水やりが欠かせません。サボテンは乾きすぎたら与える程度にします。

 しかし、植物の生育で効果てきめんなことはその植物に適した肥料を施すことでしょう。剪定と肥料、そして水やりは植物生育のための3拍子と考えます。

 いよいよ立春を過ぎ、春は名のみの風の寒さやの早春です。私の庭では種類の異なる6本の花梅が咲き始めています。深紅の鹿児島、しだれ梅、紅白に咲き分ける思いのままなどです。

 ところが、今年の蕾は例年より大きく感じます。特に、紅梅しだれや、思いのままは蕾の多さとともに一つ一つがはち切れそうです。

 これには大きな訳があるのです。実はレース鳩の仲間である富岡市のピジョンクレージーさんは梅を加工し全国に梅肉を発送されてる方です。彼の仲間の梅の実を育てる農家の人たちはピジョンクレージーさんの鳩舎から出るレース鳩の糞をすべて持っていかれるそうで、それを根元から離れた位置に肥料として施してるとのことです。

 この話を聞いて私は今まではゴミ収集の日に出していたレース鳩の糞がもったいなく感じました。宝を捨てていた気がしたのです。そういえば、レース鳩の餌は高価で、栄養価の高い多くの種類の粒餌を食べてます。

 このことを考えると価値ある肥料であることが頷けます。ピジョンクレージーさんに伺ったことを参考に、昨年の秋から今年にかけて花梅の根元に与えました。これが功を奏してか、我が家でも例年より蕾が大きくなってることが確認できたのです。

 一般的に人間は多くのものを買い込み、多くのものを捨ててます。捨てなければ買えない実態もあります。でも、捨てる前にもう一度役に立つものがあるかも知れません。

 飛翔するためのエネルギー源として、栄養価の高い餌を食べてるレース鳩の糞は、鶏糞に比較して肥料としてかなり強いと考えられ、根元からある程度離したところに与えた方がいいでしょう。土をかぶせれば匂いもせず衛生的です。これからは梅に限らず、多くの植物に有効利用し、素晴らしい開花や結実につながることを期待してます。花梅については満開になったら再度アップいたします。

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2010年2月 6日 (土)

Centenarianに学ぶ長寿の食品

250pxelephant_near_ndutu  1、ぞうさん ぞうさん お鼻ながながいのね。

  そうよ かあさんも ながいのよ。

2、ぞうさん ぞうさん だれが好きなの

  あのね かあさんが 好きなのよ。

 作曲的には五音音階で【ファとシ】を抜いてる四七抜きです。この歌は歌いやすく、60年ほど前にできた名曲です。日本人で知らない方はいないでしょう。

 一見、象の歌ですが、内面的には、かけがえのない母を慕う気持ちがこれでもかと表現されてます。 作詞 まどみちお氏、作曲 團伊玖磨氏です。

 まどみちおさんは現役の詩人で現在100歳です。團伊玖磨さんは数年前に中国で亡くなりました。生まれた地も中国です。日本が誇る大作曲家で天皇がご成婚されたとき作曲された祝典行進曲や、毎朝流れるラジオ体操第二の音楽も彼の作品としてお馴染です。

 ところで、詩人の「まどみちお」さんが先日NHKのドキュメンタリー番組に出演なさり、私は「ぞうさん」の作詞者がご健在であることに本当に驚きました。同時に未だに創作活動されてるお姿に感銘しました。

 100歳にして小動物の生態など神秘性、日々周囲に起こる不思議なこと対して驚きを感じられるお心に敬服しました。100歳になられても日々発見の連続なのでしょう。明晰な頭脳はもちろん、身の回りのこともすべてご自身でされてます。奥様も90歳代です。

 私はこのように長寿で頭脳明晰な方をお見受けするたびに、これほどの教師はいないと感じるようになりました。3年ほど前、ブログで取り上げさせていただいた高崎市阿久津町の滝沢三四吉さんにも二度ほどお会いしました。実にユーモアのある方で、100歳にして上毛新聞「ひろば」に時々投稿されました。

 家から2キロほどなので、どうしてもお会いしたくなり、話を聞く機会に恵まれました。何と私の母と同じ学校で、しかも同級生だったのです。今は亡き母の小学生時代のことをいろいろ話してくださいました。

 ところで、テレビで紹介された「まどみちお」さんの番組の中で、私は彼の食事についてなるほどと考えさせられました。お見受けしたところ、100歳にして身体ががっしりしておられます。

 驚いたことに、何と彼は「たたみいわし」を常食としています。偶然、私も高崎駅前「どんどん」で「たたみいわし」を注文しつまみにしています。番組を見て、これはカルシュームを最高に含んだ長寿食であることが再確認できました。イワシの稚魚でいわゆる「しらす」です。稚魚であっても、骨ごと食べるのですから、骨の生成に効果があると考えられます。

 「しらす」は稚魚とはいえ、体内で骨の形成はできており、100グラム当たりのカルシウム含有量は1100ミリグラムといわれます。これにより私たちの骨は強度を増し、骨粗鬆症の予防に効果があるばかりでなく、余分な中性脂質の蓄積を抑制するとされてます。食べやすい状態での魚の骨の効用は長寿に大きいと考えられます。

 たたみいわし1枚で推定1000匹の稚魚を食べることになります。「どんどん」では注文すると2枚でてきます。ずいぶん多くの命をいただいてることになります。私は家での寂しい孤食でも近くのスーパーで毎回「たたみいわし」を購入し、ストーブの上で炙っていただいてます。

 この姿を想像されると実に哀れな姿を思い浮かべられるでしょうが、こう見えても私にはまだまだ大きな希望があるのです。今はその実現に精を出しています。また、ぞうさんの作詞者「まどみちお」さんのように、いつまでも創作意欲旺盛の人間でありたいです。

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2010年2月 4日 (木)

1票に託した自由意思が造反者として追及される

 最近、揺れに揺れてる相撲界。1日に行われた理事選の結果、とんでもないことが起きたと伝えられます。公正な無記名投票である筈が、その後、立浪一門の意に反して貴乃花親方に票を投じた安治川親方が責任を感じて協会を退職する意向を持ったと報じられました。民主主義の日本でこんな不可解なことがあっていいのでしょうか。

 大島親方が落選したことを受け、立浪一門は2日急遽、一門会の会議を開き、「造反者は誰か」を追及したとのこと。この席で安治川親方が自ら名乗り出たと報じられてます。

 一見、無記名で民主的な選挙も、これでは正に恐怖国家のようであり、相撲界にこんな旧弊があることこそ真っ先に改革すべき点といえるでしょう。

 2日の一門会では「考えが違うのなら一門を出て行くべきではないか」との話になり、親方は退職を決断したようです。しかし、3日になり文科省が相撲協会にこの件について事実関係を問い合わせるなど周囲の状況が騒がしく変化し、それを考慮してか、一門としては責任を追及しない方針に変わったとのこと。安治川親方も一夜で退職を撤回することになったと伝えられます。

 理事当選には10票が必要とされ、当初、貴乃花親方への投票が確実視されてたのは7票のみであり、当選するにはあと3票が必要で、それでも結果的に貴乃花親方は10票獲得し当選しました。当選に必要なあと3票のうち1票はこのような経過で分かってしまっても、上積みされた残る2票の投票者は決して名乗り出ないことこそ民主主義のために重要であります。

  何の選挙であっても公正性に疑義が生じるなど、日本では絶対あってはならぬことです。

 別件ですが、現役力士について、外国人力士が上位を占めてる現状で、彼らにとって異国での文化理解が極めて難しくとも、殆どの外国人力士は日本の国技の理解に努め、力士としての品格が見受けられます。外国人力士が日本に滞在して相撲道に徹したり、日本の文化、仕来たりに馴染むことは日本語の習得とともに並大抵のことではありません。

 しかし、一部には「勝って兜の緒を締めよ」から「ガッツポーズ」へと、相撲道における「抑制の美学」が崩れてる感が免れません。

 ところで、相撲協会にまたもや追い打ちをかけるかのごとく、横綱「朝青龍」が突如引退しました。巡業を休んでモンゴルでサッカーに興じてたことの発覚以来、先場所は優勝し、やっと立ち直ったかに見えたのに、日本の大相撲に対する敬意の欠如や「横綱としての自覚」、そして監督責任が空回りしてたようです。

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2010年2月 2日 (火)

レース鳩交配前に巣房の床をすべてスノコに改造

 レース鳩を飼育することは日々の仕事として二つの面があります。一つは鳩レースそのもの。そして、もう一つは種鳩を交配し、卵を産卵させ雛を育てることです。前者を競翔(きょうしょう)といい、後者を作出といいます。競馬と鳩レースの楽しみの違いは、鳩レースでは自分の鳩舎で雛を誕生させることから始まります。

 多くの鳩舎では立春過ぎ頃から雛をひくために交配します。交配は配合ともいい、一つの巣房に雄と雌を入れて番にすることです。

 どの雄とどの雌を交配させるかは飼育者の考えに依ります。残念ながらレース鳩は恋愛はしても恋愛結婚はありません。すべて見合いで、この場合、もし気に入らなくても不承不承一緒にならなくてはなりません。でも諦めて見掛け上、仲良くなります。

 交配期間は2月から6月頃までの約半年間なので、また来年、運が良ければ意中の鳩と結婚できる可能性はなくはありません。

 なぜ、飼育者の考えで交配するかですが、オス鳩にある特質(例えば短距離が速いとか、長距離が速いとか)が備わっていると、その特質が再現できるようなメス鳩を選定し、優秀な雛が生まれるであろうと期待し、ある意味で懸けにより配合するのです。

 レース鳩は競走馬と同じで血統が重んじられます。生まれる雛が将来、類稀な成績を獲得するには、両親や先祖代々の成績が卓越してることが基本で、それにより優秀な雛の誕生が期待できるからです。でも、優秀な雛の誕生は100羽に1羽くらいの確率と言われます。長いことレース鳩を飼育していても、このような鳩が生涯に10羽誕生すれば最高でしょう。

 それは何千羽、何百羽の中で優勝するのはたった1羽だからです。

 今春、私は15ペアーを交配する予定です。一度に2個の卵を産卵するので3月中旬には30羽の雛が誕生する筈ですが、実際には25~28羽ほどです。雛が生まれてから25日ほどすると親鳩は次の産卵に入り、やはり2個の卵を産みます。このように3回ほど産みますと当舎では予定した80羽ほどのレース鳩が誕生し、選手鳩鳩舎内は元気な若鳩でいっぱいになります。しかし、元気な鳩に成長するには餌の吟味はもちろん、飼育者が鳩の生活環境を工夫してやらなければなりません。

 ところで、今春交配するペアーを未だすべて決定してません。決定してるのは当舎代表種鳩だけです。オランダ生まれ・プロンク鳩舎作スチール号(1022キロ5796羽中総合優勝、系統はフォルケンス×カイパーズ)♂と、この交配鳩は現在日本では稀なオランダ生まれ・サム・デ・ヨング鳩舎作出鳩♀です。フォルケンス系は多くがサム・デ・ヨング系から来ていると考えられ内心期待してます。この2羽は岐阜県在住のFragrant Mountain氏が直々にオランダで入手されたものです。今後は当舎で子孫を残すことになりました。

 ところで本題ですが、全巣房の中にご覧のスノコを敷くことを考え、本日15個を作製しました。スノコと床の間は1センチ5ミリの隙間があります。生まれた雛が23日ほどで床に降り生活するので、湿った冷たい糞を踏んだまま四六時中生活することになります。そのような状態では足が冷え、また不健康極まりなく、成長にとって害はあっても益はないでしょう。

 これは長野県の強豪・浅間山鳩舎さんに教えていただいたことで心より感謝です。早速、実行の運びとなりました。これにより成長期の健康度が改善され将来を期待してます。 

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