旧灌仏は毎年必ず大安・・・2010年は小満と一致
【オリエンタルゴールド・・・芍薬と牡丹の掛け合わせ】拡大してご覧下さい。
今日は二十四節季の一つ「小満」です。太陽黄経は春分の0度から60°移動しました。地球は赤道付近で秒速約462m(日本付近では秒速約400m)というスピードで自転しながら、太陽からの平均距離1憶5000万Km離れた公転軌道上の約9億4千万Km(1天文単位×2×3.1415)の1周の距離を公転してます。公転の速さは秒速約30Km。本日の小満の瞬間は12時34分と計算されてます。
これを考えると私たちは何もしないで、ごろ寝してても想像を絶するスピードで動いてる宇宙船・地球号に乗り、他の天体という景色の移り変わりを四季を通じて眺められます。他の天体からでは不可能である地球独自の星座の動きや月の満ち欠け、また太陽と地球の距離(1天文単位)が丁度良いことから月食日食を体験できるのです。
不思議にも地球は23時間56分4秒で1回転し、あと3分56秒余計に回り込んで一日とし、同時に楕円軌道上を前述のスピードで公転しています。お陰で地球人は1日ぴったり24時間というリズムある生活が送れ何と有難いことでしょう。
しかも、地軸が約23度26分傾いてるお陰で、昼と夜の長さが短くなったり長くなったり、そして四季が起こり、その過程の中で本日の小満を迎えました。北半球ではこれから芒種(75°)を経過し、次の夏至(90°)に向かって行きます。小満からいよいよ新緑みなぎる野山は素晴らしい季節になります。本日は尾瀬の山開きです。
「小満」とは文字通り少し満足ということで農家の人たちの気持ちに由来してるようです。それは秋に蒔いた麦の穂がつく頃で、収穫は生死にかかわる問題であることから麦が実ると「ホッと一安心」したのでしょう。昔から私たちの祖先は小満を迎え、次から次へと農産物の収穫の期待に胸膨らませていたと考えられます。
ところで、本日は旧暦4月8日に当たることから釈迦の誕生日である旧灌仏(かんぶつ)の日です。この日は釈迦の像に水や甘茶を注ぎかける仏教の習わしです。私の住む倉賀野町にも薬師如来があり、このような習わしが続いていますが、明治初期から新暦の4月8日に変更になりました。
不思議なことですが、釈迦の誕生日(旧暦4月8日)は毎年大安です。旧暦では4月1日が仏滅から始まる慣習で、続いて大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅の順で8日は大安です。このため旧灌仏は毎年大安と決まっています。このようなことは1年の中にたくさんあり、旧暦のひな祭り3月3日は必ず大安で、中秋の名月は毎年必ず仏滅と決まってます。今年の十五夜は新暦9月22日です。
小満を過ぎ、これからの季節は私たちも健康維持に野山に出かけましょう。メタボ解消。血圧安定。食欲増進です。新鮮な空気を胸いっぱい吸い込み、緑溢れる自然に身を委ねましょう。
森の中を歩くにはアメリカンウォーキングが断然いいと考えるようになりました。これは左右の肘を必ず90度に曲げて歩きます。不思議なことですが、腕が前後によく振れるようになり、両肩がよく動くことが分かります。この歩き方は上半身の血流が断然違います。着地は踵からです。踵で着地すると身体全体に振動が伝わり、骨に負荷がかかり骨粗鬆症に効果があるでしょう。前方を直視し、背中の筋肉を意識して歩くと、いろいろ考えが浮かび、脳の活性化につながると考えられます。
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