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2010年2月10日 (水)

今年の梅の開花は例年より良好・・・それは訳あり

 植物を育てるうえで、努力すれば結果がついてくることは明白です。努力の第一は剪定作業です。これは樹形を整え、空気の流通を良くするためです。また、不要な枝に養分がいかないことが理由です。

 植物は種類によって直射日光を好むもの。半日陰を好むもの。水はけの良い場所を好むもの、寒さを嫌うものがあるので、それをしっかり見極めなくてはなりません。言葉を発しない植物では彼らが何を訴えてるか把握することが私たちの知恵といえるでしょう。

 一方、君子蘭など多くの観葉植物は今の時季、暖かい場所が絶対条件です。

 すべての植物に共通することは水やりが欠かせません。サボテンは乾きすぎたら与える程度にします。

 しかし、植物の生育で効果てきめんなことはその植物に適した肥料を施すことでしょう。剪定と肥料、そして水やりは植物生育のための3拍子と考えます。

 いよいよ立春を過ぎ、春は名のみの風の寒さやの早春です。私の庭では種類の異なる6本の花梅が咲き始めています。深紅の鹿児島、しだれ梅、紅白に咲き分ける思いのままなどです。

 ところが、今年の蕾は例年より大きく感じます。特に、紅梅しだれや、思いのままは蕾の多さとともに一つ一つがはち切れそうです。

 これには大きな訳があるのです。実はレース鳩の仲間である富岡市のピジョンクレージーさんは梅を加工し全国に梅肉を発送されてる方です。彼の仲間の梅の実を育てる農家の人たちはピジョンクレージーさんの鳩舎から出るレース鳩の糞をすべて持っていかれるそうで、それを根元から離れた位置に肥料として施してるとのことです。

 この話を聞いて私は今まではゴミ収集の日に出していたレース鳩の糞がもったいなく感じました。宝を捨てていた気がしたのです。そういえば、レース鳩の餌は高価で、栄養価の高い多くの種類の粒餌を食べてます。

 このことを考えると価値ある肥料であることが頷けます。ピジョンクレージーさんに伺ったことを参考に、昨年の秋から今年にかけて花梅の根元に与えました。これが功を奏してか、我が家でも例年より蕾が大きくなってることが確認できたのです。

 一般的に人間は多くのものを買い込み、多くのものを捨ててます。捨てなければ買えない実態もあります。でも、捨てる前にもう一度役に立つものがあるかも知れません。

 飛翔するためのエネルギー源として、栄養価の高い餌を食べてるレース鳩の糞は、鶏糞に比較して肥料としてかなり強いと考えられ、根元からある程度離したところに与えた方がいいでしょう。土をかぶせれば匂いもせず衛生的です。これからは梅に限らず、多くの植物に有効利用し、素晴らしい開花や結実につながることを期待してます。花梅については満開になったら再度アップいたします。

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