広大なキャベツ畑に囲まれた「愛妻の丘」を訪ねる
いつかは訪ね、ご利益を頂戴したいと思っていた群馬県嬬恋村(つまごいむら)にある「愛妻の丘」へAudi TTを走らせました。そこは南に活火山・浅間山、北に四阿山(あずまやさん)の雄姿を臨み、広大な高原に広がる生産量日本一のキャベツ畑のまん真ん中です。(写真はクリックし拡大してください。)
ここで生産されたキャベツは首都圏をはじめ日本中に流通され、皆様の食卓に並ぶキャベツの生まれ故郷と言えるでしょう。高原台地のため温度や風の具合が生育に適していると考えられます。
この他、ここ嬬恋村はスケートで有名です。著名なオリンピック選手をたくさん排出している村でもあります。また、天明3年、浅間山大噴火では鎌原(かんばら)地区の集落すべてが埋没し、多大の犠牲がありました。現在でもほとんどは埋まったままで、日本のポンペイと言われます。
「愛妻の丘」は名所となって間もないことから、愛車Audi TT Quattroのナビに掲載されておらず、国道144号線にも案内標識が見当たらず分かり難くいです。村の方に尋ねやっと場所が分かりました。国道144号線の群馬県から長野県境・鳥居峠の手前5Kほどを右に入り3Kほどです。愛とは見つけることが難しいということでしょうか。
やっと見つかった「愛妻の丘」に着いたとき、一組のカップルがいましたが、中年の方で一見したところ、それほど情熱的には拝見できませんでした。でも、ふたりがそれを脱皮するためにも「愛妻の丘」はあるのだと感じました。
私は小高い「愛妻の丘」(写真上)に登りました。ご覧のように中規模の古墳のような形をしてます。この上は広場があり、一角には、恋人や妻に向かって普段言えなかった「愛の言葉」を叫ぶステージができてます。叫けぶ前後に鳴らす釣り鐘もあります。
このステージでは、心から好きな人に向かって、例えば・・・・さん「大好きだ~。」「いつまでも大切にするから僕と結婚してくれ~。」 また、既婚者は「お母さん、毎日有難う。心から愛してるよ~」など、平素、照れくさくて言えない言葉を、この時ばかり嬬恋の大自然の中で彼女に大声で叫ぶのです。
いっしょに行った彼女が「は~い。」と返事をしてくれれば、ふたりにとって、生涯忘れえぬ「愛の誓」のスポットになること間違いありません。
残念ながら、本日私は一人で訪れましたが、近未来には私なりの愛情表現を誰にも負けない大声で叫ぶぞ、と心に誓いました。
それにしても「愛妻の丘」を訪ね、群馬県にはまだまだ知られてない素敵な場所があることを再認識しました。
男と女は昔から深い愛の絆を求め、それによって、人生の難関を渡り歩くことができた人もいるでしょう。「この人に巡り逢えて我が人生に悔いなし」と感じて日々生きられたら、これ以上の幸福はないかもしれない。 そんな日が来るだろうか。
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