楽しい築山づくりで暫くぶりに肉体労働
中央の黒く太い樹木がしだれ桃です。高過ぎて枝ぶりは写ってません。今まさに自分のすべてを表現するかのごとく開花してるのが大輪の西洋シャクナゲです。咲き始め当初のピンクから少し色あせてきました。それでも庭に入って鑑賞される方々を2週間ほど楽しませ、それが私も嬉しかったです。
ご覧の通り、庭から50㎝ほどで中央は1mのほどの築山に植えてあり、水はけは良いです。ここは玄関への通り道で、開花を見るにはいい所です。
当初、遊びで作った小さな築山ですが、次第に大きくなりました。昨日から築山の面積をいっそう広げようと石垣を新たに積み直しました。機械はなく、これは本格的な肉体労働です。すべて一人でやりました。
平素ピアノを弾く私が軍手をはめて数多くの重い石を積み上げる姿を想像してください。繊細な指(?)と強靭な腕(?)を併せ持ってるかのごとくです。仕事で指を怪我しませんでした。日々鳩舎内を改造したりで大工仕事もこなします。
人間とは他の動物と異なり、いろいろやるから楽しいのでしょう。腰を痛めないよう作業方法に頭を使ったり、美的なバランス面を遠くから眺めては修正し、そこに創意工夫が生まれます。五月晴れの日に汗水垂らし肉体的に疲れても、完成が近づくとワクワクしてくるものです。何事も今までから変化すると脳の活性化にもいいように感じます。
今回、榛名山の黒土を4トン車で1杯購入し、築山まで20mほどを一輪車で50回くらい黙々と運びました。石垣を外に広げた分、中に入れる黒土が必要です。築山は一段と高くなり、面積が広がり、ますます庭いじりが楽しみです。
築山がほぼ完成してから、前橋農協花木センターへ行き、記念に薄紅色のカルミアを購入しました。まだ殆ど蕾ですが、開花は間近です。ここは日当たりと水はけが良く、毎年この時季が楽しみです。白いカルミアは別のところに植えてあり、これで紅白揃いました。
築山は人工的であっても、自然の姿を表現してるようで眺めると楽しいです。子供の頃、どなたでも砂で山を作って遊びましたが、時代を越え大人になっても山を作ることは楽しいものです。築山を一つの大きなキャンパスと捉え、季節ごとに変化する植物の色彩を目線で感じたいです。
築山の高いところは池のように水が貯められます。鳩舎の屋根からの雨水や、ポンプで汲み上げた井戸水が築山じゅうに浸みこむ仕掛けです。
また、こんな小さな山でも登ると自然の中に入った感じがして、山が好きな私はこれからも本当の山からヒントを得て自然に近い築山にしたいです。
肉体労働したとあとの一杯は身体にしみ、心も充実します。もちろん、お酒は吉乃川です。これからも肉体を鍛え創意工夫する生活を実践していきたい。
| 固定リンク
「花木」カテゴリの記事
- 心身を 青年の樹に 肖りたい(2021.10.24)
- 今でも咲いてるハイビスカス・・化成肥料の効果か(2020.09.30)
- 暗いニュースの中、西洋シャクナゲは豪華に咲く(2020.03.29)
- インドの火炎樹を彷彿させるサルスベリ(2019.07.29)
- 生き返った ハイビスカスが もうすぐ開花(2019.07.10)
コメント