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2010年3月10日 (水)

鳩舎の看板をSam de Jong系鳩舎に

 抱卵しているペアーのオスは北部オランダ・プロンク鳩舎作翔による「スチール号」です。この鳩の父はニコ・フォルケンス作で、その先祖はサム・デ・ヨング系です。右の配合メス鳩はサム・デ・ヨング鳩舎作出鳩です。2羽とも岐阜県・香山鳩舎から導入した鳩で、今後、当舎で作出に専念します。

 「スチール号」はフランス・モントバーン~北部オランダ1022キロ5796羽中総合優勝という当舎にとってはレベルの高過ぎる翔歴を持ってます。ですから、子孫に優秀な血統が伝えられるかは私の責任と言えます。

 昨秋、第一歩として血統的に合う配合メスを探していたところ、香山鳩舎にサム・デ・ヨング鳩舎作出鳩♀が1羽いることが分かり、往復800キロ車で飛ばし、早速導入の運びとなりました。

 当舎にはこの他、香山氏作サム・デ・ヨング系のオス鳩が1羽います。モントバーン944キロ5711羽中総合優勝、及びボルドー954キロ10033羽中総合44位という成績をいずれも若鳩で成し遂げたその名も「スーパーイヤリング号」(ニコ・フォルケンス作翔)という鳩の直仔です。(写真)

 この鳩は長めの主翼を持ち姿勢がよく感じられます。この鳩と前述のサム・デ・ヨング鳩舎作出鳩♀との交配も考えられます。

 これからはこの3羽を軸に、上記のペアーにより生まれた直仔たちを上手く交配し、厳格に性能検定しつつ、この血統を大切に育てていくことにしました。

 ですから、サム・デ・ヨング系で北海道から帰すという、これからのレース鳩人生において遠大な目標ができました。このためには目先のレース結果にのみ惑わされず、レース鳩作出に対して次第に目標に高めていく粘り強い姿勢が求められます。

 実はレース鳩を飼育することは日々の舎外運動において、近隣の方々の理解が必要になります。特に夏から秋にかけて羽数が増えるため、飼育者は早朝に起床し、近隣の家々が起きる頃には舎外を終了する努力が必要です。今の時季は数が少ないので、レースのためにも1日2回の舎外をしてます。

 こんなことから今までも近隣の理解を得るため看板を掲げ、何を目的にレース鳩を飼育してるかを近所の皆さんに示しています。今までの看板はすでに8年ほど経過したので、ここで気分一新し、サム・デ・ヨング系を飼育し長距離からの帰還をめざす看板の作製を予定してます。作るには予算もいることなので経済がもう少し回復したら取りかかります。

 今度は英語版を考えてます。というのはイギリスのレース鳩月刊誌「ビクトリアル」の表紙に掲載されたときの英文を引用するつもりです。下記は案です。

"Return on the day from the northernmost place in our nation by the strain of Sam de Jong in Netherlands."

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