天候不順で放鳩を断念、室蘭から持帰るレース鳩
11日に持寄られ北海道・室蘭で約5日間待機してた700Kグランプリレース参加のレース鳩たちは、ついに放鳩のチャンスに恵まれず、これ以上コンテナ内に入れたままにできないので持ち帰ることになりました。このため、18日(日)午前中に栃木県・佐野市付近で放されることになりました。
季節外れの雪は降るし、アイスランドで火山の大噴火は起こるし、ここ連日の寒さに震える日本列島も一体どうしたのでしょう。この寒さで打撃を被り深刻なのは野菜作りの農家です。今の時季、開花の終わった梅は小さな実が付き始めてる頃で、雪が降ったら萎びてしまい収穫に大きなマイナスとなります。この他、寒さにより多くの野菜が収穫にダメージを受けてます。
【以下の文章は16日に書いたものです。】
今夜から明日未明にかけて関東一円に降雪が予想されており、群馬県に住む私は咲き始めたチューリップの植木鉢と君子蘭を共に玄関内に避難させました。
冬の期間、室内で開花を楽しめた君子蘭はすでに咲き終わり、数日前に戸外に出して自然に触れさせていましたが、予想外の低温で今晩からの降雪予想を考慮し、6鉢を室内に入れました。しかし、イギリスのレース鳩月刊誌「ビクトリアル」の表紙で世界に紹介され、すでに咲き始めている大きな「しだれ桃」は寒さをじっと我慢でしょう。
本日4月16日は旧暦では3月3日となり「ひな祭り」です。「桃の節句」と昔の人が言ったように花桃は本日を中心に開花し、優しい色彩と姿は人々を和ましてくれます。この日は毎年必ず大安です。
実はこの「しだれ桃」の後ろにあるグリーンの建物がレース鳩の家です。一般的には鳩舎といい、外国では昔から天井裏で飼育していた名残でLOFTといいます。このため、このブログのタイトルはPersimmon Marsh Loftとなってます。
実はこの鳩舎は現在3羽のレース鳩の帰りを待ってるのです。1年前ここで生を受けた鳩が今、北海道・室蘭で待機しているのです。14日(水)に放される予定でしたが、天候不順により放鳩が延期され、放される時を待ってるのです。悪天候で放したら道(空)に迷って帰れません。群馬よりずっと寒い室蘭でトラックに積まれたまま過ごしており、すでに5日間もコンテナ内にいます。餌と水は係りの人によって与えられてます。
明日17日にチャンス到来と期待しても、気圧配置上はまだ無理かもしれません。18日(日)なら回復の兆しですが、日本列島は南北に長いので室蘭~高崎間700キロを海越え山越えは、必ずしもすべての飛翔コースが晴れてるわけにはいかないでしょう。
それでも、放鳩の専門家が立ち会ってるので、これらのプロにお任せし、飼い主である私はひたすら鳩の帰りを待つだけです。調子のよいレース鳩は朝放されれば当日の夕刻に到着するので、本来の帰巣本能と訓練による成果により、しだれ桃の花咲く緑の鳩舎Persimmon Marsh Loftに帰還してほしいものです。
昔のことですが、700キロレースでは高崎市、安中市、富岡市、藤岡市などで成り立つ上州連合会で当舎は2年連続優勝したことがあり、私にとっては力を入れてるレースです。天候が回復し、素晴らしい飛翔を願うばかりです。
写真は日本の品種でアズマシャクナゲです。蕾の上に雪が降ったら可哀そうですが、山では厳しい自然を何万年も繰り返し、種が保存されたのですから「案ずるより産むがやすし」と思います。関東でこの時期の雪は41年ぶりとのことで、私は知りません。生まれてなかったのではありません。暑いインドにいたのです。
【追伸:情報によると700Kグランプリは飛ばすことができず持ち帰りのようです。・・・17日、記す。】
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