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2010年2月 2日 (火)

レース鳩交配前に巣房の床をすべてスノコに改造

 レース鳩を飼育することは日々の仕事として二つの面があります。一つは鳩レースそのもの。そして、もう一つは種鳩を交配し、卵を産卵させ雛を育てることです。前者を競翔(きょうしょう)といい、後者を作出といいます。競馬と鳩レースの楽しみの違いは、鳩レースでは自分の鳩舎で雛を誕生させることから始まります。

 多くの鳩舎では立春過ぎ頃から雛をひくために交配します。交配は配合ともいい、一つの巣房に雄と雌を入れて番にすることです。

 どの雄とどの雌を交配させるかは飼育者の考えに依ります。残念ながらレース鳩は恋愛はしても恋愛結婚はありません。すべて見合いで、この場合、もし気に入らなくても不承不承一緒にならなくてはなりません。でも諦めて見掛け上、仲良くなります。

 交配期間は2月から6月頃までの約半年間なので、また来年、運が良ければ意中の鳩と結婚できる可能性はなくはありません。

 なぜ、飼育者の考えで交配するかですが、オス鳩にある特質(例えば短距離が速いとか、長距離が速いとか)が備わっていると、その特質が再現できるようなメス鳩を選定し、優秀な雛が生まれるであろうと期待し、ある意味で懸けにより配合するのです。

 レース鳩は競走馬と同じで血統が重んじられます。生まれる雛が将来、類稀な成績を獲得するには、両親や先祖代々の成績が卓越してることが基本で、それにより優秀な雛の誕生が期待できるからです。でも、優秀な雛の誕生は100羽に1羽くらいの確率と言われます。長いことレース鳩を飼育していても、このような鳩が生涯に10羽誕生すれば最高でしょう。

 それは何千羽、何百羽の中で優勝するのはたった1羽だからです。

 今春、私は15ペアーを交配する予定です。一度に2個の卵を産卵するので3月中旬には30羽の雛が誕生する筈ですが、実際には25~28羽ほどです。雛が生まれてから25日ほどすると親鳩は次の産卵に入り、やはり2個の卵を産みます。このように3回ほど産みますと当舎では予定した80羽ほどのレース鳩が誕生し、選手鳩鳩舎内は元気な若鳩でいっぱいになります。しかし、元気な鳩に成長するには餌の吟味はもちろん、飼育者が鳩の生活環境を工夫してやらなければなりません。

 ところで、今春交配するペアーを未だすべて決定してません。決定してるのは当舎代表種鳩だけです。オランダ生まれ・プロンク鳩舎作スチール号(1022キロ5796羽中総合優勝、系統はフォルケンス×カイパーズ)♂と、この交配鳩は現在日本では稀なオランダ生まれ・サム・デ・ヨング鳩舎作出鳩♀です。フォルケンス系は多くがサム・デ・ヨング系から来ていると考えられ内心期待してます。この2羽は岐阜県在住のFragrant Mountain氏が直々にオランダで入手されたものです。今後は当舎で子孫を残すことになりました。

 ところで本題ですが、全巣房の中にご覧のスノコを敷くことを考え、本日15個を作製しました。スノコと床の間は1センチ5ミリの隙間があります。生まれた雛が23日ほどで床に降り生活するので、湿った冷たい糞を踏んだまま四六時中生活することになります。そのような状態では足が冷え、また不健康極まりなく、成長にとって害はあっても益はないでしょう。

 これは長野県の強豪・浅間山鳩舎さんに教えていただいたことで心より感謝です。早速、実行の運びとなりました。これにより成長期の健康度が改善され将来を期待してます。 

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